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解説とフィクションが交互に入っている科学書という手法は、新しい試みですね。
読みやすくとても良いと思いました。
解説書としても、物語としても、楽しむことが出来ました。
思わず、物語の主人公の真一くんに感情移入してしまいました。
古代、地球が宇宙の中心と考えられたが、太陽の周りを地球が回っているとわかり、太陽が宇宙の中心と考えられたがそれも違い、太陽は天の川銀河の一部、しかも天の川銀河の中心近くでもない、そして天の川銀河も宇宙で唯一の銀河では無く、その他にも無数に銀河がある…
人類を中心に考えられていたことが、それはただの驕りで、まだまだ未熟な文明の段階である。
大人の成熟した文明になるために、戦争や環境破壊など失敗や挫折を繰り返してしまっている。
失敗や挫折を経験しながら、これからの子孫のためにほんの少しの大人の知的文明に近づいていることを願いたい。
もし第二の地球が発見され、新たな知的生命文明と接触出来たとしたら、これまでの地球上のあらゆる文明の概念や考え方が大きく変わり、その時こそが人類の文明の大きな一歩になるだろう。
素敵な本でした。
読んで良かったです。ありがとうございました。