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シャイニングセイバーの考えなしの行動によってケーナに齎されるとあるトラブル描写については驚きの一言
無茶苦茶な戦闘力や非常識な言動、既に曾孫まで居ることからどうにも忘れがちだけど、ケーナってまだ17歳なんだもんな。
そりゃ突然異性に抱き上げられたらあんな反応もするか…
ケーナに並び立つ存在というのは変わらず居ないのだけれど、その代わりにケーナをヒヤッとさせる展開が目立つ第3巻
また、とあるイベントの中でケーナの現状を大きく変える存在と出会ったのは印象深い。というか、家族を亡くしたルカとの出会いを通してケーナに起こった変化があまりに意外。
思えばこのリアデイルに来る前のケーナは天涯孤独の一歩手前という状態で、今のリアデイルに来てからは親子の感覚が無いままに繋がりを持ったスカルゴを始めとする子供や孫は居たけれど、それってケーナの意志で手に入れた繋がりではないんだよね
それに対してルカはケーナが望んで家族になった少女。更に出会ったルカの状況はかつてのケーナを思わせるような悲惨な状況。
だからこそケーナのルカへの思い入れは人一倍なのだろうね。……そういった背景を判っていても、結果があの親バカっぷりなのかと思うとやはり普段のケーナとギャップが有りすぎてどうにも笑えてしまう部分があるのだけど
ケーナの知らぬところで進行する『廃都』を囲む結界の綻び
このリアデイルはゲームだった頃から単純に200年流れただけの世界なのかと思っていたのだけど、案外そうでもないのだろうか?