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面白かった!
下巻も楽しみー。
日本が貧しいとき、自分のことより人のため、お国のためにここまで尽くす人がいただろうか。精神が素晴らしい。こういうトップの下で働ける社員は幸せ。
チラっと顔をのぞかせた「永遠の0」の宮部。ファンにはたまらない一瞬でしたね。
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流石に本屋大賞、ツボを得た物語の展開と主人公とそれを取り巻く人物造形、とても実在の人物たちとは思えないが、単に昔はよかったという懐古主義的な話に陥っておらず、今でも十分、その至誠は伝わる。永遠のゼロの主人公とニアミスするのは流石にサービス精神旺盛な作者らしい。
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レビューを書く前に、モデルである出光佐三のことも少し調べた。
永遠の0でも感じたことだが、小説を通じて、作者の愛国的傾向がモデルの人生に色濃く投影され、いわばそこだけが創作で、それ以外は実話なのではないか…という気持ちを持ったからだ。
今もそう思う。そこが作者の発信したい内容ならば、それはそれとして冷静に受け止めることにしよう。
作者の真意がどこにあろうと、石油元売会社の、出光が、一企業としての存立意義をはるかに超えて、日本の文化や地域振興に貢献し、日本人の精神性を高めてきた史実は、一部ながら私も見てきた。この小説にどのような意志が働いていても、出光興産と創設者の佐三氏の功績には敬意を払いたい。
あちこちの評価が高いから読み出したのだが、今のところはまだ、その評価を認める段階には至っていない。この熱い男…国岡鐵造の言動があまりに常軌を逸していて、取り込めないのである。
冒頭からしばらく描かれる、鐵造の気骨溢れる振る舞いには、大いに心動かされている。しかし、創設前から創設後、そうして太平洋戦争の最中に至る国岡商店と鐵造の動きには、どうも馴染めない。それが作者の創作意図に関わる部分のせいだとするのなら、早く終戦後の国岡商店の復興物語に戻って欲しい。
途中、シンガポールで海軍の飛行場を見せてもらった鐵造が、まだ開発されたばかりの零式戦闘機からおりてきた若い海軍将校と出会う場面がある。
その将校の名は「宮部」。
どうしてもその作為に対しては苦いものを感じてしまった。
その場面以後、純粋な気持ちで読み進められなくなっている。早く…下巻に入って、戦後の物語に戻ってほしい。ひたすらそう思う。
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石油とともに生きた出光興産の創業者をモデルにした物語。
上巻は、終戦直後の物語と戦前の回想。
「士魂商才」
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本屋で見つけて衝動買い。鐡造の生き様は素晴らしい。人間、こんな風に強く生きられるものだろうか。また、日田の人柄も素晴らしい。世の中に、いったいどの位こんな人物がいるのだろうか。
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出光興産誕生~成長秘話にして、傑物な創業者の一代記。名前は変えてあるけど、ほぼノンフィクション。戦後日本を象徴する人物を通して、日本人の誇りと自信を問いかけてくる、大作“リアル”小説でした。
百田さんの作品は、全部読みたいと思わせてくれる魅力に満ちていますが、今回もキャラクター描写が秀逸♪ 特に今回の作品は評判が異様に高かったので、文庫になるのを心待ちにしていました。上下巻、一気読み♪
「永遠の0」の主人公と、ほんの一瞬だけ邂逅するという、ファン向けのサービスもあったりしてw
ただ、欲を言えば個人的には、完全なフィクションに徹してくれてる方が好きですかね~w 実在の人物ゆえか、ちょっと美化しすぎな描写も目立ってしまうので。
それにしても、敗戦後のこの “日本” という国に、もしこの人物が存在していなかったら、石油を欧米メジャー(七人の魔女)に牛耳られて言いなりになってしまい、経済的には植民地のままで現代に至っていたかも知れない、とか知ると、なんて偉大な気骨の人だったのか、と驚かされるエピソードが満載で、日本人として、改めて戦後史をもっと知っておくべきなんだな、と思わされます。
今回もまた、さすがは百田作品、という感じのスゴイ作品です。
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気持ち良く読めた。
国岡のモデルは出光だったのか。
一切の腹黒さもなく正義に忠実な男っているもんだなーと思ったけれど、それ故に人間臭さがあまり感じられず出来過ぎている
(下)はしばらく読まない。
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国岡鐡造かっこいい!
その一言に尽きる。
船業界も出てきて興味深かった。
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一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。
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国岡鐵造の石油との関わりを通して、戦争直後と戦前・戦中の日本が語られる。この人の信念は半端じゃない。会社の為と言わずに、国のため国民のためと言い切り行動出来る人が一体何人いるだろう。
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本屋大賞を受賞した作品。出光興産の創業者をモデルとした主人公の生きざまに惹き込まれていった。百田尚樹の作品の底力を感じさせられ、読み応え十分。太平洋戦争後を描いた下巻も楽しみ。
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面白かった。上巻では主人公の前半生が描かれているが、その割には400ページ程度なので、やや展開が速すぎる気も。
永遠のゼロの登場人物がゲスト出演する作者の遊び心もよかった。
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初めこそ読みづらかったが、読み進めていくにつれて面白さが止まらなくなっていった。
どんな状況下で合っても臨機応変に、的確に店を導いていく鐵造に経営者としてのカリスマ性を感じた。
ただ、仮に鐵造が現代に生きていたら今の若者に受け入れられるだろうかという疑問は残った。正直合わないと思う。
鐵造の経営がうまくいったのも大正・昭和の時代背景ありきの話だろうなと思った。
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敗戦ですべてを失った日本で一人の男が立ち上がる。その男、国岡鐡造は、石油会社を立ち上げ、幾度となく立ちふさがる困難を乗り越える。そして、日本の未来のために世界との戦いが始まるのだった。
戦前から戦後までを通して、日本のために世界と戦い続けた一人の日本人がいたことを知り、とても感銘を受けました。
自分だけの狭い視野でなく、世界という広い視野を持って、日本のことを本気で考えることができるというのは、いつの時代でも大切な考え方であることを改めて思いました。
上巻では、国岡の若かりし頃の活躍と戦後の必死の復活の様子が描かれ、否が応にも下巻での展開が気になるところです。
彼の生き様を最後まで読み進めたいと思います。
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日経読まないとビジネスマンにあらず。と、いった風潮に迎合した内容。百田尚樹さん、どんどん嫌いになっていく。でも、読ませる力はさすが。
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人間尊重を貫く意思の強さが凄いと思った。本当に日本人のことを考えていたんだなと思う。
戦後の復興と時代の背景が重なって仕事への熱意も増したのかもしれない。今の時代でどう仕事に取り組むか、どう生きるか考えさせられる。