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新人社労士ヒナコ
社労士事務所のお客は会社の方なので働く人に肩入ればかりはできないもどかしさを感じる
ヒナコは正社員になれない中派遣で働きながら国家資格の社労士をとったのだ
いまの息苦しい働きかたをがまんしている多くの人々を描いている
知ってるようで知らないことが分かるのは興味深いし読みやすい
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❇︎
以下、6作の短編
五度目の春のヒヨコ
綿菓子とネクタイ
カナリアは唄う
飾りより、灯りより
空に星はなく
握りたい手は
卒業時に内定が獲得できず、派遣社員として
働く雛子は派遣先であらぬ疑いをかけられ、
続くはずだった契約の終了を告げられた。
自分が守られることのない立場だと痛感して
悲しく悔しい思いを痛感する。
雛子は職を勝ち取り、自分自身を守るために、
切り捨てられない武器を身に付けようと
一念発起して社労士を目指し、必死に勉強して
社労士の資格を得、やまだ社労士事務所で
資格を武器に働き始める。
とは言っても、社労士としては全くの新人。
ヒヨコの雛子の奮闘の日々の物語。
社会で働いていくための参考になる法律や
制度が分かりやすく物語になっていて、
とても勉強になりました。
法律は知ってるか否かで、労働者視点でも
雇用側の視点でも、自分自身を守れるかどうか
変わってくるため、少しでも知れてよかったです。
ヒヨコと雛子の今後の成長を楽しみながら
期待してます。
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新米社労士のお話。
主人公があまり好きになれなかった…
ちょっとお節介過ぎでは?と。
ただ、仕事してく中での人間関係の面倒臭さはリアルだなと思い、そこは同情。
続編もあるようなので、本屋で見つけたら多分読むと思う。
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労働者の視点から考えがちな問題を、会社サイドから落とし所を見つけて解決していこうとする。最終的には顧客である会社が決めることではあり、ほろ苦い話もあるが、めげずに取り組むヒナコが印象的。
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26歳、新米社労士 朝倉雛子の物語。労務関係の問題解決に奮闘する姿は、新米と言えどもプロフェッショナル。
社労士さんって実際どんなふうに仕事をされているのだろうと、ぼんやりと思っていた。この小説を読むと、その姿が浮かび上がってくる。また、労働関係の法律など今まで知らなかった情報にもふれることができて有益だった。
雛子が社労士になる以前、契約社員だったころの話は理不尽で、実際の契約社員はこのような形でしか評価されないのだろうかと切なさと腹立たしさを感じずにはいられない。
続編もあるので、ぜひ読みたい。
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正直あまり主人公のキャラクターは好きになれない。
一言多いしお節介だし、読んでいてヒヤヒヤしました。
ストーリーは面白かったです。
社労士の立ち位置って難しいなと感じました。
雇用者側でもなく労働者側でもなく、会社側。
雇用者側のアドバイザー的立ち位置?
契約してもらわないと社労士は食べていけないので、法律的にダメなところも手が出せない時があるんですね。
それは良くないことだと思うけど、現実的に起こっているからこそ小説内でそういう状況が書かれているんでしょうね。
リアルな作品で考えさせられました。
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軽めな印象と異なり胸にドズンとくるエピソードだらけで、読んでてしんどくなることもしばしば...。
白黒決着がつくんじゃなくてグレーなまま終わるのも何とも
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65点:「派遣でしょ。ずっといるわけじゃない」
社労士はふつう主役にはなりにくい。会社対労働者の構図を作ったらふつう主役は労働者側で社労士は会社の手先ポジションになっちゃうから。ただ当たり前だけど労働者も一枚岩じゃなくて、正社員、派遣、パート、アルバイトと契約が分かれてるが故に弱い立場の人を軽くみることが多々あり(自覚してなく悪気があるわけでもないから厄介)その狭間に社労士の良心が輝く場がある。会社員は読むべき。
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社労士としての成功も失敗もリアルに書かれているので、読後の爽快感はあまりない。しかし、自分が社労士としての立場でクライアントの現場で悩んでいるかのような臨場感を味合うことができる。
米澤穂信が好きな人向けの本。
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社労士をテーマのお仕事小説に興味を持って。
本屋さんになかったので、3作目を読んでからの一作目。
お仕事や会社の課題にはなるほどなあと思う部分はありつつ、ひなこさんの強引さにちょっと引いてしまう部分があった。
三作目では感じなかったし、ここが新人っぽさと考えるとめっちゃ良く寝られてるなあと感じた。
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社労士の仕事も良く知らなかったし、労働保険、退職、年次有給、産休育休、非正規雇用、労災、裁量労働制などなど、知らないことも多く、なかなか勉強になった。
社労士は、雛子のように、誰に対しても毅然としていないとできない仕事なのだと思う。
そして、雛子の言うことは正論。個人的には、嫌いじゃないけど、でも正論すぎてそれを煩がる人がいることも、それだけじゃ世の中回らないこともわかる。
派遣社員時代のエピソードもそれを物語っていて、バランスって大事だな、と。
全てがちゃんちゃんと丸く収まらないところもリアリティがあって、スイスイ読めた。
続編も手にしたいと思う。
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通勤電車で読むのにちょうどいいくらいの軽さ。ミステリーの要素があり飽きない。シリーズ二作目の方が評価が高く、個人的にも二作目の方がさらに好き。シリーズで読んで損はないと思う。
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社労士受けようかと思って早十数年。雛子のように派遣や非正規で労務の仕事をしている私にはとても興味深いお話でした。今年の試験、今から間に合うかしら。
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自分に関係してることなのに、
あまりにも知らないことが多くて驚いた。
やりがいとか、誰かのためで搾取されがちな世の中だから
自分の身は自分で守らねば、、笑
働く人の権利や時間とか
なんか色々考えちゃった。
一章一章が短めなのと、
登場人物もまた変わるので読みやすかった。
寝る前のちょっとした読書にいい感じ。
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社労士としての立場の線引きが難しい。クライアントだけど、ダメなことはダメと伝えるひなこはすごい。ただそのおかげで理不尽な目にあいがち。最後はほっとした。