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【人生の再出発に挑む男と女。現代に響く傑作長編】巨大企業を辞め故郷の福岡に帰った男のもとに親友の妻が現れる。心が通う喜びを得つつ、一つの疑惑が立ちふさがる――傑作恋愛小説。
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もしも、私があなただったら。
もしも、あなたが私だったら。
この二つの問いが相反するものではなくて、
実は同じものなのだということに気づかされた。
大切な誰かを想う時に、ふと考えてしまうこの問いに、
明確な答えを出せる人はいないのだろう。
なぜなら、「私」も「あなた」も、世界にはたった一人しかいなくて、
この人生はたった一度きりしかないのだから。
だからこそ私たちは、その答えの手がかりを探して、
こういう小説を読むのだ。
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もしも私があなただったら、こうしてほしいと思うよね。もしもあなたが私だったら、こう想ってると思うでしよ。勢いにまかせた青春ではない、中年の恋愛とはこの領域。
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内容(「BOOK」データベースより)
大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川啓吾の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れた。心の通い合いを強く感じる啓吾だったが、あるひとつの疑念が頭を離れない―。人生の半ばを過ぎた男女が再出発に向けて研ぎ澄まされてゆく。企業の倫理、愛情の深淵をあますところなく描きこんだ長編恋愛小説。
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もしも、私があなただったら
もしも、あなたが私だったら
表題になっているフレーズが、
文中でも度々キーワードとなっていた。
作中舞台が、福岡という(個人的に)身近な土地であったこと、行動の動機が謎に包まれた美奈の言動に翻弄されあっという間に読み終えてしまった。
思っていたより
シンプルな結末に落ち着いた感じ。
官能的な表現が多かったのが少し恥ずかしさもあったが最後まで面白く読めた。
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大人の愛。
歳をとると「好き」だけでは突っ走れない。
結婚とか子供とかお金とかがちらついて。
ちらつきながらも結局最後は好きかどうか。心を通わせれるかどうかなんだな。。。
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もしも、私があなただったら…
表題でもあり、本書のキーワードでもあり、思考における一つの大切な言葉。
白石さん&福岡が舞台ということで購読。
結局は人はわからない。
人を信じ切れるか。後悔のない選択ができるか。
また、自分を信じ切れるか。
面白かった。
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白石一文作品の中では軽やかであっさりした印象。野次馬根性で言えば、その相手で本当に良かったのか?と思いながら読み進める楽しさもあった。
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若い頃の「好き」「恋心」と歳を重ねて思う「心が通じ合う」は結局同じ意味で、人は何歳になっても疑う、、ってこと?
最後の終わり方がハッピーエンドなのかどうなのかよくわからなかった