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投稿者:ここてる - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵柄がすごく好みだったので購入しました。ストーリーはちょっと物足りなさもあるし、受けの素直すぎる性格がわたしはあんまり好きじゃなかったかも。。
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クセがちょっとあるけど、作画がすごく上手い作家さんです。江戸の粋な風情を余すところなく描き出していて良いなあと思いました。
江戸を舞台にした、女たらしの簪職人と美人で健気な呉服屋の若旦那(15歳!)の錦絵BLでした。
かんざしに心を奪われた伝次が、その作り手である職人の春介に身も心も奪われてしまうお話です。
春介は女にモテまくりで節操がない男なんだけど、かんざし職人としての熱意があって男前な性格。遊び人と言い切るには、情が深すぎるタイプなのです。
伝次は好きなものには一筋で、とてもかわいくてキュンでした!春介が大好きなかんざしのように美しい男かと思ったら、とんでもなく遊び人で良い人じゃなくて、ショックを受けてしまうピュアな伝次。
だけど、伝次には無意識に誘い受の小悪魔になってしまうというエロさもあって、所々でドキリとさせられてしまいました。
赤面したり、泣きそうになったりと次々変わる表情の描き方が上手かったです。
女好きだったはずなのに、伝次のことをウブなのか、小悪魔なのか…?と考えるうちにいつの間にか心奪われてしまった春介に、なんか納得しちゃいました…
女癖が悪かった男が、無垢な男の子に陥落するのは快感でした!
エロ的には、江戸の家屋で…というだけでエロティックなものがありましたが、エロエロというだけではなく、二人のもの慣れない恋心にキュンとさせられるところがとても良かったです。