投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
又吉さんのいいまわしというか例え方というか、すごいなぁと感じるばかり。
一度読んだだけだけど、わかったようなわからないような感じ。
感じたことは、人間らしさって最終的にはこういうことなんだろうな。と、家族との絡みのところでおもった。
又吉さんの本は今後も読んでいきたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
三作品目。
うーーーん、って感じだった。
ちょっと物語の関係性が掴めなくて、
自分が幼稚なのかと言い聞かせた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
純文学とはなにか…明確な答えははありません。が、この本は人間の内に秘めている様々面を、ときに激しく、ときに優しく、表現していて、まさに“芸術性の高い”作品でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
1回読んだだけでは、足りない。
主人公の永山と友人の芸人である影島のどちらもが、又吉そのもの。又吉氏の頭に棲む2つのキャラクターが作る物語。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
永山と影島、どちらも又吉直樹さんだったな。というのが最初の感想です。
影島と仲野太一のやり取り、永山と影島のやり取りの中に又吉さんが言いたいことがたくさん鏤められているように感じました。
又吉さんの新書「夜を乗り越える」では大いに「人間失格」について語っていたのですが、この「人間」を読むとどれほど深く影響を与えられていたのかをひしひし感じとることができると思います。(私も人間失格がバイブルみたいなところがあるので…)
そして、カスミはブータンシボリアゲハみたいなもんなのでしょうか?最後の3章でようやく永山の特異性がスピリチュアルな方面に明らかになるけど、それだけでは何とも説明し難いカスミちゃん…
ここはこの本を読んだ誰かと語らってみたいですね。次いで、自分の前世についても。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
主人公永山も まわりにいる「表現者」である人々も
帯にあるように「人間をやるのが下手だ」。
対して
永山の両親や親族、父親の住む沖縄の人々は
「ちゃんと人間の顔をして生活を続ける人間」だ。
では
人間とは何か。
人間をうまくやるとはどういうことなのか。
読み終えた時 その疑問に行き着いた。
この本にその答えがあるわけではなく
その疑問をしっかと投げかける本なのである。
永山 つまり 又吉氏は
そんな 人間として永遠の疑問を
ひたすら考え続けている人で
だから表現をせずにいられない。
逆を言えば
そこまでつきつめて考えない者
というより
考えるより生活することが先と考える
(私のような)者には
人前に堂々と出せる作品を創り上げることは
非常に難しいということだ。
「私は表現者だ」と言いたい皆さん。
とことん感じ抜き
とことん考え抜く覚悟を持とう。
私が又吉氏に好感を持つのは
そんな覚悟がひしひしと感じられるからだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読むのが苦痛だった。最後はもう飛ばし読み。最後どう着地するのかなあとパラパラ読んで、あ、結局着地しないのねって確認だけして、読了。一貫性のない物語の展開がもう我慢ならなかった。ストーリーではなく、本当に漫然と、目に映ったものだけを感覚的に切り取っているような、それでいて、その感覚に全く共感出来ないし、異端であるがゆえの畏怖も感じない。距離感が遠い近いじゃなくて、理解不能の外側にいる感じだった。唯一、永山が仲野とやり合ったり、影島が仲野に送るメールだったり、人間臭くてリアルでいいなあと思った。だから、もっともっとその人間臭さの応酬というか、描写が読みたかったなあ。又吉の人間観察力というか、視点がすごく好きで、世界そのものを切り取る視点はあまり好きじゃないなあと感じた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
又吉さんを詳しくは
知らないけれど
テレビで拝見している印象そのままの
又吉さんらしい本だろうなと
思う本でした。
最初あたりのお話のルームシェアしている
人間模様がうわーってなって
面白かったです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
辟易しつつ、どうにか読了。自意識過剰な登場人物、次々繰り出される理屈に比喩。あまりに奇をてらい過ぎ。悩める中学生の作文?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自伝のようで、自伝でない。
主人公は作者のようで、作者でない。
まさに「小説」ですねぇ。
「人間」をやるのがうまくないって言い回しが絶妙で、
多くの人間がこの葛藤を抱えて生きている。
普段はそれをごまかしながら生きているけれど、
時々、文学でそれを突きつけられる。
きっついなぁ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
挫折をしながら、なんとか読了。自分には、この本を楽しめなかった。タイトル「人間」帯「人間をやるのが下手だ」というところに惹かれたのだが。。。
結局、人は、いろいろな波乱万丈が大なり小なりあり、時が過ぎていくことを、感受性がするどい著者により描写されている。
又吉さんの作品は、ストイックというか、真面目というか、面白いという感覚にはなれないな~。
難しかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
誰ともしっかり向き合うことなく、深く傷と影だけを抱え込んでは離れていく主人公の距離感が生々しい。永山と影島の関係も友人のそれではなく、自分によく似た存在への愛着という意味で、作中を通して自閉した世界で一人きりで生きることの息苦しさが強かった。
閉塞感を大切にする永山を「長すぎる懲役刑に服役している」というのは言い得て妙。主人公や影島の鬱屈と抱え込んだ重みが何か、一生懸命自問自答で解明しようとして客観視の限界に苦しんでいる姿は刑罰のよう。だとすれば他者を必要とする量が人よりも少ないことはそれほど重い罪なのか。
同じく小さく閉じて他人を諦めているように見えたカスミは「自分に意味なんてないので、意味を持たせようとしてくる誰かに、私はみつかりたくないだけだ」というような彼女の言葉に救われる気もする。人間をやるのが下手だと生きることを諦めて膜に覆われたまま漂うことを選ぶ人も大勢いるし、いていいと思う。
作中で多々語られ、永山やハウスの面々が当然のように思い悩む才能のくだりは正直ふわふわしていて、関心があっただけにもっと描写してほしいなと感じていたが、読了して凡人Aたる永山の信じた才能とその罪状について腑に落ちるものがあり、人間をやるのが下手な永山なりに諦めずに”生きる”姿は粘り強く、とても前向きだと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
又吉 初の長編小説。忙しい芸人が366ページも良く書き下ろしたと思う。
若いころシエアハウスで過ごした強烈な人間関係を描いている箇所が印象的。皆、心に闇が有る人物で思い思いに生活している。恋人関係と思っていた相手ともうまくいかない。。
芥川賞を受賞した芸人が登場する。大分キャラクターが違うが、自分を変えて描いているのか?ネットの上で炎上して口論するシーンは相手を罵る場面が多く、閉口する。
最後は急に話が展開して、アル中の父親と、沖縄での宴会が楽しく描かれている。どうしようも無い父親に対して、家族の愛情が残っているのは微笑ましい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
又吉ほど真面目に文化のことを考えている若者はいま、どのくらいいるのだろうな。昔はよく議論したよね。気づいたら朝だったみたいなことがざらだった。
昨今の、相手を気遣う優しい言葉遣いの押し付けとそれに伴う内容のなさの会話について考えてしまったよ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自分と他人の距離を気にしすぎて、
自分と自分の距離が広がって
両側の自分がお互いにもう見えへんくなったり、
それは人間をするのが下手ってことかもしらんけど、
それはそれでいいねん。