紙の本
自分勝手
2023/10/14 11:12
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんな自分勝手だねえ。
いちばん自分勝手なのは誰かなあ。
不倫して子供4人置いて出て行った妻か、
娘4人もうけておきながら、実は男性が好きだった父親か。
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タイトルと表紙を読むと、若草物語の姉妹をイメージしてました。ですが、あらすじをよむと…。なんか違う。
62 歳になる父から突然聞かされた再婚話。
もともと四姉妹は個性豊かな姉妹。そんな中、母が若い男と駆け落ちしたことで、さらにバラバラ。父の再婚の話がきっかけにひと騒動が。言うだけ言ってガス抜きしたらまたやり直す。そうやって家族になっていく。
家族の中の役割。晩婚・離婚・ひきこもり・派遣社員・LGBTなどが詰め込まれてちょっとハチャメチャな部分があり、展開が最後走った感がありましたが、おさまるところにおさまってました。
それぞれが、互いに言えぬ秘密や思いを抱え、再婚相手をきっかけに家族の関係がかわりはじめる。家族を続けるって難しい。でも、続けようと自然と前向きになれるならそれはどんな関係であれ家族なんだろうなあ。寂しいし、互いに不満もあり、ある程度ガス抜きしながら、互を労われる関係がつづくといいですね。せんぐりせんぐり。
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四姉妹+父の再婚相手の薫さんの
それぞれの気持ちがよく分かる素敵な話でした。
みんなピリピリしつつも、根っこは優しい
そしてみんな素直じゃないなぁ
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母が出て行ってから14年主婦がわりに頑張ってきた『柊子』の章から話は始まる。この柊子がまたイライラさせてくれる。なぜこんなに?と、考えたら自分に似ているのかもしれない…と、思いあたった(苦笑)
この話には四姉妹がでてくるが、よくあるパターンの人物4種類って感じだ。それが親しみやすくて良い。
父の恋人が男‼︎という大事件を経てその恋人が少しずつ家族になっていく様もいい。
素敵な家族の物語りでした。
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本のマッチングサービスを提供している、
チャプターズのYouTubeで
紹介されていて手に取りました。
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62歳になる父からの再婚話。
そこから、
四姉妹の秘密が明らかになり……。
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登場する四姉妹それぞれが
環境や境遇にキレまくってます。笑
とてもパワフルで私は好きでした。
次女の柊子が特に。
自己犠牲と悲嘆と怒り、
家族への愛と執着、
つんつんしているけど
本当は人情ある(はず。笑)感じが不器用で。
四姉妹それぞれの視点で描かれるのですが、
立場が変われば見える景色も違って。
本当や悔しかったり羨ましかったり、
姉や妹たちの言動を見て、自身の行動を考えたり。
とにかくてんわやわんやで騒々しくて、
お父さんもある意味変化球で、
家を捨てた母親も曲者だけど、
家族という点で離れない。
それぞれが放射線状に外に向かって走るけれど
結局真ん中にある家族という点で繋がっているような。
ビタミンカラーの表紙が良かったです。