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研修医になりたての主人公は素人に近く、色々と分かりやすい表現。鹿児島出身という設定なので、懐かしい。
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読み終わってから著者が現役の外科医だったことに気づいた。最初から重体の子供が救急搬送されてくる場面から始まり、実際に目の当たりにしたら卒倒してしまう様な容態が良くある日常の風景と思わせる様な軽いタッチで描かれていた理由が納得できた。
登場する医師達も命と向き合う日常が故に、患者の家族の深刻さとは対照的に冷静で粛々と応対をするプロの振る舞いが読み取れた。当事者でなければ出来ない表現だと思う。
ムンテラは辛い仕事だ。他にも幾つもの専門用語の略語が登場した。少しでも短時間の会話で多くの情報伝達をしたいと考える緊迫感が伝わってきた。
今のコロナ禍の病院では、医師達はずっとこんな毎日が繰り返されているのであろう。たかが自分ひとりが感染しない努力をしても、されど自分ひとりが無事でいることは大事だと思う。
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医師である前に人であることを前提とした,医師と患者およびその家族の関わり様を,その中間点たる存在の研修医として描く.描くことで,自らの思い描く理想論を明文化しようとする試みなのだと強く感じる.
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医療系物語が大好物な私からするとかなりストライクな作品だった。
ドラマも始まったとのことだが、このまま小説のシリーズを読み進めたい。
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設定はフィクションだけど、嘘の気持ちは書かれてないんだろうなって思った本。
感情が動き過ぎず、心がしっとりする感じ。
研修医の素直な疑問、恐れ、喜びに共感しながら、ズイズイ読めます。
そして、さすが現役外科医が書いた本、手術のシーンは臨場感が溢れていて、食事中や食事の前後には読めず...(苦笑)
他には、女性のベテラン看護師や先輩の女医がかっこよく描かれていて嬉しくなったり、おなら、合コン、石川啄木など、藪先生(著者の755アプリでのハンドルネーム)の過去の投稿と重ねて懐かしんだり、色んな気持ちになりながら読みました。
小説って良いなぁ。
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医者の仕事は崇高で格好いいと思うが、どんな医者も未熟な研修医時代をくぐり抜け、そこで技術と精神を鍛えていくのだろう。そんな研修医1年生を主人公にした小説だが、医師でもある著者の若き日々が色濃く反映されている気がする。
医療小説にあるようなドラマティックで派手な展開はないが、若い研修医の情熱と無力感が描き出されている。
一見冷たい主人公の上司の若き頃を知るOLと主人公との間にそれ以上何の進展もない(彼女は先輩医師の人となりを披露するためだけに合コンの席に登場する)というのが、かえって意外。
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作者の中山さんは現役の外科医という事でリアリティ満載の作品でした。救急搬送されてきた幼児の緊急手術のシーンは読んでいてハラハラドキドキでした。
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そして隆治がとても小心者で先輩医師や上司が言っている内容がわからなくても、怒られそうだからという理由で聞き返せない場面が多くて、本当に大丈夫ですか!?と、ツッコミながら読みました。
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続編も楽しみです。
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夫が医師だけど
夫は職場の事あんま話さないから、今まで色んな苦労があっただろうけど、あまり何も知らずにいた。
でもこの本のような葛藤、場面がいっぱいあっただろうなと、すごく共感してしまう。
当時
家に帰ってくる時の顔とか雰囲気から、
多分職場でこんな事もあったんだろうなと、なんか想像できる。
魂抜けたような、リアル死神のような、人間じゃなくなったような姿で帰ってくる事もあったなーって、(もちろんポジティブなエピソードもある)自分たちの話のようで、あっという間に完読。
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医者ってこんなに過酷なんだ。
難関試験を突破した研修医ってまだまだ医者のたまごレベルなんだ。
医療現場のリアルを読み取ることができて、臨場感や研修医である主人公の力不足による不甲斐なさを読み手も強く感じた。
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2020/07/29予約 30
まだ読み始めてすぐだが、共感できるとこが多すぎる。
できないこと分からないことが多く、でも言われたことを一生懸命やるしかない、その必死さ加減が自分の、覚えが悪い、手先が不器用なところとリンクして読んでて辛くなる。
こんな私と比べたら失礼ですね、ドクターは6年も難しい勉強をしてその上での研修医なので。
泣く研修医、いいですね。
その気持ちを忘れないで、立派なドクターになって欲しいと強く思った。
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幼いときに突然、兄を亡くした主人公が医者になり、その日々が綴られている。想像以上に過酷な現状が普通の文章で書かれていて、よりリアルな感じがする。
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面白かった!
医療では略語が多いんだなと思った。また、いっぱい叱られたりするが向き合っていく姿勢がいいと思った。
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研修医の大変さがすごい伝わる。
医療の世界は、命を預かっている分、責任の大きさが他の仕事の比ではないなと感じた。
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こんな優しい先生がいたらいいなぁ、こんな先生に担当して貰いたいなぁ、と思わせる優しい研修医のおはなし。でも研修医が担当はやっぱ怖いなぁ。。上司が付いているんだけど。でも自分の体を捧げて彼らが成長してくれればいいのかなぁ。
主人公のアメちゃん、のお兄さんの真相が最後に分かる。
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読みやすい
90代の患者に手術をしないと決定したことに納得しきれない主人公のエピソードが印象に残った
高齢化が進む中で身寄りのない認知症の方も増えると思うが意思決定のあり方はどうあるべきなんだろう