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プロローグ―批評とその分身
第1章 青春の形而上学―ベルリンの幼年時代と青年運動期の思想形成
第2章 翻訳としての言語―ベンヤミンの言語哲学
第3章 批評の理論とその展開―ロマン主義論からバロック悲劇論へ
第4章 芸術の転換―ベンヤミンの美学
第5章 歴史の反転―ベンヤミンの歴史哲学
エピローグ―瓦礫を縫う道へ
著者:柿木伸之(1970-、鹿児島市、哲学)
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やっぱり、ベンヤミン好きだなー自分と思えました。今回は特に彼の女性遍歴を知って、「もーベンヤミンったら」って思った。ちょうど、暴力について考えていたので改めて彼の暴力論の鋭さに、驚かされるとともによく学びたいと思います。
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メディア・リテラシーとの関連は見つけられなかった。ベンヤミンの伝記である。簡単にベンヤミンの生涯を知りたい人にはいいと思われる。
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広い意味での体制や時流は手強い。人間をがんじがらめに絡め取っていく。
それにしてもなんという深い闇が感じられる著作だろう。闇を切り抜けるために、根源に降りたベンヤミンの言葉は、静かに心を鎮めてくれる。もちろん癒やしではない。もがいたからこその視点ばかりだ。
彼の最期も象徴的だ。あちら側に追いやられることで、かえって根源性を保ったともいえる。
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聖母マリアの奇跡の泉、ルルドでベンヤミンとハンナ・アレント再会
パサージュ:アーケード、商店街
外側のない暮らしが密に詰まった構造物のようなものについて
そのかけらを拾い集めて提示してみせるってことなのかなぁ
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入門書として。皮肉なことに、翻訳が読者に奉仕してしまって、読者の言語によって原作の言葉を窒息させてしまうところがあるので、ここで満足せず、原作にあたることが肝要。評伝及び一つの見方として優れる。