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2022.07.08
ハリーポッターが観れなくて
東京にいるなら東京會舘行ってくればよかった…
第六章 建て替えの際の奥様の話
泣いてしまったなぁ
辻村深月の文章はなんでこうも惹きつけられるんだろう
大好きです
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昭和から平成、そして令和へ。
上巻は時代に翻弄された東京會舘、といった印象が強かったが、下巻は東京會舘ならではのエピソードが満載。
東京會舘だから出来た、生まれた、育まれた。
一つ一つの物語がぐっと胸に迫る。
一度は行ってみたい。
自分も東京會舘の物語に触れてみたい。
素敵な本に出会えた。
折を見て読み返したい一冊。
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下巻、一気に読みました。
一話一話がどれもしみじみと温かくて、
電車の中でウルウルしながら読みました。
上巻は、時代背景も自分が生まれる前ということで、
ちょっと淡々と読んでしまった感じですが、
下巻は徐々に現在に近づいて来たのと、
知っている方の名前や現実も混ざり合って、
すごく身近に感じました。
一番好きなのは、あの日の一夜に寄せて。
ある夫婦のお話ですが、
最後の旦那さんの行動の奥にある気持ちを思って、涙。
そうそう、きっと、食事を作るというのは、
相手を思う気持ちと繋がってるんだよね。と。
料理やサービスだけでなく、
常に人を敬う気持ちや、プロとしての誇りや仕事への姿勢など、
東京會舘の方々の姿に心が温かくなりました。
ちなみに、最後まで大きな事件はなく静かでしたが、
最後は上下巻合わせていろいろなストーリーが気持ちよく繋がって行くのも快感^_^
このお話を読んで、
素直にこんな気持ちになれる自分でよかった、
と思える素敵な一冊でした。
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昭和から平成へ。そして2度目の東京會舘の建て替え。ひとつ前の東京會舘の姿が自分にとっては古い東京會舘という認識だったけど。戦前や戦後直後を経験しているひとにとっては、それほど古くないのかもしれない。
ある作家にとっては直木賞を採るために戻ってくるべき場所であり。親子の絶縁宣言をした場所であり。再び親子に戻れた場所であるということ。
建物は外からひとを守ってくれる場所であり、その建物を作ったひとの思いが溢れる場所でもある。自分がその建物に相応しい生き方や振る舞いをしてきたか。ふと、そんなことを考えてしまいました。
新しくなった令和の東京會舘はまだ、行ってみたいですね。
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とてもよかった。
上巻よりも感情移入してしまい
思わずうるっとくる場面も
物語を通して
東京會舘と近づいたからなのか
時代が今に近づいたからなのか
下巻の方がより一層楽しめた
長編の方が好きだが
下巻は1作品ごとの内容が厚く感じられた
東京のものではないので、
恥ずかしながら東京會舘は知らなかったのだが
もうすっかりファンです
いつか食事にでも伺いたい
サービス業がすきで
スタッフの細やかな気遣いなど
読んでてとても気持ちが良かった
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大正、昭和、平成そして令和と連綿と紡がれる人生模様。東京會舘を舞台に會舘にかかわった人たちの素敵な物語がここに。
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上巻はハマり切っていなかったですが、下巻はスラスラページが進み、涙が出そうになる箇所も多くありました。
また、東京會舘や文芸界についての新しい発見も多くありました。
一つ一つの人との関わりや、一つ一つの仕事を大切にしたいなと感じた作品でした。
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東京会館に関わる人々の心温まる話で、東京会館の歴史もわかる。下巻も同じようなストーリーが続くが、電車の中で涙してしまう場面が数回あった。実在する人物の話も多いが、このような思い入れを持つことが出来る場所がある人は幸せだと思った。また、物語になるような建物や組織も多くはないだろう。建物が建て替えられても、ストーリーが続くのはそれを支えている人々の思いであることがわかる。最後に、自分にはそのような場所があるかと自問させられる小説だった。
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とくに、「煉瓦の壁を背に」が最高で
自分の固定的価値観を押し付ける親を絶交して
悔しさをバネに、直木賞を取るというストーリーに号泣。
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おもしろかったです。
とりあえず、東京會舘に行ってみたくなりました。
短編集なのに物語同士の繋がりも感じられ、なんだかとても胸が熱くなりました。実際に存在している建物がモデルなので、作中で描かれているアイテムが実際にはどのようなものなのだろうと思わせてきます。
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大正11年創業の東京會舘。
2019年の二度目のリニューアルオープンに至るまでの、様々な歴史の一コマを切り取って描いた小説。
小説ではあるけれど、実際の東京會舘とそこにまつわる実話がもとになっています。
NHKの某定点ドキュメンタリーを近現代史のスパンに伸ばし、
東京會舘で働く人たちを「プロフェッショナル」的視点で切り取った、そんな感じ。
リアリティのあるドラマ性と、
心温まる場面の数々が心地よく、
東京會舘を知らなくても、行ったことがなくても、
楽しめる小説になっています。
もちろん、知っている人、行ったことがある人はより楽しめるはず。
クセのない内容と、連作短編集のような構成もあって、読みやすさ満点。
心穏やかな読書を楽しみたい人におすすめです。
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一つ一つのエピソードに心打たれました。素直に素敵な話だなあと思わせてくれて、この繋がりがすごく羨ましくなりました。上巻読み終わってすぐには、東京會舘のサイトを調べ、下巻では第百四十七回直木賞を調べました。自分にもこんな思い出の場所があったらすごく素敵だなぁと思います。
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下巻の方が壮大なドラマがあって面白い。
特に3.11の件はより身近に感じられて感情移入した。東京会館に行った人は特に面白く読めるのだろうが、県外の人間には遠い存在かな…。。
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大正時代からの東京會舘の人と人が繋ぐ物語。時代を経てあの時のあの人が、この時のこの人の人生に関わっていて、自分も時空を超えてその歴史を覗いている気分に。
第七章 星と虎の夕べ も泣いた。越路吹雪さんはもう名前くらいしか存じないけれど、大スターと経験の浅いボーイの物語。
第八章 あの日の一夜に寄せて もぐっと来た。東京會舘の歴史ある本格的料理教室の話と、あの3.11の日の物語。
辻村さんて、なんでこんなに切り取り方と見せ方が上手いのか。
第九章 煉瓦の壁を背に も、あー全部よかったよ。
早く新しくなった東京會舘に赴いて、その刻まれた歴史を堪能したい。
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ハードカバーで読了。
残念ながら個人的に上巻ほどはの印象は
残らなかったけど直木賞を題材にした短編は
辻村さん自身の体験を経てからの作品
だからか臨場感がありました。
逆に東日本大震災当日の短編は
ちょっとふわふわしすぎかなぁと。。