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全ては抽象と具体の間の移動の話になる
2020/05/09 15:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:T-sk - この投稿者のレビュー一覧を見る
頭の働きを、抽象と具体の間の移動という枠組みで整理したのがよい。
この枠組みからいろいろ引き出せるように訓練しよう。
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具体化と抽象化の2つを左右に配置して考える。
左右には、それぞれ出てくる要素が異なる。
このツールを使って物事を考えていくと本質的な根源から具体的に実現する方法など幅広い思考が出来る。
実用的で実効性のある内容。
子供達に一冊づつ買い与えよう(読まないだろうけど)
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具体と抽象の行き来が大切とのことを説明した本だった。よくある頭がいいってどういうことだろう?実際考えてばかりでもいけないけど、考えてないのもいけない。と思っていたところ考える枠組みがスッキリわかった。
具体にも抽象にもどちらもいいところがあり、両方が必要だし得意な方ばかりによってしまうとの話は共感ができ、気をつけようと思う。
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抽象と具体を往復すること、しかもその幅を広く頻繁にスピーディーに行うことなど、確かに大事だし5w1hの質問を意識して自分に投げかけることでトレーニングもできそう。
ただ賢さを著者の考え基づいて定義付け、フレーミングして、それを前提に論が展開されるので、同意しかねる点や、強引な点も散見される。
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思考法ハックに関する本は多数あるがこの本は非常にわかりやすくて良い。
「思考とは抽象と具体の往復運動である」という定義は目からウロコで、目の前が急にひらけた感じがしました。
とてもシンプルな考え方なので今までも無意識には自分自身でもやってきたことですが、それをここまでわかりやすく言語化したことは凄いと思います。
この本を読めば賢くなるわけではありませんが、この本を読めばどうすれば賢くなるのかはわかると思います。
おすすめです。
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書評を読んで興味が湧き、図書館で借りました。
・思考とは、具体と抽象の往復運動である。
・具体と抽象の距離、スピード、回数を自分の強みに合わせて組み合わせて使える人が頭がよい。
という定義のもと、思考について様々な角度から解説した本でした。
物事を具体の方向へ思考したいときは4W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どのように)、抽象の方向に思考したいときは1W(なぜ)と問うと思考が往復しやすく、特に私の苦手方向の抽象の方向に思考したいときは、「本当は?」「目的は?」「そもそも?」と考えてみるといいそうです。
簡単に読めるのに内容は深く、思考(考える)の定義づけは腹落ちしやすくて賢い人の思考回路がちょっとわかりました。。
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そもそと賢さとは何か?の定義から、その賢さを手に入れるためにどのようなことをしたら良いのかが解説されています。
以下、メモ。
賢い人とは、具体化、抽象化の往復ができる人のこと。
具体化、抽象化の
1.往復の距離が長く
2.スピードが速く
3.回数をこなしている
この3つがポイント。
抽象化を鍛えるためには「why?」で問い続ける
具体化を鍛えるためには「4W1H」で考える
具体、抽象どちらかが得意か持って生まれた特性もあるため、苦手な方を鍛えて往復ができるようにしていきたい。
学校で習う学習は、具体的なものが中心、社会では抽象化能力が求められる。
しかし具体的なもの、インプットの下地がなければ抽象化ができないため、継続的な学習は必要であるし、年齢が上がるにつれて抽象化の訓練となる学習が増える。
数学などは抽象化の練習になるそう。
個人的に参考になったのは、
子どもに「なぜ?」を聞くなら、「なぜお医者さんになりたいと思ったんだい?」というような、その先に子ども自身のポジティブな本質が見つかりそうな場合だけに限定して使うべきである。
という一文。
なぜ?と言う問いは時に凶器となるほど重い言葉なので使い方は気をつけたい。
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p.8 頭の良さは考え方や思考方法の差に過ぎず、自分で変えることができる。
p.23 学校と社会では求められる頭のよさの方向が違う。
学校はインプット重視。
社会はアウトプット重視。
特に年次が低いほどインプットを求められる。
p.29
インプット力は、抽象化能力
アウトプット力は、具体化能力
つまり、
学生時代の頭がいいは、インプットが得意→抽象化が得意。
社会人の頭がいいは、アウトプットが得意→具体化が得意。
そして、本当に頭がいい人は、抽象⇄具体の往復運動神経が良い。
p.94 目的と手段を間違えるなと言うが手段と目的は連続している。
例:仕事をする(手段)→お金を稼ぐ(目的)
お金を稼ぐ(手段)→生きる(目的)
このように目的としていた、お金を稼ぐと言う行為も、生きると言う目的の手段になっている。手段と目的の思考を繰り返すことでより面白い発想が生まれる。
[言葉イメージ]
■抽象化
遠い、本質的、概念的(数字にしづらい)、精神的、多面的(高次元)、目的、問題設定、マネージャー
■具体化
近い、実用的、五感的/数値的、現実的、一面的(低次元)、手段、問題解決、プレーヤー
p.108
著者の考える頭の良さとは、「具体化と抽象化の往復運動」
この往復運動が得意。は次の3つに分けられる
①距離→具体と抽象の距離が長い
②スピード→具体化と抽象化のスピードが速い
③回数→具体化と抽象化の回数が多い
どれか1つでもいいし、全てバランス的にでもいいが、このこれらが頭のいい人の条件。
①距離が長い人は固定概念にとらわれない豊かな発想ができる。
②スピードが速い人は、頭の回転が速い。例えば、具体的な質問に対して、本質や全体を考えた返答を即座にできる。
③回数が多い人は、間違う回数も多い。しかし、たくさんの間違いにぶつかったから正解がわかる。
p.170 何故数学の勉強をするのか?
論理的思考を身につけるためっていうのが一般論ではあるが、著者曰く抽象化能力を身に付けるため。
数学は、りんご5個ずつを2人にって具体が、5×2になって x ✳︎ y になってf(x)ってなってどんどん抽象化されていく
p.186
抽象化と具体化には5W1Hが最適。
whyだけが抽象化であとは全て具体化。
p.206 抽象化に使える魔法の言葉
①なぜ?
なぜ、と言う言葉を自分に問いかけるのは良いが、人に使ってはいけない。なぜと言う言葉は本質を突きすぎるため、解答者の負荷が高くなりすぎる。だから、ポジティブな面ではいいが、ネガティブな面では、言葉を変えたりもう少し具体化して質問する。
②要するに
要約のトレーニングは読解力にも効果あり。
③本当は?
真を捉えようとする
④目的は?
なぜという言葉は強すぎるため、人に使うにはこっちが良い。
⑤そもそも
そもそもの次には、目的・理由・本質を問う質問がくる。
そもそもが口癖の人は抽象化思考。
p.212 具体化に使える魔法の言葉
①4W1H(5W1Hからwhyを除いた)
最も具体化に使える
②例えば
③TPO
服装の話じゃなく、時と場合によるっていう考え方。抽象化思考の人は全てにあてはまる法則を見つけようとするが、実際はなかなか存在しない。そこで、この場合はこうっていう具体的な考え方も必要。
(白黒つけれない問題に有効)
・p.236
意見が対立するとき、同じ次元(考えのレベル)で解決することはできない。次元を上げるには、「両方正しいとしたら」を考える。
企業は利益を求めるべきだ。企業は価値提供のためにある。
この2つの意見はどちらも正しいため、解決することができない。そこで次元を上げる、両方正しいとしたら?
「利益を上げ、得た利益で社会に価値を提供すべき。」となる。
・p.242 人は見たいものしか見ない。
そのために、虫の目(具体)と鳥の目(抽象)の2つの目を使って見る必要がある。
■階層構造について
最も有効なフレームワークは階層構造
・階層構造は左に具体例。右に抽象として使う。
・MECEは気にする必要がなく、それ以外を使えば良い。
例:動物を分類すると、犬、猫、それ以外って感じでそれ以外についてはとりあえず議題から退ける。
・左右に余白を残しておく。それで思考の距離が伸びる。
・マインドマップは中心が最も抽象的で、端にいくほど具体化される。素晴らしいツールだが、中心以上に抽象化できない。だから1本だけ抽象化用の線を伸ばしておくのもあり。
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細谷功さんの「具体と抽象」の話に近い。
賢さとは具体化と抽象化の往復ができる人。
具体と抽象の反復には
・スピード
・距離
・回数
があるが、この具体と抽象の力を伸ばすには「5W1H」を繰り返して具体化と抽象化するのがおすすめ。細谷さんの本との違いは具体と抽象の反復にはスピード、距離、回数の3種類があることを述べてる点。非常に勉強になった。
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頭の良さは、
具体と抽象の距離、スピード、回数
の三種の組み合わせ。
人によって得意な順番も違うそう。
右を抽象、左を具体 と想定し、頭の体操を日々心がけようと思わせる本であった。
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「思考」とは、「具体と抽象化の往復運動である。」
そして、その運動の距離が長いほど、スピードご速いほど、回数が多いほど、『頭がいい』と筆者は定義している。
これは確かに。と思うし、この本自体が具体と抽象の行き来をしている。
教師という仕事はこの具体と抽象がかなり求められる仕事だ。
子どもたちに伝えたい抽象をどう具体に落とし込むか。
また説明できるか。
自分の思考力を高めていきたい。
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頭よよい人とは、具体化と抽象化の往復運動が得意な人のことである。
「頭のよさ」を構成する要素としては
①「具体」と「抽象」の距離が長い
②「具体化」と「抽象化」のスピードが速い
③「具体化」と「抽象化」の回数が多い
がある。
「階層構造」のフレームワークを使うことで、簡単に具体と抽象の距離を延ばし、スピードを上げ、回数を増やすとのこと。
ぜひ活用していきたい。
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2021年に読んだ本で、非常にわかりやすく今度も読みたい本
インプット力とは、「抽象化能力」のことである。 アウトプット力とは、「具体化能力」のことである。
思考とは、具体化と抽象化の往復運動である。
頭がよい人とは、具体化と抽象化の往復運動が得意な人のことである。
頭の良さ
・「具体」と「抽象」の距離が長い
・「具体化」と「抽象化」のスピードが速い
・「具体化」と「抽象化」の回数が多い
右》とは、抽象的、概念的、本質的、高次元、長期的な方向である。
《左》とは、具体的、五感的、実用的、低次元、短期的な方向である。
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『頭のよさ』を定義づけする一冊。
そのような考え方があるのかと感心した。
頭がよいとは何か?頭をよくするには?
気になる人はぜひご一読を。
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大変楽しい本だった。思考整理のヒントが具体的に記載されていて、今日から実践してみようと思える思考法が紹介されている。