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私が読んだのは、「完全推定恋愛」の方。軽い文章は読みやすかったし、作詞家だけあって上手い比喩なんかがあって感心したけど、質問文と「…」の多用にはちょっと辟易。
あとがきを読む限り、それも著者の意図だと思うけど、さすがにやりすぎな気がした。
あとは、これだけ多数の短編が収録されているからしょうがないのかもしれないけど、主人公・主人公の親友・彼のキャラクターの代わり映えがしないために、メリハリがないのが残念。
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表紙裏
恋をして、嬉しくて、幸せで、何を見ても美しく素敵に見えた日。恋が終わりに向かってるって気づいてしまう瞬間。ささいなものに、小さなエピソードに、本当の恋が宿っている。SMAPの『しようよ』『shake』などの作詞家・森浩美が描くショートストーリー集。こんな気持ちになったら、たぶんそれは恋・・・。
目次
春
スリッパ
注ぎ足し
雛人形
おんぶ
街
通過待ち
ツボ
振替休日
二人乗り
夏
ホワイト
カーラー
サロン
水撒き
花火
宿題
ラッピング
夏畳
スイカ
秋
ゴミ箱
水道水
親知らず
台風の目
遠回り
フォークダンス
ハブラシ
レトルト
選球眼
冬
ネンザ
ジャングルジム
つづく・・・。
お賽銭
試着室
こたつ
リフォーム
スイッチ
雪だるま
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SMAPの「青いイナズマ」や
ブラックビスケッツの「タイミング」などの
作詞を手掛けた森浩美さんのショートショート恋愛小説。
20代、30代の女性の日常心理を四季で切り取っています。
スイカを丸ごと買う女性。
夜中のコンビニまで自転車を漕ぐ女性。
田舎の母親に転職したことを話せない女性。
面倒なことを省いた恋愛を望む女性。
1年9ヶ月で離婚を選んだ女性。
どの感情にも共感しない女性読者なんて
ひとりもいないんじゃないかなあ。
一編がものすごく短いので
強く感情を揺さぶられるほどのドラマ性には欠けますが
たまにはこんな一冊も小粋でいいですねえ。
個人的には半身浴や列車の旅など
ちょっとゆとりのある時間に読むのがピッタリな気がします。
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家族シリーズの著者、というかSMAPをはじめ数々のヒット曲を手がけた作詞家が書く恋愛ショートショート36編。こういうのいつから冷ややかに読めるようになったのか。ほぼこの著者は読み尽くしたかな。