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表紙の絵が、外で読むには恥ずかしかったけど、読みやすくよかったです。スープが美味しそうで、soup stockじゃないほんわかしたスープ屋さんに行きたいなと思いました。
謎解きも、人間関係の謎解きで、新鮮でした。
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ミステリー要素は薄めのほっこり系で、サクサク読める。
美味しいスープが飲みたくなる、というか作りたくなった。
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私の好きな分野「日常のミステリー」。そしてこのお話もおいしそうな食べ物(スープ)が出てきます。私も「スープ屋しずく」の常連さんになりたいなぁ。
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たった一杯のスープが、誰かの心を救う事がある。
早朝にひっそり営業するスープ屋しずくを舞台にした、日常ミステリー。
何が良いって、スープの描写がとにかく美味しそうなんだよね。
ポトフ、ポタージュ、中華スープ…。私は特に肉厚なあさりとシャキシャキほうれん草のクラムチャウダーにそそられたな。
手作りスープ専門店ってあんまり聞かないけど、ちょっと足を運びたくなるかも。
その一杯の中に色んなものがギュッと詰まってて、飲めば心まで温めてくれるような気がする。
肝心の謎解きに関しては、どれもわかりやす過ぎて肩透かし。
料理を楽しむ分には良いけど、ミステリーとしてはいまひとつだな…と思いきや、最後の章でものの見事に騙された。
なんだかワケありに見える、しかも血が繋がってなさそうにも思えるしずくの親子の過去が見えた時、やられたって感じがしたな。
ただ母親に笑っていて欲しい。
その為に自分を偽り、心を押し殺すのはどんなに苦しかっただろう。
なんとなく続編がありそうな終わり方だけど、どうかな。
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どのスープも美味しそうで、食べると心が落ち着き、優しく包んでくれる味だと感じる描写が伝わってくる。スープの食材の効能なども書かれており、作中の様なスープ屋さんがあれば一度は足を運びたいと感じるほどである。理恵がこのスープ屋さんにはまってしまうのも納得する。推理の方は、理恵のポーチの紛失のこと、ふくちゃんが過度な減量に陥った理由を見抜いた麻野の話が良かった。最終章の麻野の過去、店名をしずくと命名した理由などの話にしんみりとなった。食べ物が絡む謎解きの話であるが、ミステリー色は弱めなほっこり系で良かった。
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★3.8 タイトルが気になって読んでみた。内容とタイトルは合っていなくて、思っていたものとは違ったが良かった。タイトルで損をしている感じがする。
表紙絵も漫画チックな顔が少し気持ちが悪い、背景やその他の部分は水彩画風なのに、何故顔だけ妙に白くて完全に漫画の顔になっているのかが不思議。手に取らせる妙な味があると思うが、やっぱり残念。
ちなみに、読み終えた日の夕食にはスープを作った。笑
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ワタシはスープが大好きです。エピソードごとにいろいろなスープが登場しましたが、この小説の登場人物として存在したいなと思いました。スープってファストフードのお店が多いイメージですが、この店なら通いたい。
肝心のエピソードも、ありきたりではなくて驚きがありました。現代の闇もちょっとだけ垣間見えたような。
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スープって、弱った心や身体をやさしく温めて救ってくれる魔法のメニューなんだなぁって。
ふくちゃんの摂食障害、麻野の過去(生い立ちや店名しずくの由来、野菜スープにこだわるわけ)とかずっしりくる内容も、読み終えてみれば、温かいスープを飲んだあとのようにぽっかぽか。
ただ、夜寝る前にベッドで読むのはやめたほうがいいです。
お腹が空いて、眠れなくなること請け合いです(笑)
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いちいちおなかがすきます。
最後のミスリードをまねくようなややこしさ、必要かな~~。よくある手法でちょっと興ざめです。
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短編集。パン屋さんで、朝だけ、クチコミだけ、スープだけの営業。地元に詳しいフリーペーパー編集部員、コックと娘と給仕、専門学校に通うふくちゃん。過去-警察官と死んだ姉、弟と母のものがたり。
スープが美味しそう。そのスープを必要とする、都会の、長時間勤務にがんばる、普段の栄養不足気味の人たちの存在と。
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購入は発売してすぐぐらい。
読みやすく、2日程で読了。謎解き, というよりは日常のささいな「?」を解決するみたいなお話。
続編はあってもなくても良いような終わり方だけど、なんとなく含みを持たせて、ここで終わりの方が読後感が良い気がする。
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こういう、美味しい描写に絡めた謎解き、本当に多いなぁという印象です。読書メーターで大反響、らしいのですが感想読む限りでは「大反響」というよりは通常の範囲内かと。スープの描写はとても美味しそうで、今晩スープ作ろうかと思うほど。事件はさほど大がかりではないものの、日常で起こってもおかしくない、ちょっと落ち着かないあれやこれや。人の気持ちは見えませんから…想像しちゃうと疲れる事ばかり。言えよ!って思うのだけど世の中私みたいに意思表示一直線な人の方が少ないんだろな。ほっこり半分、めんどくさ…が半分の読後でした。
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早朝にひっそりと営業しているお店『スープ屋しずく』。そこに訪れる客の抱える問題を、店主の麻野が解決していく連作短編集。
あからさまな伏線と、挿入されている脈絡のない話が浮いていて、連想すると何となく真相が読めてしまうのが難点です。
また、「現在」と「過去」が交互に語られる【わたしを見過ごさないで】はちょっとしたサプライズを演出しているものの、「過去」のエピソードが「現在」の謎を解決する訳ではないので、ミステリーとしては拙い出来だと思います。
ただ、各話に登場するスープは実に美味しそう。空腹で読むと少々辛いです。
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食べ物がでている小説が自分の中で流行っているので何となく手に取ってみました。
面白いですし、出て来るスープも美味しそうでお腹空きました(笑)
そして店長の麻野や露ちゃんの過去、店員の慎弥くんとの関係がわかります。
これにはびっくりしました。
麻野さん・・・ウッ・・・(泣)
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「素敵な時間をありがとうございます」(第5話 『わたしを見過ごさないで』) 読書メーターで話題と惹かれて買った一冊。ミステリーは普段読まないし、どんなもんかと思ったら、まるでスープ図鑑。野菜や料理の詳しい解説、それを口にする人の描写。ミステリーはおまけである。そして誰もが「また食べたい」と思う、しずくの朝ごはん。朝のほんわかとした雰囲気や、「スープ屋しずく」に漂う時間が、スープのように染み渡り伝わってくる。