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【俺たちの老いじたく】
著者の弘兼憲史氏が、50代で始めて70代でわかったこと、どのように人生100年時代の後半生を過ごすためのヒントか記されています。
・病気を抱えているなら、その病気と仲良く
・貧乏なら、貧困のカタルシスを楽しむ
・家族や友人がいなくなったら、「孤独もまた楽し」と頭を切り替える
・人生は楽しいことと辛いことがセットでやってくるもの
だから人生は面白いというまえがき通りの内容となっています。
人間は苦しむために生きているのではない。楽しんで生きたもの勝ち。楽しく生きるには、すべてのことを『これって意外と楽しいんじゃない』と思うこと。
これが古希プラス2の著者弘兼憲史氏の思いです。
私自身、120歳目標に人生の終を計画しているのでまだ後半生には入っていないのですが、これまで生きてきた51年、これからやってみたい趣味としては、『自分のルーツを探る』です。特に少年時代を過ごした場所、石川県金沢市には沢山忘れてきたものがあると思っています。それを思い出し、掘り出してみたいです。
終章では、人生のピリオドをどう打つかのヒントがあります。その中で、昔の日本人は死ぬ間際に『辞世を』と求められると淡々と応じて静かに去っていく、死を恐れない人種であったことが分かります。
私もそのような思いは持ちつつこれからの人生を歩んでいこうと考えさせられました。