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無双大学文学部の教授で、ミステリー作家でもある芥川竜介。名前が文豪とそっくりなため、学生たちには裏で「文豪」とあだ名されているが、なぜか大学キャンパス内外で起きる事件の相談が次々と持ち込まれる。ゼミの学生らと文豪の名作について議論を交わす間も、話題は自然と事件の推理に―大学教授作家が贈る異色文学講座&犯罪ミステリー!
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大学教授にしてミステリ作家である芥川。彼になぜか持ち込まれる謎めいた事件の調査を描く連作ミステリ。事件そのものは地味と言えば地味なのだけれど、そこに絡む人間の愛憎関係が深くて、ありきたりな事件のように思えながらもぞっとさせられます。数々の文学作品に絡めたテーマ付けがされているのも面白いところ。むしろ文学講座としても読めるのかな。
お気に入りは「心中の現象学―純愛か殺人か―」。「断崖」のミステリアスな謎もさながら、ミステリとして凝った構成になっているところも魅力的です。
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ある大学の近辺で発生する事件に巻き込まれる芥川教授。いわゆる教授物だ。
本当にこう言う先生がいたら楽しいかも。
安藤くんも気になるし、希和ちゃんも気になるので、続編を期待したい。
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タイトルが一番インパクトがあって、中身はイマイチ。文章は読みやすいのに、トリックが残念だし、やたら女性の見た目に関しての描写がネットリしていて気持ち悪かった。事件もほとんど恋愛関係のいざこざなんもガッカリ。