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11篇の作品を集めた短編集。
歌野さんの短編は初めてでしたが、長編作品同様、読みやすいです。
タイトルどおり、各話とも結末はハッピーエンドではありません。
そのため、読後感が良いとは言えませんが、歌野さんお得意のどんでん返しは見事です。
ショートショート作品もあり、内容はバラエティに富んでいますが、全体的に日常に潜むこわい話が多いかも・・・。
個人的には、「殺人計画」と「尊厳、死」がおススメです。
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2011 1/29読了。ACADEMIAで購入。
『密室殺人ゲーム』が好きだったので他にも何か読んでみたい、でもいきなり別の長編はちょっと思い・・・と思ったら文庫化された短編集を書店の平台で見つけたので購入。
タイトル通り、ハッピーエンドはただの1つもないのだけれど、はっきりとしたオチのある話が多くて、読後感は決して悪くない。
その中では比較的あやふやな「殺人休暇」と、逆にかなりはっきりしている「サクラチル」がかなり印象深かった。
次はまた長編に手を出すと思う。
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タイトル通り全てがアンハッピーエンド。
短編集といえば筒井康隆のイメージが強くあったので、殺人というのがなかなか新鮮でした。
犯人当てという犯人当てはあまりありませんでしたが、「玉川上死」のお父さんは何者(笑)と思わず突っ込んでしまうほどの探偵ぶりでした。
「殺人休暇」と「尊厳、死」のオチが好きです。
あと「防疫」は風刺がピリピリきいていてはじめからおわりまでが美しく完璧にまとまっているなあと感心。
オススメの本です。
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歌野晶午の短編集。
タイトル通りに一つとしてハッピーエンドがなくどれも社会風刺やブラックジョークがきいたはなしになってた。
全体的に読みやすくスラスラと読めた。
個人的には死面と玉川上死が良かったと思う。
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短編集なんですけどね,
僕,基本的にあまり短編集は好まないタチなんですけどね(;´Д`)
さすが歌野晶午先生!
その全てが面白かったです!
その全てに,歌野晶午先生の作品全てにある『裏切り』があります
読者の「読み」に対する『裏切り』です
短編集でこの『裏切り』を盛り込むなんて,さすが歌野先生!
感動です (つω-`*)゚+゚*。グスン
タイトル通り,『ハッピーエンドにさよならを』してます
いやー,すごいですよ,本当に!
歌野先生!ついていきまーす!(笑
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歌野晶午の得意なテイストの一つ。後味が良くないと分かって読んでも、やはり最後にもやもやした気持ちが残る。
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やっぱり私、歌野晶午ファン!短編で読みやすいけど、ちゃんと一つ一つのストーリーに仕掛けがある。
歌野さんの手口を私は何個も目撃してきたから、なんとなくこうくるかなと予想したりはするんだけど、毎回最後に、ほほう、となる。さすが。
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この人の小説は初めて読みました。
どの話も皮肉めいた結末やアンハッピーエンドな結末だったけど、楽しく読めました。
割と最後の方でどんでん返しがあって、読んでておぉってなった。
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【どうしてあなたは、いえ、あなたをふくめて多くの人は、おなかの子どもを人として認めないのかしら。私はその感覚のほうが不思議。心臓は動いているし、手足を伸ばして運動はするし、ごはんだって私を通じて三度三度とっている。ただ、外の世界に出てきていないだけで、立派な人間よ。】
あぁ、そういう本だったのか。短編集だとは知っていたけど、タイトルのとおりハッピーエンドにならない結末を集めた短編集。気分が沈んでいるときに読むとがくっときそう。。話はあいかわらずうま句読みやすい。
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ミステリー好きにはたまらない!(と思う)
想像をいい意味で裏切られ 「へー」となる。
短編集だけども、どれも面白い。
再読ですが 1度読んで結末が分かっててもわくわくしてしまう。
他には無いような話ばかりで 好きです。
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タイトルどおりハッピーエンドではない話ばかりの短篇集。生活感溢れる一般人が登場人物なので、ストーリーも非現実的でなく、オチの場面でゾッとすることも。
歌野作品は長編もいいが、短篇のうまさにも感服する。
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面白かった。私は好きです。
絶対にハッピーエンドにならないと分かってるのに読んで暗い気持ちになる。でもただ暗い気持ちなだけでなく、落ちがあって、軽くえぇーってなります。
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タイトル通りハッピーエンドの無い短編集。
全編テンポが良く、ミステリ要素を加えた短編もいくつかあり、単にバットエンドを楽しむだけでなく、そういう面でも楽しめます。
自分は次は登場人物がどんな目に遭うのだろう、とSの気分で読みました(笑)
好きなのは姉と比べて親から厳しい扱いを受ける妹の話『おねえちゃん』いきなりの少しシリアスなバットエンドです。
川に死体が流れているという通報から意外な展開を見せる『玉川上死』これは自分にとっては終始予測のつかない展開でした。
他には働かない夫と受験生がいるらしい家庭で起こった事件の真相が明らかになる『サクラチル』
最後でストンと落とす『尊厳、死』
可笑しかったのは『永遠の契り』まさかのいきなりのバットエンドが可笑しく、こういうドラマ性の無い悲劇を小説にする発想がすごいなぁ、と思いました。
全編通してどこかで起こってそうな話ばかりです。
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タイトル通り。え、そこで終わり!?とか、あぁやっぱり↓↓の連続の短編集。全編文句なしの悲惨っぷりで気が滅入りますが、中途半端に救いがあるより却って清々しいかも。何故かちょっとクセになる。
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タイトルに偽りなし。重いネタからブラックユーモアまで、読後にモヤモヤを残す作品ばかりの短編集。本当の意味でのハッピーエンドは一つもなし(^ ^;