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「デザイン思考」といえば、まずはこれを読むべきなのかもしれないと思いつつ、なんだか読みにくい感じがあった。今回、「アップデート版」がでたのを機に読んでみた。
う〜ん、やっぱ読みにくい感じはあるな。
事例はたくさんあるが、もう少し詳しく説明してほしい感じが残って、具体的というよりやや抽象的なコンセプトを読んでいる感じになってしまう。
とはいえ、何冊か、デザイン思考の具体的なツールの本は読んでいたので、なんとなくわからなくはない。
この本のよいところは、デザイン思考やり方がどんなものかがわかるというより、その姿勢というか、思考の方向性をしかっりと伝えようとしていることかな?
つまり、デザイン思考といっても決まった代表ツールがあるわけではなく、思考のあり方を変えるものということなんだろうな。
思考のあり方の一番大事なポイントは「人間中心」ということなのかな?
そこを原点に、個々の製品やサービスのデザインを考えるということに限定せず、より大きなシステムのなかでの顧客経験というか、人間の経験をデザインし直していくこと。
いろいろなデザインの行き着く大きなシステムは、持続可能な社会ということになるわけで、それを人間を中心に置くことで具体的にシステムを変革していこうというチャレンジ。
これはある意味、システム思考とも相性がよさそうだし、学習する組織などとの親和性も高い感じもする。
というわけで、デザイン思考の位置付けみたいなのがよくわかったのは、大きな収穫なのだが、やはりもうちょっと具体的なhow toも欲しかった気もして、個人的な満足度としては普通かな?
きっといい本なんだとは思うのだが。。。。
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今後のデザイン思考が求められる仕事に運びとなったので興味を持って読んでみた。
デザイン思考の概要やケースについて知ることができ概要を知ることができて参考になった。
しかし、全体的に固い文書や自身には馴染みのない言葉が多く、読了するにはなかなか骨が折れた。
「いかなる個人よりも全員の方が賢い」
「早め失敗は成功への早道」
「デザインしようとしてるのは名詞ではなく動詞」
「デザイン思考は知識と行動のギャップを埋めること」
他にも示唆に富むフレーズは多くあり、あくまでもデザイン思考の大枠を知るという意味では読む価値のある本だったと感じる。
今後は今回得たイメージを、より方法論的な書籍を経て高度なものにしていこうと思う。
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「デザイン思考」の原典と言えばこれ。イノベーションの文脈で引用されることも多いので読んでおいて損はない。
この本が革新的であるのは「時」をデザインに盛り込んだところにある。「物語」も時の芸術であるがデザイン思考(シンキング)という名前の通りデザインすることではなくデザイナーの様に考えるというところも「時」を扱っているということもあり二重構造になっている。
デザイナーとは新しい視点を提供し続ける存在なのだから、デザイン思考という枠にとらわれることなく新しい発見をしていきたい。
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デザイン思考が重要であることは伝わるものの、考え方の列挙に留まっていて、実践しようとする人に参考となる書かれ方になっていない点が残念に感じた。
新しい概念だからこそ、幅広い層にすっと入るように書かれていたら良かったと思う。
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「どのようにデザイン思考を実践するか」というノウハウを求めているならば、この書籍は適切ではない。
具体的なプロセスであったり、始め方を紹介するようなものではないからだ。
本書にはデザイン思考がもつ本質〈目の前の課題をより大きな文脈で捉え、反復的に試行していくこと〉と、いくつかの成功事例、そしてここ10年の大きなうねりに対しての考察が書かれている。
度々指摘されていることだが、デザイン思考はソフトウェア開発における「アジャイル開発」といくつかの共通項がある。
顧客との対話を重視する、反復的に少しづつ進める、本当に必要なものを探求するといった価値観だ。
そのため意外とソフトウェアエンジニアにとって馴染みやすい概念かもしれない。
繰り返すようだが、こうやってデザイン思考を始めよう、という教本のようなものではない。いくつかの事例の中から浮かび上がる本質を掴み、その思考様式を自分の中に落とし込んでいくという向き合い方がよいのではないだろうか。
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ロジックを持って、既存の課題に取り組むのではなく、人間を中心に据えて取り組むべき課題をデザイナ的思考で取り組む。
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2020.05.07に読み終わりました。
同僚の方のお勧めで読み始めたのですが、「デザイン思考」について多くの具体例をまじえながら記述されています。
現在の職種がデザイナーに関係なくとも重要な考え方が書かれており、大変参考になります。
まずはニーズ探しです。
ニーズを「洞察」「観察」「共感」の観点から明らかにし、需要に変えていくこと。人間を中心として考えることがポイントです。
次にアイデア。
良いアイデアを生むための収束と発散の関係。あと考え方。
そして実際どのように使うのか例が詳しく書かれており、なるほどと感じることも多くありました。
しかし実際に行動に移していくためには一人では難しいように感じました。
デザイン思考は個人ではなくチームで行うことで大きく貢献できていくものです。そういう前提です。
更に広い人的ネットワーク、多くのお金やアイデア、その行動を温かく見守ってくれる周りなどが必要になります。
おそらく中小より大企業がイノベーションを起こしやすいのは事実ですが、普段の生活の中でもデザイン思考は扱えるものなのでまずは小さなことからでもやってみるべきです。
本書の通り、至るところに機会は転がっているはずです。
少し例えがよく分からない事があり、それどう関係するの?と疑問が浮かんでしまう場面もありますが、それは私の頭の柔軟性が足りないからなのでしょう。
普段から洞察や観察を駆使して鍛え上げていく必要がありそうです。
アイデアの出し方の工夫や、様々な観点から見ることの大切さなどが本書には書かれていますのでぜひ参考にしてください。
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デザイン思考の教科書。顧客のペインポイントをどう解決するか、から考える、というお話。ただ、抽象的だし長いです。もう少しスッキリかけそうな気もします。もう少ししたら読み返すことにします。
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デザイン思考とは。
抽象的な表現が多く、新入社員の私ではあまり実感がわかなかった。
ただし、共感にフォーカスを置いたりすることや
なぜ?の問いを活用するなど、ビジネスにおいて重要なことが多く記されていたので、社会人としての経験を積んでから、改めて読もうと思った。
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今まで読んだ本の中でも読みにくさは群を抜いていた。
ただ、言いたいことは割と明確で、今までの一方的とも言える先進的なデザインを設計することだけではなく、人間を軸にしたアプローチにしていきましょうということだった。
創造力と想像力が重なり合った部分に良いものが生まれるといったところでしょうか。
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あくまで人間中心であること。
ある製品であれば、その製品を購入し、使用した人にどんな影響を与える事ができるか。
それらを考えること。
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デザイン思考はすごいよ、いろんなとこで役に立つよ、と言っているだけで、具体的な方法は説明されていない。具体的なノウハウ本ではなく、考え方を広めようという趣旨の本。
“ユーザー中心に考えよう”は、最近一般的になってきつつあるので、今読んでも新規の情報はほぼなかったかな。
観察する、アイデアを広げる、プロトタイプが早くたくさん作る。これが基本。簡単ではないけど。
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「デザイン思考」を一気に世に認知させた書籍。デザイン思考とは、あらゆる問題解決にデザイナーが培ってきた思考方法を取り入れるアプローチのことである。その思考方法は「人間中心」「プロトタイプから始める」など多数あるが、詳細は本文を読んで欲しい。具体的な例が豊富で説得力がある(日本の例も多く登場する)。デザイン思考の適用範囲は、抽象的な課題までも含むあらゆる問題であり、それゆえ、デザイン思考はデザイナーやエンジニアのみならず経営者層や政治家までもが身につけるべきものであると筆者は主張する。その通りだと思う。
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この本、単行本の時と新書版で出た時に読んでいる(文庫になった時はあんまり間が空いていなかったので読んでない)。今回”アップデート版”ということでまた改めて読んでみた。毎回学ぶところがある。けっこう自分にとって立ち返る原点のような本なんだと思う。基本的に原文は変更なく例なども最新の状況を反映してはいないが、訳注でその後どうなったかをいくつか書いてくれている。事例の現在の状況について調べながら読んでみるも面白いのでは。
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ちょっと読みにくいかも。
抽象レベルで書かれている内容が多く、内容も「デザイン思考はこうすれば使えるよ」というよりは「デザイン思考はこういうもの」なので、物足りなさも