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コロナ禍で休校になった、とある高校のミラノの校長先生が、自分の生徒に向けた手紙。
休校中の過ごし方や、心の持ち方などが書かれている。
後半は特別に、日本の生徒達に向けての手紙を紹介している。
どちらも特別な言葉が書かれているわけではない。
この時期を読書や散歩、エクササイズにあてなさい
スーパーに買い出しに走る必要はない
マスクを必要以上に手にせず、本当に必要な人にとっておきなさい
理性的な言動を保ちなさい
先生や学校、社会は君たちを置き去りにはしないよ。
こんなことが書かれている。
読んで思ったのは、この先生の手紙には血が通っていて、生徒達への愛情ゆえに手紙を書いたんだろうなということ。
日本でも休校になったけど、こういう当たり前のことを、生徒の目や心に留まる言葉で発信できた人はどれくらいいるのかということ。
大臣が棒読み&無表情で淡々と休校措置について説明しただけではなかったか?
日本の教育や子育支援が相変わらず無機質で優先順位が低いことが表れているのではないか。
人を育てるのは人や社会。
そこに心がなくてはならず、
望まずとも弱い立場に置かれがちな子供や、無限の可能性を持つ若者に希望を与える日本社会でなくては!
これまたイタリアのどこかの市長が、外出制限中にも拘らず外でサッカーをしている若者に「サッカーじゃなく家に帰ってプレステしろ!死にたいのか!」と言ったり、
美容院に出かける女性に「美容院に行かなくても死なない。今出かけると死ぬぞ!」と言ったりしたことが日本で笑えるニュースになっていた。
もちろん笑えるが、血が通っていて私は好きだ。
日本でこんなことを言う市長や校長先生がいたら?
私は残念ながら、市長が暴言!ゲームを推奨するのか!だとか、死ぬなんて脅している、言い方に問題が!云々などと馬鹿げた方向に展開すると思う。