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iMovieの限界ってこんなものなのかよと絶句する内容である。
カッコいいMVみたいな映像が作りたくて読んだけど、ほとんど基礎の説明しかないし、文字を使った作例もワードアートみたいなセンスで驚いた。
世界地図表示以外はフリーソフトのAviUtl以下じゃん。思わず発行年を確認してしまった。
完全に定年退職したお年寄りが趣味で編集するホームビデオのクオリティーだ。
iMovieのほかにKeynoteも使用した230頁からは、テレビ風のテロップや、パーツが移動するアニメーションの解説がされており、ようやくクリエイティブな面が見える。
しかし作例があまりにダサすぎるので何一つ凄い!やってみたい!と思えない。
20年くらい前の個人サイト隆盛期を想起させるセンス。
ざっと読んだ感じ、iMovieは映像を作れるのではなく、色や明るさ、音量の調整をしたり、映像同士を繋げたり、簡易的なテロップを挟むことしかできないようだ。
iMovieのアプリ自体が低レベルなのであって、本書自体に問題はないかもしれない。
が、「思い通りの映像ができる」という書名は内容に反して大袈裟すぎるので問題だと思う。