紙の本
盛りだくさんのサイコサスペンス
2011/02/17 17:38
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投稿者:こぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
飯能市で起きる連続猟奇殺人にほんろうされる刑事たち。
パニックを起こした市民の暴動、
二転三転する真犯人へたどりつくまでの
捜査、そして悪意の連鎖。
刑法39条の問題がこの物語の根幹を作っていると思うし、
『ハサミ男』を連想させる読者のミスリードを誘う話の展開など
本を閉じるまで
捜査している刑事だけではなく
読者も翻弄され続ける。
毒は強いが
物語としては最高に面白い
紙の本
スリル満点
2024/03/24 12:46
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
連続殺人が、こんなにも人を混乱させ半狂乱状態にしてしまう。現実に起こったら、本当に恐ろしい。最後の最後まで、本当の犯人が誰なのか大どんでん返しがあった。刑法三十九条について、とても考えさせる重い話だったと思う。
紙の本
怖いけど面白い
2022/12/05 03:09
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投稿者:Yuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいらしい表紙とは全く違う怖い小説です。中山七里さんの小説はテンポがとても早いです。先が気になるのでどの作品も一気読みです。さすが大どんでん返しの帝王!ラストは本当にびっくりしました。本当に面白かったです。
紙の本
サイコパス
2021/02/28 21:36
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投稿者:ひな - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくこんなにいろんなタイプのサスペンスが欠けるなと感心してしまう。
中山七里さんはいろんなジャンルの知識が豊富な人なのだろう。
紙の本
グロだが読み応えあり
2020/07/13 18:59
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投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
猟奇殺人を扱っているのでグロは仕方ないんでしょうが、展開と言い、意外性と言い、ハイレベルの作品ですね。底の底の底まであります。私的に非常に好みの作品でした。グロが苦手な人にはお薦めしませんが、読んで損のない作品ですよ。
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たのしいエンタメ小説
2016/07/05 00:36
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投稿者:たかやま - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。エンタメ小説ど真ん中という感じです。タイトルと表紙から受ける印象と内容のギャップにまずガツンときます笑。サイコスリラーとしてもドキドキして、「警官vs狂気の市民”にドキドキして…。“ある人が黒幕”というくだりはtoo much…と思いましたが、決して後付けにならないようしっかり練られていて悪くないです。「…最後の1行で驚かせたい」という作者のサービス心もよかったです。ある意味カタルシス。それにしても主人公の生命力はすごいですね…。
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埼玉県で連続猟奇殺人事件が起こって・・・
表紙のカエルちゃんからは考えつかない位、エグイ描写がいっぱいでビックリ。
刑法39条が絡めてあったり、どんでん返しがあったり、盛りだくさんで、おもしろいんだけれど、で、作者は39条に関して、どう考えてるのっていうのが伝わってこないのが惜しい。
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史上初! 最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい!」という声が続出した話題作。『さよならドビュッシー』『おやすみラフマニノフ』に続く中山七里の最新刊。『このミス』ファン待望の作品が、満を持して登場!
マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは? どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない
『さよなら~』が割と好みの作風だったこともあり、
未読ながらも次作となる『おやすみ~』も購入。
ふと訪れた書店で帯にひかれて
本作も購入することとなったのだが・・・
序盤から中盤にかけての猟奇的な惨殺死体の描写も
さることながら、
私が最も嫌悪を覚えたのは、「ナツオ」が虐待される場面だった。
---デビュー作とはまるで違った作風にとまどいつつ、
なんとなく読み進み難い感もあったが、
「途中で投げ出さなくてよかった」と実感するほど、
ラストヘかけてのどんでん返しの応酬に感服。
事件の背景は重く、事件そのものにも嫌悪するが、
しかけられた構成はとても気に入った。
---最後の一行までも目が離せないという点でもなかなかの出来!
今後も追いかけていきたい作家さんの1人になった。
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殺害方法は凄惨で詳細に表現されているので一見敬遠してしまいがちであるが、伏線回収もしっかりとされており、結末も二転三転する、この作者らしい展開。
事件に混乱した市民が暴徒と化したり、犯人との対決など暴力的な場面が連続して続くので後半は展開が気になりながらも若干食傷気味になった。
しかし全体的に間満足度の高い作品であった。口は悪いが心根が優しい渡瀬と若く直情的な古手川の良いコンビの活躍が今後の作品でも楽しみになる終わりであった。
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市民対警察の乱闘や犯人?との格闘シーンはかなりハラハラ。古手川のしぶとさすごすぎ。ちょっと猟奇的な殺人事件と、最後の最後のどんでん返しに至る謎解きなど、結構個人的には好きなストーリー展開でした。
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残酷な描写が多いけど、なぜかほんわかしてる。
真相がわかるにつれ、それが恐怖に代わっていく。
最後の一文で息をのむ。
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タイトルや表紙に惹かれて購入。
連続猟奇殺人のグロさや市民の暴走シーンなどの描写は見事ながら、帯で喧伝されているドンデン返しはありがちなものだし、テーマに対する追求も不十分に感じたかな。好みのタイプのオチではあるんだけど…。
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「さよならドビュッシー」を文庫化されたのを機に読んで、その次にこちらも購入しました。猟奇殺人、それも連続殺人。読んでると肩に力が入るというか、疲れます。読んでる途中、ベートーベンの「悲愴」が聴きたくなりました。
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エグいエグい(笑)
「さよならドビュッシー」や「おやすみラフマニノフ」とは、
まるで違った作風ですね。
このエグさは、これはこれで面白かったです。
ただ所々、非常に描写がくどい(特にとっくみ合いのシーン…、バトル要素すきなのかな?)のが、気になりました…。
どんでん返しが、ウリのひとつですが、その伏線もあからさまですぐにラストが読めてしまった。
疑って読みすぎかな…。
「さよならドビュッシー」と並んで、名を知らしめた中山七里さん。
その後、「さよならドビュッシー」の方をメインに据えていったのも、わかる気がします。
けど、こういうのも、すきですよ
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このタイトルだけで読みたくなってしまいました。猟奇な見立て?シリアルキラーもの。かなり陰惨でえげつない部分もありましたが。ミステリとしても唸らされました。真相の裏までは読めたけど。まだそれで終わりじゃなかったのね。そしてこういうブラックな結末、大好き。
刑法第三十九条の問題って、難しいよねえ。明らかにそれはおかしいだろうってケースもあるけど。実際に責任能力がなかった場合、きちんと監理するのは当人のためでもあるんじゃないかと思いました。だって実は事件そのものよりも、市民が暴徒に変貌する様の方が数段怖いと思うんだよなあ……。