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完全になめてるから嫌いです。
自分のこと自分で出来ないガキが思い出作りのために大人に迷惑かける話です。
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日本でのジュブナイル的な物語の草分け的な小説の漫画化。
スタンド・バイ・ミーとかグーニーズみたいなものか。
まぁ、前者ほど露悪的には書かれてないので、割りと気楽に読める。
だが、作劇にあたって、原作よりライトに書こうとしたのが裏目に出たのか、動機となる大人への不満とか鬱屈した感情の発露とかが、あまりに軽くあっさりと描かれ過ぎて、ただ単に「大人をなめてる」だけなように読み取られやすい作りになっているような気がする。
原作では、大人への隷属とか体罰による傷害、将来不安とか、子供をなめてる大人へのささやかな復讐心とか、それなりに書いてた。
それに相原が解放区構想を思い付いたのは、両親が学生運動に傾倒して逮捕された経歴を半ば憧れともいいきれない複雑な感情で見ていたからだし。
今は大人しくしてる父親も、やるときはガツガツ反骨心もってやってたんだよと興奮気味に話していたのが印象的だ。
まぁ、その過程で神田カルチェ・ラタンとか東大安田講堂立てこもりとか、ガッツリと背景に出てくるのだが。
この辺りが左翼的だと本シリーズが言われる所以だろう。
もちろん、少年たち特有のいたずら心はあるだろう。
だからこその解放区放送だったり迷路だったりする訳だし。
このシリーズ、最近は児童文庫で出てるようなのだけれど。
続く「天使ゲーム」は暴力団の生徒強姦及び殺人が根幹として書かれてるはずなんだが、大丈夫なんだろうか。
文体そのままでレーベル変えてるだけみたいだし。
まぁこのライトなノリでは書けないな~。
老稚園とかはいいだろうけど。
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中学時代、どハマったな~、と感慨もひとしお。本当に、本気でこういうのをやりたいと思った。思っただけだったけど。翻って本作。どこかで漫画版がオススメされているのを見かけ、久しぶりに読んでみるか、と。原作はかなり繰り返し読んだけど、内容はもはや忘却の彼方。本書を読んでも、何となくは覚えてるけど…くらいのもの。それにしても、こんなもんだったっけ?だいぶ端折られているからかもしらんけど、正直、全然ピンとこんかった。同じころ没入した”アルスラーン”の漫画化は、今でもめちゃめちゃ興奮するんだけど…。まあ、漫画家の技量の差も大きいんだろうけど。