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〇どのお話も実話で、まあるい物語に仕上がっている。みんな一生懸命だなあ。
「あたしがチームにいる意味」
中部大学第一高等学校 男子バスケットボール部
…コーチングできるマネージャーを目指して、チームを底上げする。
「バレーボールの神様」
福井工業大学付属福井高等学校 男子バレーボール部
…ケガで一歩下がったポジションになったが、ただ朴訥に練習を重ねる。
「合唱部、はじめました。」
法政大学第二中・高等学校 合唱部
…共学になった元女子校。合唱部、男子第一号。
「おれでもうどん店を持てますか?」
山梨県ひばりが丘高等学校 うどん部
…なんでもすぐに諦めていた僕が打ち続けたうどん。やがて、ぼくは夢を持つ。
「遅咲きのアスリート」
広島県立世羅高等学校 陸上競技部
わがままだった(に、見えた)ケニアからの留学生は、やがてチームを底上げ引っ張るエースになる。
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5つの高校の色々な部活の実話をピックアップした物語。部活は、生徒の成長やその後の人生に関わることがあることを知った。
この本ではバスケ部、バレー部、合唱部、うどん部、陸上部についての実話が載っていた。それぞれの部活の苦労や人間関係なども知ることができ、とても勉強になった。
感動し、涙が出ると書いてあったが、そこまでではなかった。
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新年度中学生向けの本を探して。
中学高校の部活は凝縮された青春で、その後の人生にも大きく関わってくる。
実際の中学高校で部活動を通した青春ストーリー。
ポプラ社サイトには「この本に収録されているストーリーは、すべて実話です。」とのこと。
高校の部活動を青春として社会人になってからの土台にする人、プロ選手になる人、将来の仕事に続ける人、怪我で続けられない人…。
部活動を通して、そんな練習をしていたのか!こんな活動あったんだ!とびっくりしたり感心したり。
1巻は『 自分がここにいる理由』がテーマ。
『あたしがチームにいる理由(中央大学第一高等学校 男子バスケットボール部)』
強豪校の男子バスケットボール部の女子マネージャーになったトモカ。初めは部員が叱られても「わたしにはどうしようもない」「女子の私が男子の先輩に声掛けだなんて」と消極的だったが、監督から「マネージャーの仕事は裏方ではない。立場は選手より上だ。プレーをみて体調管理を行い、必要な言葉を伝え、コーチングをして、監督と選手の間を取り持つのがマネージャーだ」と言われて奮起する。やがて女子マネージャーのトモカが、男子バスケットボール部の中心となってゆく。
『バレーボールの神様(福井工業大学付属福井高等学校 男子バレーボール部)』
恵まれた体格でバレーボール部に入った田中くんは、厳しい練習で徐々に力をつけていくが、怪我により今までの練習ができなくなってしまう。選手として自分ができることを考えた田中くんは、怪我に響かないプレーを磨き、そして他の選手の裏方も自ら引き受けるようになっていった。
『合唱部、はじめました。(法政大学第二中・高等学校 合唱部)』
今年度から共学なった高校で新設された合唱部に入った田村くんは、部員第一号ということで部長になった。同輩は女子部員だけで最初は手探り。やがて部員も増え、歌でリードすることの大切さを感じるようになっていく。
『おれでもうどん店を持てますか?(山梨県立ひばりヶ丘高等学校 うどん部)』
山形県立ひばりヶ丘高校には「うどん部」がある!本当だ!検索したら部員によるツイッターや、新聞記事が出てきたーー。
うどん部は、吉田市名物「吉田のうどん」(”の”を入れるのがこだわりらしい)を全国に広めるために活動している。うどん部の活動はかなり厳しく多岐にわたっている ^^;
部活といってもお客さんからお金をとって飲食を提供する。こしを出すための力仕事だけでなく、吉田のうどんを出す店の紹介、イベントでの出店、高校の商業発表会参加資料づくり。
そんな厳しい部活を最初は「もう辞めよう…」と思った翼が、地域の伝統を継ぎたい、お客さんの喜ぶ顔をみたいという気持ちになる。
『遅咲きのアスリート(広島県立世羅高校 陸上競技部)』
ケニアからの留学生の所属する陸上競技部で、留学生と日本人監督や選手との交流やら揉め事やら。3年ともに練習していた彼らは信頼関係を結び、それはそれぞれが別の企業陸上部に所属するようになってからも続いていた。