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「明日死んでもいいくらい、後悔のない人生を送りたい」
幼い頃から難病を抱え、限りある日々を大切に生きる会社員・赤月よすが。
「明日死んでもいいくらい、人生が楽しくない」
いじめから逃れるために親友を裏切り、絶望の日々を過ごす中学生の少女・戸張柊子。
正反対の道を歩む2人は、ある事故をきっかけにお互いの心が入れ替わってしまう。死にたがりの少女との出会いに運命を感じたよすがは、過去に自分が描いた一枚の絵が問題解決の鍵だと気づくが……。
「私が消えてしまう前に、私自身の希望を誰かに託したかったんだーー」
10万部突破『この空の上で、いつまでも君を待っている』の著者がどうしても書きたかった感動作!
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第24回電撃小説大賞で大賞を受賞したこがらし輪音の2作目。「明日死んでもいいくらい、後悔のない人生を送りたい」会社員 赤月よすがと「明日死んでもいいくらい、人生が楽しくない」中学生の少女 戸張柊子がある事故をきっかけに精神が入れ替わってしまうお話。入れ替わりに軸足を置いてSF作品として楽しむのも良いし、柊子(中身はよすが)を中心にした青春作品として楽しむのもいいと思う。ただ、主人公の一人 よすがの性格が個人的には苦手なタイプだった。読み終わった後にカバーイラストの意味が分かった時には「おぉ」ってなった。
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死について考えている人、友情とはなんだったのか知りたい人には、ぜひ読んで欲しい。
いつ死んでも後悔しないように生きる大切さ。
人々は人生は長いからこそ現状維持にこだわり、大人は諦観し、それを見て子供は大人を嫌いになり、大人にはなりたくないと思う。
こういう負の連鎖を、私は明日、いつ死んでも後悔しないように生きる。
たったそれだけの意識で常に自分にとって最善の一歩を探そうとすることがとても大切だと思いました。
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冬に咲く花のように生きたあなた
「明日しんでもいいように生きる」っていう主人公が好き
生きてる目的を見失ったときに思い出したい
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【悔いの残らない生き方を貫いて、その希望を誰かに託したい】
境遇の違う少女達が心が入れ替わる事で、己の人生を見つめ直す物語。
冬に咲く花は、その極寒の厳しさの中で、強く咲き誇る事に何の躊躇いも無い。
今この瞬間をどれだけ美しく咲いて、次に繋げられるかだけが重要。
それを踏まえると人間はどれだけ傲慢か。
生き死にを自分で選び取れる。
そして、正反対な生を貫くよすがと柊子の心が入れ替わる。
違った環境に身を置く事で、どん底だった人生が拓けて行く。
冬の寒さに厳かに立ち向かう花のように、その生き方が誰かに希望を灯す事を信じて。
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冬に咲く花とはそんなことだったんだ!と最後に気付きました。すごく面白かったです。
毎日毎日を大切に生きたいと思える本でした。他の本も読んでみたい。