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創作の源泉が博識にあることを教えてくれる。SF 小説のレジェンドのテーマ別集中読書勉強法。
学歴だけで判断してはいけないが星新一は東大、小松左京は京大の出身。SF 小説にこそ学が求められるのだろう。
本書は星新一がテーマ別に似たような内容の本を評するもの。未来予測の本、ジプシー、文章読本、ファシスト、人生論、エスキモー、老荘の思想、発想法、李白など。
時に創作に苦しみ藁にもすがるような思いで手に取った本もあるようだ。
本書の書評は結構辛口、読書するにあたり一定の雑学がないと正しく本を読めないように思えてきて、読んでいて恥ずかしくなる部分もある。
星新一はSF 、ショートショートの大家である。亡くなられて20年以上を経た今でも多くがしゅっぱんされているのはすごいことだと思う。
本書は作品そのものとは離れた違った星新一の姿がある。「進化した猿たち」と並んで本書は氏の博識を示した異色の読書エッセイだろう。
雑誌「野生時代」に1987年から89年に連載されたエッセイ。
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当時からみた未来を予想する本の書評が、いま現代からみると、その構造の相似になっている、30年とはそれくらいの年月と実感する。
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これを越えなければと思うと、骨が折れるが、まあ、文章だ。
越える越えないではなく、あるがままの私を書くしかないし、それしか私には書けない。
人名には、なりたくないものだ。