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「ステレオタイプ脅威」という概念を知れたのが収穫。
いままでの人生の中でこれが原因でパフォーマンスが悪くなったように思えるような出来事がたくさんあることに気づけたし、逆に人に対してステレオタイプ脅威を引き起こすような言動や行動を無意識にしていた出来事にも気づけた。
ステレオタイプ脅威を自覚できるだけでパフォーマンスは全然違ってくると思うし、脅威を引き起こすサインを自分が出していないかを意識することができるようになると思う。
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ステレオタイプ脅威=ステレオタイプを追認することを恐れ本来の実力を出せなくなること、が本書のテーマ。
数学のテストを受ける女子学生、
知能テストを受ける黒人、
スポーツテストを受ける白人など
「元々そういうのが苦手な人たち」というわけではなく
心理的なプレッシャーが実際の生理学的な影響を与え、パフォーマンスを下げることにつながっている。難しい証明だがいろいろな角度から研究を進め、対応策も見出し始めている。これまでステレオタイプ脅威のせいで埋もれてきた才能を考えると慚愧に堪えない。
日本発売は2020年だが、米国で発売したのは2010年というのも驚き。
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他者からどのように見られているか?を意識させられることで、それが事実かどうかは関係なく、パフォーマンスに影響してしまうという現象があるのだという。困ったことに、実力があるはずの人ほど悪影響が出やすいとも。
そんなに人が皆、一律にプレッシャーに負けるものなのかとも思うのだが、これは心理実験の結果なので、プレッシャーに負ける人の方が多い傾向にあるということなのだろう。
プレッシャーからの脱し方として示されているのが、ひとつにはクリティカルマスを越えること。クリティカルマスは、当事者が感じる多寡なので、何割を超えたら良いと一概に言えないのがミソだ。
もうひとつはナラティブ。ステレオタイプを超えるストーリーを自分の中に持つことで、プレッシャーを跳ね除けることができるらしい。
こうしてみるとステレオタイプを超えるには、ロールモデルの存在は一挙両得で理にかなっているようだ。
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ステレオタイプ脅威という社会からの刷り込みは誰もが影響を受けている
人は集団に属することによって安心を得ているので影響は必ず受ける
自分のような大人の男が車社会の田舎の昼間に出かけていると気まずい気持ちになるのはステレオタイプ脅威かな笑
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バイアス関連の並行して読んでてそのうちの1冊。
タイトル通りにフォーカスされていて読みやすかった。出来ないと言われると出来なくなってしまう。
刷り込みや思い込みって結構パワー強い。そこから足掻いて自己啓発本読み漁る層の本質って、出来ないって自分で無意識のバイアスもかけてるんだな。
なんでも出来ます!やれます!も危ない偏りだし、バランス感覚を考えるには良い本だった!