- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
電子書籍
ネタバレ注意です
2021/01/18 12:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ注意です。
宮緒先生の作品は初めて読ませていただいたんですが、見事な執着攻めでした。
現在と過去が混ざって進むので、時系列は少しややこしかったです。
読み始めから雪加の鳥籠生活にぞわっとしたものを感じられます。
帷と顔を合わすわけでもないのに、タイミングよく3食用意され、家に帰ると好みのものがプレゼントされている。
わたしだったらこんな生活してみたいけど(笑)、友だちや家族に会えないのは嫌ですよね。
ただ雪加にとっては自らの命をかけて手にした生活でした。
その前の鳥籠は、部屋から出してもらえず、裸+帷のくれたジュエリーで、帷に犯されることが日常だったというのが衝撃です。
この時点でお互いにすれ違いが生じていて、早く素直になって!と応援したくなります。
初めての時は媚薬を使ったり、ピアスを雪加が寝ている間に開けたりという、痛い思いはさせたくない帷のちょっとずれた優しさが好きです。
そして鳥籠からの脱走を図って雪加は捕まえられるんですが、そこからの鳥籠生活はさらにパワーアップしていました。
しかし、これが帷の執着愛なんですよね。
雪加も帷も家族から愛されなかったという共通点があるから仲良くなれたし、帳はそこをきっかけに雪加を愛するようになったのが伝わってきます。
帷には雪加しかいないから、雪加を守るためなら極道で力をつけた方がいいと自ら道を選ぶんですが、雪加以外には暴力を振るったりとかなり非道なんです。
だから雪加の弟への仕打ちもわたしは納得できます。
オークションでやられる弟見たかったけど、そうしたら雪加は一生帷に心を開かずに終わってましたよね(笑)
最終的には雪加が折れるんですが、個人的にはこの段階ではまだ愛ではないと思っています。
なので、人によってはハッピーエンド?と思うかもしれません。
わたしは、雪加にも帷しかいないのが伝わってきたので、このエンドで大満足でした。
自分の食べたものが雪加を作っている、というくらいの執着攻めだけど、受けがいないと生きている意味がないので、実際に攻めの全てを作っているのか受け、ということに気づかせてくれる素晴らしい作品でした。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |