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著者は、「盆栽は幾百年と生き続ける「生命の尊厳」が秘める内面の美を表現するもの」という。
盆栽は、「生命のエネルギー。そして生死の試練の厳しさです。あるいは四季折々の美しさが人の心を癒してくれます。」
「盆栽を芸術作品にまで昇華させるためには、盆栽作家の側に高い美意識と豊かな感性が求められます。植物はとても素直で、育てる人のかける愛情がそのまま伝わります。植物を育てるのに必要なのは、水と光と温度、そして人の愛情です。人の愛情がなければ成長しません。
盆栽創作の心得とは、「天地材工」。天に時有り 地に気有り。材に美有り 工に巧有り。此の四者を合わせ 然る後。可以て良と 為す。
盆栽との一期一会を大切にすること。水かけ、消毒、肥料、植え替え管理を行い、盆栽に思いを寄せること。素材のもつ真の個性を見抜くこと。創作に工夫を凝らすこと。この4つの心得をもって盆栽を作ることが望ましい。」
盆栽の画像が、時間的経過が明らかになって、盆栽が生きていることが実感できる。
この本を見ることで、盆栽の良し悪しが良くわかるようになる。
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ただ綺麗だからと軽い気持ちで去年購入したミニ盆栽を枯らしてしまった。
本書を読んで盆栽は大切に育ててれば長年楽しめるものなのだと改めて知った。
今年こそは大事に育てよう。
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本当の素人がたまたま盆栽の苗を購入したので読んでみた。著者のことも知らず、単に新しい実用書なので、類書と比較されてより良い内容を目指したと思った。
買った苗の育て方は載っていなかったが、盆栽の魅力をゼロから知ることができた。当たり前だけれども、園芸とは全く違う。
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一定レベル以上植物の育て方が身について、盆栽にも興味を持った人のために盆栽の用語やルールや可能性を示すための本。なので園芸初心者がこれを見ていきなり盆栽の世話を上手にできるようにはならないと思うけど、盆栽についてのイメージを膨らませるには良い。