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SDGsに関し、イラストや事例を交えテンポよく簡潔にまとめた入門書。SDGsとは何か、なぜSDGsに取り組まなければならないか、どのように取り組向くかについて、よく理解できました。
SDGs(sustainable development goals)とは、国連加盟193カ国が達成を目指す2016-2030までの国際目標であり、17の大項目の下に169の具体的な小目標とその達成手段について定められている。
大きく3つの視点から構成される。
環境保護
海洋汚染、森林伐採、気候変動、生物多様性の担保
社会包摂的
ジェンダー平等、貧困、飢餓、教育、健康と福祉、エネルギー、平和
経済開発
経済格差、失業率、技術革新、製造/使用責任、パートナーシップ
SDGsにより年間1,320兆円の経済価値が創出され、以下の4つのメリットを得ることができる。
1.ステークスホルダーとの関係性改善と発展
2.SDGsを共通言語にさまざま主体との協働が実現
3.社会課題の解決が、大きなビジネスチャンス
4.資金調達に益するESG投資
資本の効率化だけに注力していた時代から、環境や社会課題の解決と経済活動を両立していく時代へと変化した。地球あっての社会であるし、社会あってのビジネスなので、SDGsはこれからマストな思考法かつ具体的な目標であると感じました。しっかり日々の業務に落とし込みたいと思います。
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SDGsへの関与と企業の持続可能性は今後より一層の相関性を持つとして、SDGsの概要からESG投資など企業との関わりが広く浅く書かれている最初に読むには手頃な本です。
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→90分で読める!SDGs超入門 でした。
SDGsって何?という場合にお勧め。
基本を押さえているので、ポイントの再確認にも良し。
構成は社会人向けですよ。
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最近お取引先(金融機関)から「SDGs」のワードを聞く機会が増えました。
担当さんのつけているSDGsバッジがどこかポールスミスみたいで格好良く見えたことからSDGsに興味を持った僕は本書で勉強をすることにしました(笑)
以下に感想を書きますが、書籍の構成やわかりやすさよリはSDGs自体に関して思ったことが中心になってます。
結果から言うと「SDGs」は非常に良い取り組みであることはわかりました。本書自体も「超入門」の名に恥じぬ簡潔さで非常にわかりやすかったです。しかし反面、どこか理想論じみた概念であるという印象も受けました。
要約するとSDGsは「sustainable development goals (持続可能な開発目標)の略であり、国連サミットで採択された2030年までの国際目標で、地球規模の課題を解決するために17の目標(貧困根絶・ジェンダー平等・環境保護など)と169のターゲット(目標達成基準のようなもの)が定められています。
持続可能な開発とは、「将来の世代の可能性を奪うことなく僕らのニーズも叶えようぜ!」という概念です。
最近よく耳にする「フードロスの減少」「女性管理職割合の向上」「プラスチック製品消費の削減」「EV車の普及率向上」もこの考えに基づいていることがわかります。なるほど、最近のレジ袋有料化もこの流れに沿ったものらしい。わが国も頑張っているじゃないか。
しかし、書籍によると日本は他国、とりわけ欧米諸国と比べSDGsに対しての意識が格段に低いらしい。
たくさんの数字データで説明されていたがそれはもうひっくひっくのひくらしい。
このままでは日本は国際的な潮流に逆らうことになり他国に大きく水を空けられるとのこと。
SDGsに取り組むことによるメリット、取り組まないことによるリスクは主に以下の通り
⭐︎メリット
・新たな事業機会の創出
・企業イメージの向上
・他社とのアライアンス(協業)
SDGsに取り組み、社会の課題解決を通して新事業の発足ができたり、同様にSDGsに取り組む企業、つまり共通の理念を持つ企業と協業ができる可能性が増えるということですねなおかつ近年存在感を増しているSDGsに積極的に取り組んでいるとなれば企業イメージのアップにもつながると言うわけです。
★リスク
・地球はどんどん悪い方向に向かう(抽象的やなあ)
・投資家や消費者、取引先から見放される
1つ目は言わずもがなですね。2つ目は、今後SDGsの概念が普及してくるにつれて消費者もSDGsに配慮していない会社の商品は買いたくない、取引先もそんな会社とは取引したくない、さらには「ESG投資(環境・社会・企業統治の点点で評価の高い企業への投資)」が今後主流になる世の中では機関投資家の投資もSDGsに反した会社には行われないとのことです。
つまり、「日本企業もこのままぼっとしてると淘汰されんで」ってことですね。
ここまで読んで皆さんはどう感じられたでしょうか?
僕は正直「本当にそんなことになるのかな?」と言う感じです。
確かに、書籍内でも述べられているようにSDGsをビジネスチャンスと捉えれていないと言うことには同意です。僕自身SDGsをどこかCSRやボランティアのような慈善活動のようなものだと捉えていたのも事実です。
しかし、他国間の交流が盛んな外国企業ならいざ知らずお世辞にもグローバルとは言えない日本において他国企業と同水準でSDGsに取り組まないことがそこまでのハンデとなるのでしょうか。(もちろんグローバル化での遅れは改善が必要として)
もちろん、○ヨタなどのSDGsにも積極的に取り組む超大手グローバル企業の関連企業が、SGDsに取り組まないとサプライチェーンから淘汰されるなどの危険性はあります。しかし、日本人が「アフリカの子供を安く働かせてできたコーヒーなんて飲めない!高くても正当な賃金を払っている企業のコーヒーを選ぶわ!」とか、「おんしゃは環境負荷の高い製品を取り扱っていますね。いくら安くてもそのような会社とのお取引は控えさせていただきます。」とか言う姿が想像できない!
だって僕ら安いの大好きじゃないですか。家電量販店とかでも店員さんに説明だけしてもらって、実際はネットで買うじゃないですか(僕だけ?)。ただでさえ自分の良いと思う事よりも周囲からの承認を重視する僕らがそんな評価されにくい、もっと言えば「意識高い系」とバカにされそうなことに積極的になりますかね?
しかし、だからといってSDGsが無意味とも思えなくて、確かに日本が国としてSDGsに取り組む以上、取り組み次第で受け取れる補助金や優遇策が用意されることは考えられますし、それを受けれないことで他社に遅れを取る危険性はありそうです。
さらに企業イメージの向上も馬鹿にできないところです。モノ売りの時代が終わったと言われる昨今、商品やサービスの質で他社に勝ることは至難の業です。そんな中で他社に優位性を保つにはイメージやブランドがとっても大切。なので、SDGsへの取り組みを通して世間からの評価を上げることは非常に効果的だと思います。そのためにはただ漫然と取り組むのではなく、効果的な内容を効果的な方法で発信することは不可欠にはなりますが。
話があっちゃこっちゃとしましたが、僕は「SDGsは良いものだし、少なからず誰しも取り組んだ方が良い。ただ書籍にあるほどのメリットやリスクはないのではないか」とお思います。しかし少なからず取り組まないことによる弊害は出てくるとは思いますので、あくまで「本業につながる」目標に関して取り組む、つまり無理のない程度で取り組み、それを効果的に発信してビジネスに繋げるのが
最適なのではないかと思います。
とは言っても僕も入門書を読んだだけですので、考えがコロコロ変わりそうです、勉強していく中で「SDGs万歳」になったら秒でこの感想は消そうとお思います(笑)
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各ゴールについて分かりやすく纏めてあって、SDGsの概要が分かる本。活動などを通して、もう少し理解が深まった時、もう一度読み直したい。
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R3.2.23~2.24
(きっかけ)
・業務に必要だったため
・ネットで購入
(概要)amazonより
今年いちばんのビジネスキーワード・SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。国連が策定した17の目標(ゴール)と169のターゲットで構成されています。本書は「いまさら聞けないSDGsの基本」から始まり、SDGsに取り組む企業のインセンティブと意義についてサプライチェーン&バリューチェーンの視点からわかりやすく解説。「投資を呼び込む」「ビジネスチャンスを拡大する」「企業の知名度を向上させる」「採用に強くなる」など、ビジネスとSDGsを両立させている事例も合わせて紹介します。
(感想)
ビジネスとしてSDGsを学ぼうとする入口としては最適かなと思いました。
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ブックカフェで40分で読んだ。
タイトル的にも期待せずに気軽に読んだが、半分くらいは当たり前すぎることが書いてあったので、新たな気づきはあまりなかった。
結局これは自主規制的な話なので、いかに「SDGsに意識した取り組みをするといけてる」とか「儲かる」という仕組みや空気感を世界的に作ろうとしているかがよくわかった。
今や、直感的に腹落ちできてないとしてもやらないと社会的にやばいと思われて損をする、逆にいえば積極的にやっていると「あの人かっこいい」となるものに意識づけされていると感じる。
【メモ】
・2030年までの目標。CSRはものの考え方(企業の社会的責任)、ESGは国連のPRIで求められている投資基準。
・世界が立ち行かなくなるからやる。18年6月のレポートでは30年に達成できない進捗状況である
・環境→社会→経済のウェディングケーキモデル
・達成上位はデンマークとスウェーデン
・環境省が示した企業メリットは「社会課題への対応」「企業イメージ向上」「生存戦略になる」「新規事業機会創出」。日本は欧州に比べてビジネスチャンスという意識が低い。特に中小企業は8割以上が何もしていない
・企業はバリューチェーン上で環境や人権に配慮できているかを厳しくチェックする。消費者もエシカルな消費やフェアトレード商品の購入を心がける
・大企業が積極的になっているので、サプライヤーに求められる基準も厳しくなっている
・ESG投資の残高は世界で30兆ドルを超えている。GPIFも2017年以降ESGを投資スタンスに盛り込んでいる
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60分でわかる! SDGs 超入門
著:バウンド 監修: 功能 聡子他
SDGsは、持続可能な開発目標の略称で、2015年9月国連サミットで採択された、国連加盟193ケ国が達成を目指す2016年から2030年までの国際目標である。
地球規模の問題を解決するために、「誰ひとり取り残さない」という共通理念をもと、17の目標と、それを達成するための169のターゲットを設定している。
「持続可能な開発」を「将来の世代のニーズに応える能力を損ねることなく、現在の世代のニーズを満たす開発」と定義している。今だけはなく子ども、孫といった先の世代までのことを考えた開発がもとめられている。
言葉の意味から背景、目的と事例等、色々な角度からSDGsについて本書は以下の6章から成っている。
①なぜSDGsは注目されるのか?
②企業がSDGsに取り組むべき理由
③サプライチェーンからやるべきことが見えてくる
④SDGs達成のカギを握るESG投資とは?
⑤企業は経営とSDGsをどうリンクさせるのか?
⑥ビジネスとSDGsを両立させる企業の取り組みから学ぶ
虹色のカラフルの円状のシンボル。日常のあらゆるところで目にすることも多くなった。確実にその考えは世界のみならず日本のスタンダードとなりつつある。ならないといけない。
入り方は人それぞれ。善い行いと思われることが後付けでSDGsにも役立っていたり、SDGsを意識して個人レベルでやるのも良い。
小さな行いが大きな成果につながるのはSDGsも同じでもある。
しかし、多くの事前知識があれば、SDGsの目標達成に対しての効率という点では差がでる。
そしてそれは個人だけではなく、国・地域・企業・組織等大枠でルールとして理解のもと進めるのであれば、尚更良い。
目標をただ達成させるだけではなく、その過程で目標にはないが大切な課題を改善することでさらなる良い広がりが見えるかもしれない。
知識は知識として持ちながら、いろいろなことへのチャレンジを促し、自己満足では終わらないような、しかるべきプロセスで行動を行っていきたい。
楽しく、挑戦、成長、未来志向というように、地球だけではなく、自分たちにも都合よくプラスにつなげられるようしたたかな気持ちを持って継続していきたい。
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目標
なぜSDGsが世界に求められているのかを知る。
→環境や人としての権利を尊重しないと、地球は壊れ、世界は成長できないのだ。
企業にとって環境への配慮や人権の尊重をすることはコストがかかり、企業の成長を妨げると考えてしまいがちだが、環境や人権を守ることは企業のイメージアップに繋がり、消費者や投資家から支持を得ることで業績が上がる。また、発展途上国を支援することはマーケットの拡大に繋がり、将来的な利益に繋がるのだ。そのことが分かっていない企業は市場から淘汰されこの先生き残れないだろう。
要約
持続可能な開発には経済開発と人権を尊重する社会、環境保護の調和が必要である。
私たちは人間が環境保護や人権を考慮せずに、利益を追求することを続ければ世界が立ち行かなくなることに気がつくべきである。
ひとつの組織がすべての目標を達成しろと言っているわけではない。1つの目標を達成することが、様々な目標クリアに繋がる。そして様々な目標を達成するためには様々な組織が協力しなければならない。また、個人が1人の人間としてできることを考えることも大切である。
組織の場合、まずは自分の会社に影響のある分野を見つめ直すことから始める。
SDGsの17の目標は5つのPに分類される。
People, Prosperity, Planet, Peace, Partnershipである。
それぞれの目標が環境という生物多様性を土台にしている。
それぞれの活動に携わるステークホルダー(利害関係者)がただちに行動を開始すべきなのだ。
そのスピードに付いてこれない企業は淘汰される。
SDGsに従わなければと考えるのではなく、SDGsの中に新しいビジネスを発見することを意識するのである。
SDGsは12兆ドルのビジネスチャンスであり、逆に取り組まないことが企業にとってリスクとなる。
将来的にはSDGsに取り組んでいることが取引の条件になるだろうし、消費者や投資家はSDGsの取り組みから投資先を選ぶようになるだろう。
現在でも環境や人権に対して十分に配慮された商品を買い求める動きがある。
企業のイメージも向上し、優秀な人材の確保ができ、イノベーションも生まれる。
例えば、貧困を放置することはそこで生まれる新たなビジネスチャンスを捨てていることに等しいのだ。
消費者側としては、企業の見せかけだけの取り組みに騙されないようにすべきだ。
SDGsを達成するために、企業は自身のサプライチェーン(子会社など)がやっていることを知ることが大事だ。子会社の問題は親会社の問題でもあるからだ。それがリスクマネジメントに繋がる。
また、自分たちの主活動とは別の、自身の活動に付随する支援活動にも注目するべきだ。
自分たちの活動を俯瞰することで、自分たちが利益を生み出すつながり(バリューチェーン)を把握でき、作る、売る、使うなどの視点から関連するSDGsを見つけることができる。
サプライチェーンを把握すると、関連する企業や地方自治体が分かり、協力してSDGsに取り組めるのだ。
投資家はどのような企業に投資したいと考えているのだろうか?
それはESG(Environment、Social、Governance)の視点���持っている企業である。
そのような視点を持っている企業がこれからの時代成長していくのだ。
ESG投資が高まることで、企業もESGに力を入れる。環境、経済、社会が良くなりSDGsの達成に近づきことで好循環が生まれる。
企業にはあるべき未来を想像して、それに向かって何をすべきかを考えるバックキャスティングの視点が求められている。
また自分たちが持っているものから何かを考えるのではなく、外部にある問題から自分たちにできることを考える視点が必要なのだ。
固定観念に囚われない多面的な視点が求められる。
企業がSDGsに取り組むためには、まずSDGsを知り、自社の優先課題を決定する。
目標を設定し、経営へ統合する。その際、SDGsに取り組むことが企業の価値を高めることを社内で共通理解し、当事者意識やモチベーションを上げるために報酬を整備することが大切である。
そして取り組みを外部に発信することで投資家や消費者のファンを増やすのである。
そのためにはまず会社のトップを動かさないといけない。
帯コメント
私たちにとってSDGsを達成することは、コストの増加ではなく、利益の増加である。
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SDGsの基礎を学ぶにはちょうどいいと思います。
SDGsをやる意義がどうこうというよりもSDGsってやっておかないといけないんだなという気にさせてくれる本でした。
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どっかのTV局がSDGs週間みたいのやっていた記憶があり、その印象でSDGs=胡散臭いみたいな認識だったのでちゃんと知るため着手
SDGsは世界的に取り組んでいる活動でそれなりに成果も出ている素晴らしい協定?取り組み?であり、認識を改めさせられた
SDGs自体はざっくり差別をなくす、環境を守る、貧困をなくす的な言い方は悪いが綺麗事のようなことを目標にしている
企業がSDGsに取り組むことは利益になり、逆に取り組まないことがリスクになるという構図は面白かった
個人で活動しても成果はたかがしれているため企業を引き込むにはどうすれば良いかと言うことがよく考えられている
世界を変えるには綺麗事だけではなく、企業が利益を追求する力も必要なのだなと理解した
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SDGsについての基本的な情報がかかれた本。
資本主義の採用に伴い、利益を上げることに固執して地球の影響を重要視してこなかった結果に今直面している。自分が環境保全に向けて節約やエコ活動といったことをするだけでなく、環境保全に取り組む企業や人を応援することも大切。
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わかりやすくてサクサク読めました!
SDGsはただ環境問題を解決するために決められたものだと思っていましたが、それだけではない、ということを学びました。
SDGsについて基本的な内容を抑えておきたい人におすすめです。
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流行っている言葉で軽くは知っていたがもう少し深く知りたくなったので読んでみました。今までの社会は営利を求めてきたが、持続可能な社会を実現する方向に向いている。貧困がなくなることで生活水準が向上し、その地域が市場となりうることは確かにそうだなと思った。日本は意識の部分でまだ根付いていない。これからは会社がどんな取り組みをしているかをみてみると面白いと感じた。
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タイトル通り入門書として購入。
感想。
帯に書かれた「一番やさしい本」という通りなのかとは思います。私の理解力のせいか、結局表面的なことしか分からず。表面的なことを理解するための本なのかも知れません。読みやすいことは間違いない。
備忘録。
特にありません。