紙の本
興味深い
2021/06/02 19:33
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自然科学の研究者が、若いころに読んでいた本が紹介されていて、興味深かったです。幅広い関心に、圧倒されました。
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10代の頃、自己形成に大きな影響を与えた青春読書本。京大人気教授が紹介する全12冊のセレクトは独特。
寺田寅彦「天才と国防」、野口晴哉「風の効用」、立花隆「青春漂流」、畑正憲「ムツゴロウと天然記念物の動物たち」、サリンジャー「キャッチャーインザライ」、ミヒャエル・エンデ「モモ」、アラン「幸福論」、伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」、手塚治虫「火の鳥」、トーマス・マン「トーニオ・クレーがー」、ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」、勝海舟「氷川清話」の12冊。それぞれ本文ピックアップ、あらすじ、解読、ポイント、次に読みたい本という構成。
理系本が意外と少なかった。10代の頃、食い入るように読んだ本が中心。本書は個々の本の魅力をその後の人生への影響そして再読した印象なども記載。下手な読書論よりも余程役に立つ。さらに興味を持った読者向けに多くの本が紹介されているのが嬉しい。
実は現在中2の子の父。本は嫌いではないようで、読むのは速いがゲームのが楽しいよう。なんとか読書沼に引き込みたいのだが、人に与えられた本は面白くない。本書に登場する本はきっと役に立つので、強制はせずさりげなくパパ棚に並べて置こうと思う。思えば自分は特にもっと小説を読むべきだったように思うので。
もっと売れても良いような掘り出し物の一冊でした。
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筆者の研究への情熱が、どのような言葉で培われたか。何が筆者を駆動させたか。筆者の実体験と紐付いた「中古典」の紹介で、未読のものの内容も分かり面白かった。ヘッセ「車輪の下」は、現在4歳の息子には大学生になる前までには読んでみてもらいたい。自分が22歳で手に取った時点で読む時期を逸した、と感じたぐらいだったので。
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ストーリーが面白いこと、身近なエピソードが含まれて共感をもって読めること、今の自分にとって何がしか有益な情報が含まれていること。