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4話からなる。
字も大きくて読み易い。
南町奉行所 吟味役与力の秋山久蔵。
「賞金首」女誑しの長次郎に騙された高杉の娘おさよ。
助け出すには・・・・やはり親子の情愛に久蔵は、力を貸す。
高杉父娘を思い出した時に、馬糞風の臭いが、した。と、言うのは、どんな感じなのか?と、思いながら読み進んだ。
「追う娘」では、久蔵の息子 大助は、同じ寺子屋に通っていた岡島左内の娘佳奈が、不審な浪人を追う姿に、後を追う。
それは、岡島左内の上司である松永内蔵助がご禁制品を受け取ってることを知ってから、命を狙われる。
大助と佳奈との付き合いが。・・・と、思ったのだが・・・深読みだった。
「小糠雨」本の題名と同じである。
日本は、雨の降り方に、いろんな名前があり、季節によっても違う。
霧雨とは、、、やはり音感も、細かい雨の様子が、違うように・・・・
昔、旗本土屋行部が、久蔵から悪行を追求されたため、B家来の神尾新之助に、闇討ちを命じた。
結果は、勿論久蔵の勝ちであるが、手厚く弔いをした。
残されたのは、新之助の妻と男の子であった。
その妻の所に、土屋の家来が、逃げて来た。
それは、土屋が、商人たちを騙して、骨董品をわが物にしている事、そして催促してくるものは、毒殺をしていたのだ。
これを知った 久蔵は、勿論成敗を・・・
そして、土屋からにげてきた家来は、寛大な処罰の所払いに・・・
「駆落ち」は、関川泰之助の妻でありながら、坂本秀平に駆け落ちを誘い、夫を殺させた志保。
自分の手をかけずに、夫を殺すとは・・・・
そして、騙されて、江戸まで、志保を連れて来た坂本秀平は、哀れである。
4話、アッという間に読んでしまった。