紙の本
家族が精神疾患になったら
2020/07/30 22:53
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投稿者:水彩色鉛筆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘の闘病を支える
両親の物語。
本人も家族も、メンタルのアップダウンに
振り回される様子が、漫画ならではの表現でよく分かる。
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「家族もうつを甘くみてました」はもう1人の私でした。
お父様にとても共感したのは、やはり自分が病に絡め取られて実際に「辛さ」が分かったところでした。
どんなに理解しようと思っても、何が辛いのか、というのは健常な状態にある人には分からないんです。
『大切な人たちに自分と同じ思いなんかして欲しくない…でも、自分の気持ちも分かって欲しい。』
この、分かって欲しいけどわかり合えないこと、そして、何よりも『鬱に支配されて動けない不自由さ』これは、当事者にしか分からない辛さだと、自分が病気になって初めて思い知りました。
それと、大事だと思ったのは「どうして欲しいか」「今日の調子」などの共有でした。
著書の中では、テンプレート化した簡易メモを作成して、それで日頃やり取りしていて、視覚化できるようにしていました。
自分は『すごく調子が悪い』以外はあんまり伝えてないし、個室にこもってるので「どういうことができているか」の共有もできていませんでした。それから、何となく食事時にゲームの話をしてみたり、昨日は夜寝れなかったから片付けして朝寝た、とか、したことやあったこと、食後もすぐには部屋に戻らず本を読んだり、スマホぽちぽちお互いにしたりして、まず場の共有から始めました。
(ここまで当時の感想ツイートから引用)
自分はこの本を読んで、情報の共有がいかに大切かを学ばせてもらいました。
「わかって欲しい」という気持ちをぶつける前に、まずは共有から始めること。簡単なようで、とても大事なステップを私はすっ飛ばしていました。
今後も時折読み返して、初心に帰れるようにしたいと思えるような作品でした。
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当事者もマジ読んで欲しい。多分大抵の患者の家族は、心ボロボロにしながら看病してるはずですから。しかし、こんな家族私も欲しいよ。
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家族もどう接していいのかわからなくて困っているのがよくわかりました。かといって何もしてくれないのも困るし、病気を理解してどうして欲しいか書いてやり取りする工夫をしている所が凄く良かったです。