電子書籍
すごい
2020/03/27 20:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな人を救うための方法がありますが水を与えることができるってすごいことだなと思います。子供も感動していました。
投稿元:
レビューを見る
千葉県に伝わる「上総堀り」とは、少ない人数で、竹と鉄製の部品だけで、安全に深い井戸を掘ることができる技術です。人の役に立つことをしたい、と思っていた大野さんは、この技術のことを知ったとき、途上国で井戸を掘ることを決意します。まず、上総掘りの修行をしてアフリカへ。数々の困難を乗り越えながら井戸を完成させ、現地の人たちの喜ぶ姿に達成感を覚えます。大野さんの活動の基本は「現地調達」そして「現地の人に教える」こと。
大野さんの情熱と、ボランティアに対する考え方に触れると、自分自身を振り返っていろんなことを考えることでしょう。
投稿元:
レビューを見る
小学校高学年向けのノンフィクションです。
世界の抱える問題に目を向けることができます。また、上総掘り井戸を普及させている大野さんの生き方は、自分の将来の目標について考えるきっかけにもなります。
水で苦労している人びとは、世界中にたくさんいます。約六億六千三百万人もの人びとが、安心して飲める水が身近にない状況にあります。池や川、湖、あるいは整備されていない井戸の水を飲んでいるので。(本文より)
遠くまで水を汲みに行くのは女性や子ども達の仕事ですが、時間もかかるし、重い水を運ぶのは重労働です。
きたない水を飲むことは病気になることもあります。小さな乳幼児には命に関わる問題です。
きれいな水を飲める井戸をつくるというのは、たくさんの命を救う活動でもあるのです。
ただ井戸をつくるだけではなく、現地の人々が自分たちの手でつくれるように教えていくという姿勢が素晴らしいと感じました。
自分たちでつくれば、自分たちのものという愛着がわき、自然と大切にするものです。
やってもらうばかりではなく、自分たちでなんとかしようという意欲もわいてきます。
そして、現地で上総掘りの道具や材料を調達できるように新方式を考案してしまうなんて、大野さんの熱意は真似できないものだなぁと思いました。
大野さんの所属していたNGO難民を助ける会など、海外で日本の知識や技術を役立てるように活動している人たちに尊敬の念を抱くとともに、もっと彼らの活動ついて知りたいなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
#わきだせいのちの水
#たけたにちほみ
#大野篤志
#上総掘り井戸
#児童書
#読了
世界中で6億人がきれいな水にアクセスできないという。恵まれた私たちにできることとは。知ろうとしなければ入ってこない情報がある。受験より社会問題の解決を重視する教育が大事にされたい。 どの世代の人にもオススメ。
投稿元:
レビューを見る
「世界の約六億六千三百万人の人々が、きれいな水にアクセスできないといわれている」この事実に立ち上がり、開発途上国に、日本伝統の井戸づくりで「いのちの水」を届けている日本人活動者・大野篤史さんの幼少時代から現在の活動を追ったノンフィクション」
(小学校図書館だよりの紹介より)
「日本伝統の技術を応用して井戸を掘り続けている大野篤志さんの活動を、工事に参加するアフリカの人々の写真とともにしょうかいします」