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ディケンズってこんなファンタジーみたいなやつ書くんだ
一晩で更生しようって実際に行動に移せるスクルージおじさんすごいと思う
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ディケンズは結構好きで読んでいました。クリスマス・キャロルを読んで、これこそクリスマスに読むべき小説だなと若いときに思ったものです。
今回、子どもが読むように、この本を買いましたが、子供が読む前に私が読んでしまいました。
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クリスマスソングをBGMにして読了。
読み始める前は血も涙もないスクルージ!という認識だったけど、怖がって、泣いて、はしゃいで…思っていたよりも感情豊かで愛らしい。根っこに優しさが残っていて良かった。はたから見たら滑稽でも、自分を見つめ直して行動出来るのは素晴らしい。
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クリスマスイブの夜、ケチで自分のことしか考えないスクルージの前に現れた三人の精霊たち。彼らは過去、現代、未来のクリスマスをスクルージに見せてゆくが。→
最初はケチで嫌味な爺さんだったスクルージが、昔の自分を思い出し、現在の周りの人々の暮らしに触れ、未来を見て生まれ変わる。文字にすればそれまでの話なんだけど、木村由利子さんの翻訳が素晴らしく、ラストのスクルージの変化がとても良い。
こんな風に変われたのは、嫌味な爺さん=我が強く偏屈だからこそなんだろうな、と思えるし、そこには不自然さがまるでない。本当に読みやすい良訳。
この翻訳のおかげで「クリスマス・キャロル」が好きになれた。感謝。
児童書の新訳版、何気に注目株です。(翻訳者さんの解説も付いていた。侮れない)