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アンハッピーエンド物としては、ちょうど読みやすい長さのお話がたくさん。
これが大長編の結末だとしたら「後味悪すぎる」と思うとこだけど、短編集なので却ってよかった。
ど素直に誘導に引っかかって、ラストでそっちかー、と驚くもよし
彼の作風を深読みしてこうくる筈だ、と予測を当てにいくもよし。
読み応えありました。
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歌野晶午のショートショートミステリ。かなり古いものからも入っているので、玉石混淆。あと、他のオムニバスに入ってたのも入っていた。とりあえずタイトル通りノーハッピーエンドなので読んだ後暗い気持ちになる。
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ハッピーエンドじゃないどころか、かなり後味の悪い物語ばかりが集まった短編集。だけどその後味の悪さが突き抜けていて、逆に爽快。すごく面白かったです。
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「おねえちゃん」
その使命をはたした時、あたしの存在意義も消滅した。
今ここにいるあたしは生きる屍。
「サクラチル」
東大に入ったら、今までの苦労を全部帳消しにしてあげる。
「天国の兄に一筆啓上」
どうかあきらめて成仏してくれ。
「消された15番」
復讐しなければなりません。
「死面」
すべては幸子の導きによるものだったのか。
「防疫」
それでもあたしと結婚してくれる?
「玉川上死」
ということだよ。
「殺人休暇」
塚越さんが死ねばいい。
「永遠の契り」
ずっとこうしていたい。
「In the lap of the mother」
はん、はんっ。
「尊厳、死」
そんな汚い服じゃ、うちの車に乗せられないでしょう。
本文から一言ずつ抜粋しました。
固定観念って本当に怖い。
考えればわかることなのに、オチを読めたのは、ほんの3作のみ。
バッドエンドばっかなのに面白かった!
歌野晶午さんの作品、どんどん読んでいきたいです♪(´ε` )
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やっぱりハッピーエンドのお話の方が好きだ!
って思ったから★×3。
どの短編もしっかり面白かったけど、バッドエンド×11回はつらいね・・・
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3
「尊厳、死」を読み終えた瞬間「うまい!」と膝を打ったが、少し考えて「いや、ちょっとおかしいな」と思い直す。仕掛けは上手いが理由付けが弱い。それでも「葉桜」を読んだときは上手いとも面白いとも思わなかったのだからアレよりはずっと良い。他、本格っぽい仕掛けの「玉川上死」あたりが目を引く。本書のタイトルのせいか、読み始めてすぐにオチの予想のつく話も少なくないのは残念。
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タイトル通りハッピーエンド無し。
あぁ…と溜息が出てしまう結末
はぁ…と深く息を吐いてしまう結末
アンハッピーだけれど、そこまで後味が悪くなく。非常に読みやすい。
歌野晶午いいとこ取りを満喫出来ると思う。
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歌野ぉ……。
テンション低いときに読んではダメです。あとドM推奨。タイトル通り、ハッピーエンドがひとつもない、後味の悪い短編が十一個。やっぱりこのひと、天才だわ。どの話もラストでぞくぞくした。ミステリ的な謎があるというより、お話にオチがある。そのオチがまたひどいから、うまいなぁ、と思う。
すっきり爽やかな話を期待しているひと(歌野を手に取ってそれはなかろうが)、求めているひとにはお勧めしません。
十一編もあるので、なかには単純すぎるもの、微妙だなぁと思うものもございましたが。ミステリとしては「玉川上死」が面白かった。「殺人休暇」も好き。お話としては「おねえちゃん」が印象強かったかな。
抜粋「死面」より。
私は今、片波見にいる。あの夏の日から、ずっと。
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毒注意。
看病中読んだが、ほんの10数ページのいやーな話が満載。
たとえば「おねえちゃん」姉の移植のために生まれてきた家族から微妙に差別を受けてきたという少女。
この微妙さがなんともやりきれない。結末はもっとやりきれない。タイトルの意味もかなりいや。
末娘のデスマスク作ってしまっている家とか、受験戦争の話とかもうもうもう勘弁みたいな、アンハッピーエンドてんこもり。
ただ、短い分だけ薄いので消化不良にはならないかな。
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歌野晶午さんの本初めて読みました。
『葉桜の季節に君を想うということ』が有名だったので、ずっとそれは読んでみたいなと思ってたんですが、とりあえず読みやすそうな短編集からと思ってこれを読みました。
ぱっと見はかわいらしい表紙と思ったんですが、よく見たらなんか怖い表紙でした。
そして内容も全部タイトル通りなようで、私はハッピーエンド派なのであんまり期待せずに読みました。
短編なので全体的に物足りない感じはしましたが、その分読みやすかったので、あっという間に読み終わってしまいました。
どの話も確かにハッピーエンドじゃなかったです。
でもバッドエンドというよりはアンハッピーエンドっていう感じがしました。
必ずしも嫌な終わり方じゃないけど、幸せな終わり方はひとつもないって感じです。
読んでて楽しくはならないけどおもしろかったです。
私的には『おねえちゃん』『サクラチル』『玉川上死』がおもしろかったです。
この3つは長編で読んでみたいなと思いました。
歌野さんの本もっといろいろ読んでみたくなりました。
『葉桜の~』も読みたいし、ほかにもおもしろそうなやつ読みたいです。
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タイトル通りすべてが
ハッピーエンドじゃない(*_*)
残酷にも感じるし、悲しくも読めるし、
人間らしいな…とも思える結末。
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久々にヒットしました!
話は不幸な感じなんだけど、意外な終わり方してみたり、なんでこんなこと思いつくかなってエピソードばっかりで面白いです。
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ブラックな話の短編集。ホラーチックなのもあって良かった。
最後の一行でひっくり返されるのも多い。
しかし、どんでん返しものばかり読んでると予想できてしまうのもちょっと寂しい。
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歌野さん好きなので読んでみた。読みやすいんだけど・・残念ながら、ダークやホラーが苦手な私にはちょっと合わなかった。
やっぱりハッピーエンドがいいなっ
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短編集だと、どうせ叙述だろ!と構えてしまうのであまり良くない気がしました。
話が面白いかどうかはさておき、葉桜みたいなのを期待して読み始めたので途中で止めてしまいました。タイトルは切ない感じなのかと思ったら、本当にハッピーエンドが無いということだとは笑