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0を1にするアイデアを現実にするには、たゆまぬ努力を続けること、いろんな人の力を借りること、そして必ず成功すると自分のアイデアを信じ、愛してあげること。ランドルフの実直で飾り気のない、どちらかというと凡なキャラクターがよかった。うまくいかず、資金調達も難航し、挙げ句のはてには仲間の首を切り、いろんな感情が渦巻いて大変だと思うけど、それが会社を興すということ。でも最後には成功し、自分の納得する形で取締役を退いた時の彼は人生の中で一番いい顔をしてたんだと思う。自分もそんな瞬間に向けて頑張ろうと思った。
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最初は皆「うまくいくわけがない」と言った。実際そのままの通りに実行していれば、うまくいかなかっただろう
●感想
ネットフリックスの創業者による伝記。ベンチャー企業成功のエッセンスを学べるし、物語として面白い。
●本書を読みながら気になった記述・コト
◆ネットフリックスのアイデアは最初から降りてきたわけではない。思考錯誤を繰り返すことの大切さ
・「成功する事業を立ち上げたい」という思いで、何度もブレストし、友人にダメ出しをもらいながら、考え抜いたうえで出会えたのが「ネットでのDVDレンタル事業」だった
・「ネットでのDVDレンタルサブスクリプション事業」も、事業を成功に導く中で試行錯誤して生まれた。結果的に成功モデルとなったが、現状の問題点を解決すべく考え抜いたアイデアがサブスクリプションの事業となった
◆会社の成長フェーズによって、求められる資質は変わる。創業者は上場後、会社を去った
・ネットフリックスの創業メンバーの多くが、会社が成長するにつれて会社を去ったという。創業者のマークもその一人。マーク曰く、「会社を立ち上げたばかりのころは何でもエネルギーを注いでできるゼネラリストタイプが求められる。会社が大きくなるにつれて、それぞれの専門分野に強みを持つスター人材に役割が起き変わっていく」という
◆ネットフリックスの自由と責任の文化は、マークとリード(現CEO)の関係性に基づいたもの。社員を大人扱いしよう
・いくら豪華な福利厚生を与えたって、社員は不満を会社にぶつけることとなる。大切なのは、大人扱いをすること。その人の裁量権を認めること
◆アメリカ人だって、解雇は辛いよ
・ネットバブル崩壊後、ベンチャーキャピタルからの投資を期待できなくなり、レイオフの必要に迫られた。実に全社員の4割を解雇することなった
・解雇する社員を決定するプロセス、発表に至る過程はとても苦しそうだった。アメリカは簡単に解雇されるけれど、やっぱり経営者にとっても苦渋の決断なのだだなぁ
◆盛者必衰の理を表す。レンタルビデオ店かつて大手、最強のブロックバスターはいまや倒産....
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今ある素晴らしいサービスや商品は、何百何千のアイデアを元にして作られたアイデアと行動の結晶である。
そこから叶えられる夢を実現するために、愚直で一途な粘り強さは大きな武器になる。
起業するとなると、誰しも「絶対上手くいかない」と否定から入られる。(融資する銀行が無いほど)
でも周囲の協力者に理解を得ること、価値があることを納得させることが大切。
そうしたことを繰り返すと良質なフィードバックを得られて、アイデアの制度も上がり、相手が肩入れする気にもなってくれる。
誰かにお願いごとをするときの恥は克服する精神力が必要。(拒否や無視もある)
お金の使い方には注意する。特に、欲に飲まれないようにすること。
従業員は本来、自由と責任を求めているもの。
そこで社会的価値を感じる。
信頼とやる気を作るにはマネジメント力が必須。
これがイノベーションの作り方
そして、社長の情熱を共有することが大事である。
アイデア、貢献度、創造性、自己解決力を追求
自由と責任×正直さ→意思決定の自由を喜ぶ
どのアイデアが優れてるかなんてのは、未来がわからない並に不明確。でもだからこそ成功の可能性もある。挑戦する気持ちが大事。
ランドルフ家の成功訓
言われたことを1割増しでせよ
誰に対しても絶対に自分が知らないことについての意見を事実のように言うな。よくよく慎重に振る舞い自制すべし。
常に礼儀正しく思いやりを持て。相手の立場の上下に関わらず。
避難や不平を言うな。あくまで建設的で真摯な批判に徹せよ。
根拠となる事実があるなら決断を恐れるな。
可能な限り数字化せよ。
心をオープンに、ただし疑いを持て。
すぐにやれ。
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Netflixの創業者が、Netflixの初期数年を描いた著作。
とても率直に、彼がやってきたこと、目指したこと、出来なかったことが書かれている。
Mr.Founder.
あまりにも大きくなっていく会社を前にして、貴方の功績は偉大なものだと思う。そしてそれは自分の手には負えないような、とても怖い経験でもあったのだと思う。
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・Netflix 創業者初代CEO マークランドロフ
・株式公開までの回想録
・Netflixは絶対に成功しないと言われていた
→ 先の事は誰にも分からない
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創業期を創業者の視点から描いている。DVD黎明期の話のため、日本企業も多く出てくる。日本の働き方やシリコンバレーの働き方の違いも出てくるのも面白い。やはりここまで大きく当てる人は先見の明があるな、と思うし、組織論もとても勉強になった。
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自分がハマっているNetflixの創業期の話。
今でこそ巨大企業になり、カルチャーを変えている企業だが、ベンチャーの頃は小さなオフィスで創業した一歩間違えば倒産してしまいそうな弱小企業。
しかし頭を使いながら、寝食も忘れて没頭するベンチャーらしさに共感する。
古今東西ベンチャーってこんな感じだ。自分も起業して失敗したけど覚悟が足りなかったと痛感する。
話はNetflixがインターネットで貸しDVDをやっている時代のもので、配信はまだアイディアにあって技術がない時代のもの。
著者はその前に引退してしまうが、配信を始めた頃からのサクセスストリーもぜひ知りたい!
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ぜったいうまくいかない。と言われても、
先のことは誰にも分からない。
夢を現実に変える為に取れる最強の手段は、とにかく初めて見ればいい。
実際に何度やってもうまくいかない場合どうするか。
あなたには解決策ではなく問題を愛することを覚えてほしい。それが予想より時間がかかってもあきらめない為の方法である。
何があっても5時には帰り、家族と時間を過ごす。夏は必ず最低2週間は家族とどこかでゆっくりする。
何があってもだ。
どんな仕事よりも、家族のおかげで幸せになれる。
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購入した本。Netflixを創業したマークランドルフが語る回想録。起業の初期段階を参考にしたいと思い読了。
「優れたアイデアひとつの裏には、ろくでもない千のアイデアがある」
Netflixの初期の発想に「自分の会社を起業したい、ネットで販売をしたい」の2つがあったそう。この2つのみで起業をしようと思ったことには驚いた。
「本気で財産を作りたかったら自分で事業をやるんだ。自分の人生をコントロールしろ。」これがマークランドルフの父の言葉。
「アイデアはなるべく早く実行に移す」
「アイデアは人に話せ、そしてブラッシュアップしてもらう」
「夢に資金を投じるなら、他人のお金だけにする。賭けるのは自分の身ひとつだけである」
「株は強気相場でも弱気相場でも儲かる。欲をかいたときだけ損をする」
「社員が本当に求めているのは自由と責任」
「売り込みの秘訣は、相手が欲しがっている情報に的確に答え続けること」
会社を設立し、人数が増える→不要な人材が出てくる→クビにする→スーパースターな人材だけ残す。
このサイクルが大事。
最も印象に残ったフレーズは
「ビジネスにおいてノーは必ずしもノーではない。最強の武器は一途な粘り強さ。ノーと言われても引き下がらない人間が報われる。」
マークランドルフの考える成功とは、
「目標を達成し、夢を実現させ、家族の愛から栄養をもらうこと。お金ではない」
この本を読んでみて、スタートアップ初期の考え方や行動方法を学ぶことができた。