紙の本
三部作がちょうどよい
2020/01/27 07:06
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投稿者:kobugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
読了後、もっと読みたい、ダンテとコロンバを見ていたい、そう思いつつも、シリーズものとしては適正な分量だ、と。長く続くとマンネリは否めないし、矛盾も生じる。甚だしい場合は亡くなった人物が、実は生きていた、という設定もあり、失望感が。テデスコも含め、それぞれの人物が思惑はあるものの、独自の美学(?)、ルールを己に課しているところもよかった。
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「パードレは、そこにいる」
「死の天使ギルティネ」と続く三部作の完結編
下巻!!ここ最近での一番のおすすめ本
失踪人探しのスペシャリストであり、自身も誘拐、監禁事件の被害者であるダンテと、とある事件で(心身共に)傷を負った破天荒警官のコロンバのコンビが、昔ダンテを誘拐した男「パードレ」を追うシリーズ
原本が出て、いつ翻訳されるのか待ちに待っていたものの、いざ発売されたら嬉しくて大事に読もうと全二作を読み返した。(なんか照れて、発売日に買わなかった…という奇行)
海外ドラマでは、たいがい一話完結の話をこなしつつ、ラストの方で主人公が対峙しなくてはならない一番のテーマや宿敵に挑む話を持ってくるが、ダンテとコロンバの場合はいきなり宿敵と闘い続ける構成だった。
ダイナミックにツイストをかけてくるのも最高
続編があるなら…と思ったけどこれで完結してるのが良い。
上にも書いたが、主人公達が、この敵、この動機で最後まで戦いきったのが良かった。
二人とも幸せになってくれ…
翻訳者さんありがとう…
追記:海外のポップカルチャーや、日本を意識した要素を入れてくれるのは嬉しいが(「ぐでたま」はシリアスな場面なのにちょっと笑ってしまった。)
メタルギアソリッドの作者と交友関係があるのも知ってたので、まぁ…サービスかな?とか、…ちょっと多かった気もする。
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パードレはもういない(下)
(ハヤカワ・ミステリ文庫)
(早川書房)
著作者:サンドローネ・ダツィエーリ
1964年イタリアのクレモナ生まれ。様々な職を経て1990年にデビュー長篇を発表、映画化もされたノワールの小説。ゴリラシリーズで人気となったがテレビドラマや映画の脚本家としても活躍している。2014年に発売したサスペンスである「パードレはもういない」は英米をはじめ20超える国で発刊された。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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終わったー!!
パードレがついに完結んんんん!
長かったよ〜三部作長かったよ〜
ダンテくんもコロンバも相変わらずで、そして少しばかり進歩していてよかった。
少し前作から時間が空いて忘れてる部分もあったから後でギルティネも読み返そうかな。
そしてなんだかレオくんが可愛そうだったな。
『パードレ』は第一作で死んだにも関わらずこうしてラストまでその存在でダンテやコロンバだけでなく読者をも恐怖におとしいれる。その悪は、殺しても捕まえても破壊しても次から次へと形を変えて、やってくる。
それはまるで現実世界への風刺のような。
二人の物語はこれで終わりだけれど、ダンテくんとコロンバがあーだこーだ言いながらコーヒー飲んで笑う日が続きますように。
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終わった…ふたりの長い戦いがやっと…
たくさんの犠牲が本当辛くて…コロンバはどんな気持ちなのかと思うとなんかもう、抱きしめたくなる。
そしてダンテ含め全員が、パードレによって、あの場所によってたくさんのものを失い狂わされたんだなぁ。なんてやるせないんだろう。
三部作、最後まで読めてよかった。
ルーポ!お前本当もう!!
これからは、穏やかに、美味しいコーヒーとともに過ごすふたりでいてほしい。
ふたりの関係はめちゃくちゃかわいかった…なんなのもうふたりともかわええ。そこだけが癒し…。
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ものすごい展開、それに阿鼻叫喚の現場の連続。おぞましさMAXです。これは絶対映像化できないですね。後半に行くほどのめりこめました。これでもかと出てくる事実に驚かされっぱなしでした。ダンテとコロンバの安寧を祈るばかりです。
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いやぁ。そうなりますか。
なかなか受け入れられない。
『パードレはそこにいる』を凌ぐ、ストーリーの変転。
壮絶な戦い。
コロンバは、傷つき、多くを失った戦いの後に、何を得たのだろう。。。
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三部作読了。三作全てが繋がっている。一作目も二作目も最後の最後に盛大な「ビックリ」が用意されていて、六冊揃えて一気読みしたかったと思わせる。フランク・ザッパ、セックス・ピストルズ、メタルギア・ソリッドにゲーム・オブ・スローンズと、随所にロックの歌詞やら映画のセリフやらを挟んで来るんだけど、それが一々ツボにハマる。作者なかなかのヲタなのでは…。作者後書き読んで驚愕するんだけどこの信じられないような壮大かつ陰惨な設定が全て"現実に起きた事件からインスピレーションを受けた"らしい。世の中狂ってる…!何となく予測はできたけど、ハリウッド大作みたいに事件がスッキリ解決したりご都合主義ぽくいい感じには終わらないところもリアル。このコンビの作品をまだまだ読みたいけど、続きはもう書かないのかな。
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図書館で。
3部作最終巻。個人的には今回のオチはええ~?ソレでつじつま合うかなぁと首を傾げる感じ。ちゃんと読み直してないけど、彼にそんな色々な裏工作が出来たんだろうか?ふっしぎ~
後は事件がデカくなりすぎる。トラック運転手は何をどうそそのかされたらあんな大惨事を起こそうと決意出来るんだろう。その辺りも不思議。
個人が微力ながらも組織的な強大な悪に立ち向かうってのはわかるけど…結局最終的には個人?って感じになっちゃってるし。弟がもう少し頑張るかと思ったらそうでもなかったし。とはいえ色々と本当にあった怖い事実も絡めているのが、荒唐無稽なフィクションで終わらせられない一番の恐怖かもしれない。ロボトミー手術を発見した人がノーベル賞取ったってのは前に何かで読んだなぁなんて思い出しました。
シリーズとしては結構先が読めずにハラハラ読みました。二人の展開もウェットにもベタ甘にもならずにちょうどいい感じなのかも。シリーズとしては面白かったけど、この本だけだと…というのでこの評価です。
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(上巻より)
個人的には、
前作、前々作を読んでから時間が経ってしまい、
細かい内容を覚えていなかったのが残念。
これから読む人は、3作品続けて読むか、
読み返してから読んだ方がいい。
田舎の警察署長が、
コロンバに呼び出され、
世界中が死んだと思っているダンテと
ダンテを救うために自分の鼻を殴って砕いたコロンバと同席している
非現実性に思わずバーボンを頼んでしまった場面は面白かった。
ダンテが「一緒に来ないか?」と勇気を出してコロンバに言ったラストも良かった。
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大団円!でいいんだよね?
フルスピードで駆け抜けたはずの上巻からさらにスピードがあがるあがる
幻の6速ギア、ルシファーズハンマーかよ!というね
急展開の連続でもうわけわからんくなって迎えたラストでシリーズ最大の謎が解き明かされ…ないのよ!w
あの人が実はあの人であの人があの人にあーもう!
これから読む人のためにはほんのちょっとの匂わせもできません!
とにかく面白かった!
そして気になるコロンバとダンテの仲は?!
ふふふふ( ̄ー ̄)ニヤリ