投稿元:
レビューを見る
科学的に裏付けが取れている情報のみを厳選した、出産育児に関する栄養の本。図書館で借りて読んだ。
出産育児関連本やアプリ、Webサイトを軽く読んでいるため、7割の情報は把握済みだった。
役に立ったのは以下数点。
・母乳栄養の割合は、国によってかなり違う(6ヶ月時点で母乳をあげている人は、イギリスは数%、日本は混合含め60%)
・離乳食は苦い野菜から、できるだけ早い時期に多彩な食材を経験させた方がいい
離乳食までしか読んでいないので、幼児期の栄養についてはまた要確認。
投稿元:
レビューを見る
(私なりの解釈で)メモした内容
■ 粉ミルクはどれも大差ないので、安いものを買えば良い
■ 偏食は親のせいではない
■ 野菜は甘くないものから、果物はすっぱいものからあげる。かぼちゃやニンジンなどの甘みが強い野菜ばかり選ばない
■ ビタミンAの豊富な動物性食品(レバーなど)は週1
■ 1歳以降の牛乳は低温殺菌をあげる
■ チョコなど大人のお菓子は目の入らないようにする。家に置かないのがベスト
投稿元:
レビューを見る
妊娠中から幼児期までの食に関する情報がつまった一冊。
本の厚さに尻込みするかもしれないが、通読する必要は必ずしもありません。
時系列沿って解説されている、いまあなたや子どもがいるステージとその少し先を熟読すればよいでしょう。
この本を読むと、親や周囲がよかれとおもってやってきたことが、子どもにとってもそうであるとは限らない事実に衝撃を受けるかもしれません。
そうならない前に予習のつもりで読んでおくことをお勧めします。
投稿元:
レビューを見る
妊娠〜幼児食まで体系的に書いてありわかりやすい。
現在8ヶ月の子どもがおり離乳食中期、もう少し早めに読んでも良かったなーと思った。
内容がイギリスの研究ベースのため良くも悪くも日本にローカライズはされていない。ベースの知識があるとなるほどなと参考になることも多い。
投稿元:
レビューを見る
妊娠中や月齢に章立てされているので、必要な部分だけ繰り返し読めるのが良い。研究に基づいた信憑性のある情報。また著者はイギリス人だが食文化の違いに於いては、日本人の監修者による脚注がついているので取り入れやすいと思う。
投稿元:
レビューを見る
妊娠中の食事から、幼児期までの食事の内容と与え方について、根拠を示して科学的に解説している、非常にためになる本だった。
基本的には、無理をしない範囲での母乳育児と手作り離乳食推奨なので親には大変な面もあるとは思うけど、健康のためなら頑張る。
投稿元:
レビューを見る
出産前に読んでおいてもよかったかも。
権威ある専門家兼ママふたりの、信頼できる統計手法に基づいて精査された研究結果をもとに書かれて、査読を経て出版されたという信頼できる内容。WHOの見解が、完全母乳前提に書かれていることについて、不親切であるとの指摘、及び、研究結果ではなく観察や経験によるアドバイスのようなものが含まれている点はハッとした。また、粉ミルクはメーカーの思惑も見え隠れするので、やはり母乳が赤ちゃんの健康特に大病から守る為という点で優れていることを研究から導き出して明言していた。できるだけ長く、2年以上母乳を与えると良いということも。。。第二子の時期よく考えねば。
離乳食開始前に読んでおいて本当に良かった。
1歳以降の章はまたその時になったら借りよう。
人に勧めたい。
以下メモ。
離乳食は苦い野菜から甘い野菜、最後に果物。果物も酸っぱいものから。
種類を混ぜず単体で複数出して色々な味や食感に慣れさせる。
離乳期間は色々な食べ物へのチャレンジのハードルが低いからその間に色々食べさせるのがよい。
牛乳は7ヶ月から調理使用可だが1歳まで飲むのは禁止。
欲しかったときに欲しがるぶんだけ与えて、無理強いはしないことで満腹になったらやめる癖をつけさせる。
泣き全て授乳で対応しないこと。空腹のみに授乳で対応すること。
市販のベビーフードは砂糖や甘いものが入ってないか見ること
ベビーフードは加熱処理で栄養がかなり落ちてる可能性がありピューレを作り小分け冷凍がよい
始めるには背筋真っ直ぐに座れてないと消化の面でだめ。
フォローアップミルク不要。
不健康な食べ物は視界に入れない。
親が同じものを眼の前で美味しそうに食べる。
テレビを見ながら食べさせない→満腹中枢に気がつけなくなる
マカジキ、ミナミマグロ、キンメダイは絶対子供には与えない
また、新生児期〜9週の一番よく泣く時期へのアドバイスも、よかった。前提として泣くものは泣くし、かなり泣くから大変だよ、とも書かれていた。
消去法で解決していくことでロジカルに対処でき平静さを保てる。
1日に10時間ほどスキンシップを取るとぐずり減る。 ※むりかも。。
空腹の合図を出したら取り乱すほど泣く前に授乳する。
あと、哺乳瓶の乳首のサイズは大きすぎるとすぐ飲んで満腹中枢が発動する前に飲み干してしまうからよくない。どの粉ミルクもたいして変わらないからどれでもいいし安いので良いという研究結果があるとのこと。
好き嫌いは遺伝による部分も大きい。
母乳は最後の方によりクリーミーなミルクが出る
投稿元:
レビューを見る
妊娠中から幼児期までの食事に関して、根拠をもとに示された一冊。
母乳の利点(免疫力を高める、眠りの質を高くする、好き嫌いを減らす等)が科学的に示されていて納得できた。現在授乳中で、母乳とミルク両方あげているが、少量でも頑張って母乳をあげ続けようと思えた。
また離乳食が始まる時期になったら、読み返したい。
投稿元:
レビューを見る
新たに得られた知識はありませんでした。
赤ちゃんが欲しがった時だけあげる、という授乳や離乳食のタイミングに関しては、体重が増えなかった場合は結局親が管理するんかいとか、お腹が空いた合図やお腹いっぱいになった合図もそんなん全母親が知ってるんじゃ…?ってことしか書いてないし、子どもが食欲旺盛かそうじゃないかのチェックシートもチェックするほどでもないようなざっくりしたものだしなんじゃこりゃ?って感じでした。
離乳食混ぜない。素材の味を。ってそんなんそりゃそれでいけたらいいけど食べなかったら味変したり混ぜたりして試行錯誤するもんじゃないでしょうか…
妊娠中に読んで、こんなもんなのかしら、うふふ。って読む程度のものです。
投稿元:
レビューを見る
胎児・乳児・幼児の段階に応じて論点が整理されており、読みやすい。勉強になったこともいくつかあった(哺乳瓶は飲ませすぎリスクがある・嫌われそうな食材は離乳食開始時期にあげて味に慣れさせるのが良い、など)が、全体的に実践的なアドバイスで参考になったものは限られていた。
例えば、妊婦の食べ物の味が羊水の味となって子どもの「好き」な味になる、というのは「へぇ」と面白かった。ただ、つわりが重くて食べられるものが限られている場合にどうすれば良いかというと「できるだけ健康的なものを選ぶ努力をしましょう」というだけ(それは分かってるけど、実践できなくて困ってるのに…)。
あるいは、本書では赤ちゃんの空腹時にのみ適量を与える「反応型授乳」を推奨している。成長した暁に適切に食欲をコントロールできるようになるためには、赤ちゃんが空腹を自覚・判断できるよう乳児期にトレーニングすることが効果的であるという考えに基づいたもの(この考えについての科学的根拠は示されていなかったような?)。スケジュール管理された授乳には反対しており、あくまでも赤ちゃんの空腹満腹の合図に応じてミルクを与えることが望ましいとしている。つまり、ジーナ式は否定しているのだろう。もっとも、「合図を見極めるのは難しいが、そのうち分かるようになる」といった具合で、実践編のアドバイスはなかったようなもの。
目につくところにお菓子があれば満腹でも食べたくなるのは大人も子どもも同じ、というくだりを見て、ダイエット中の夫のためにも子どものためにも、お菓子は目に留まりにくいところに置こうと気持ちを新たにした。
投稿元:
レビューを見る
文量は多いが、自分が気になる部分だけをざっくり読むことが出来る。様々な論文を元に書かれており、興味深い実験もありおもしろかった。
①飲むことや食べることは親が強制してコントロールするのではなく、赤ちゃん自身に任せることが重要
反応型の食事が「食欲調整力の向上」と「健康的な体重増加」に結びつく
投稿元:
レビューを見る
エビデンスベースの良書。日本に合わない部分もあるが、各情報を取り入れるかどうか取捨選択しながら折に触れ確認したい
===
食欲や好き嫌いは先天性で個人差が大きい
赤ちゃんの好みは早い時期(妊娠中から2歳くらいまで)に決まる。新しい味や食感を受け入れるのは離乳時。生後20ヶ月くらいから見慣れないものを嫌がる傾向
乳幼児は大人より甘いものをはるかに好み苦いものを嫌う傾向がある一方、よく食べたものには親しみを持ち好きになる。また新しいものを食べるときは大人が目の前で美味しそうに食べるのが有効
■授乳
母乳は満腹感を高めるレプチンが多く含まれて成長が緩やかになり、それは将来の健康にもプラス。また授乳中の母親の食べ物を好むようになり好き嫌いが減る。粉ミルクだと長く寝るは怪しい
食欲の調整力を高めるにはデマンドフィーディングが有効。空腹感や満腹感の合図に応じて授乳する。満腹になった素振りを見せたらミルクを全部飲みきるよう促してはいけない(!)食べ過ぎる癖を身につけるリスクあり。ただし、赤ちゃんのタイプにより空腹をおぼえやすかったり逆に食欲に乏しかったりすることもあり、デマンドフィーディングだけに頼ってよいかは答えが出ていない
また泣きやませるための授乳は将来的に感情的な摂食に繋がるため避けるべき
■離乳食
生後6-9ヶ月の間に固まりのある食べ物を与えられた子は食事の問題が少ない(ただし観察実験なので他の要因を否定できない)
食べる量は本人に任せる。満腹になったらそれ以上与えない。そもそも適量を与える。逆にお腹がすいた時だけあげて、なだめるために食べ物をつかわない
不健康な食べ物の制限は逆効果(特に10歳以上)。許されたからという理由で食べ過ぎる。制限は、子どもの目に入らないような制限が望ましい(が、制限しすぎてはいけない)。健康的な食べ物の選択肢を与えて能動的に選ばせる
甘みが少ない野菜から始める。果物は後から、また酸っぱいものから。市販のベビーフードは果物や甘みの強い野菜を加えているので注意。砂糖を加えたものは一歳から。塩は5ヶ月までは一日0.3g、6-11ヶ月では1.5g。幼い時から塩を口にすると塩っぱいものを好みやすい
栄養素で不足しがちなのはビタミンD(日光、しらす、ヒラメ、干し椎茸など)と鉄(レバー、カツオ、卵黄など)。動物性の食品のほうが鉄分の吸収率が良く、また早い段階で取り入れると好きになってもらえて将来の健康に繋がる。ビタミンAとCも程よく必要だが、Aは取りすぎに注意
離乳食は最初に嫌っても根気よく続けると好きになる。食べさせるときは笑顔で。大人が美味しそうに食べる。それぞれの味を感じるために混ぜない
子どもと同じテーブルで、なるべく同じものを食べる
■一歳から
カロリー計算はざっくり意識する
乳幼児がタンパク質を取りすぎると肥満に繋がるので摂取量を管理する(日本の1-2歳児の推奨量は一日20g)乳製品由来だと特に体重増加に繋がる。エネルギーの半分以上は炭水化物からとる。2歳未満は砂糖は不要
脂肪は、ポテチやアイスクリーム、チョコレートなどの飽和脂肪酸は制限する。アボカドやナッツ、魚などの不飽和脂肪酸は必須
殆どの子が塩分とりすぎ。ベーコンなどの加工肉やスープの元、パン、チーズなどは注意
一回あたりの食事で出す量が多いと食べ過ぎてしまう
引き続き空腹と満腹に応じて与える。ただしコントロールしすぎず自由にもさせない。不健康な食べ物は、チョコレートをそもそも家に置かないなど、目立たないように制限する。時々好きなだけ食べるのは問題ない
家族みんなで食事する。朝食を食べる。一緒に買い物に行く
満腹をコントロールするホルモンは効果が出るまで10-15分かかるため、おかわりしたがっても少し待たせる。デザートを習慣にしない。満腹感について話し、意識させる