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ウテナの幾原さんが帯書いてたのでなぜ?と思って読んだらウテナの引用が入ってた!少女革命ウテナ、昔夢中で見てたなぁと思い出しました。そうかあの作品はフェミニズム的だったのか、と今作で気づいた次第。
なんか文章が今時というか、小説っぽくなくて、ウェブメディアの記事みたいでした。所々、ん?その描写いる?っていう文章が入ってて違和感あるんですが、逆にこの人から見た世界はここが気になるんかもなっ、てリアルにも感じました。
冒頭のおじさん見えなくなる設定がかっこよかったのに、中は現代の女性の生きづらさをツラツラ書いた話が続き、最後に無理やりSF風にしてまとめたところが???ってなりました。大事なのは魂だけになっていく過程じゃないんかな、、おじさん排除しただけで身体が捨てられたらそんな楽なことないよなぁ。しかし国を畳むという発想は素敵。拡大膨張成長への方向性しか認められないのはおかしいと常々思っているので。
要所要所で、フェミニズムへの誘いがあり、まだ色々学んでない人の入門小説にはいいのかなって思いました。82年生まれキムジヨンに通じるものがありますね。
しかしこういう本はおじさんが読まないとダメだと思うんだけど、おじさんは読んでも受け止める柔らかさがないからおじさんなんだよな、と思ったりして、、、自分もおじさん化しないように気をつけよ!!!
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なんか最近の「おばさん」はこういうのを求めているんだろうなって。
専業主婦になって家事と育児を一手に引き受けて、夫の半歩後ろを歩きたい女もまた、見えないことにされる世界観でした。
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日本という女性にとって地獄の国のおはなし、全体の9割がほぼノンフィクションで、最後だけ童話になったような印象。
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アイドル、正規非正規、セクハラ、制服、黙る女性、ピンク色のスタンガン。「おじさん」への反抗と革命。すごい本を読んだ……。読むべき本だった。「魂」の一言にに込められたあらゆる尊厳と思いに揺さぶられる。ウテナ履修せな……
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この本について、男である自分が何事かを語ろうとすると、とたんに不誠実に思えてしまって何も言えなくなる。
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「敬子が感じる危険を感じない相手に、敬子を守ることがはたして可能なのだろうか。」
この本すごい。超おもしろい。
ピンクのスタンガンっていくらするんだ、と思って調べたら7000〜1万3000円くらいでした。
なぜ女性が負の感情を出すと、感情的だのヒステリーだの言われるの?
昔っから積もり積もったモヤモヤを、
社会に出てから肌にピシピシ感じる違和感を
この本が全て言語化してくれた。
そう、それ。私の感じてた違和感はこれ。
この本を読んでいる間だけは、その違和感だらけの世の中から解放された気がした。
色んなしがらみから解放された世界が、この本を読んでいる間は確かにあった。
読み終わったら、またモクモク黒く煙たい空気が広がる現実に戻ってしまう…この感覚。不思議な感覚。
年齢上のおじさんではなく、性質としての「おじさん」
この感覚わかる。すっごい分かる。
一目で分かることもあるし、話し方ではもっと分かりやすいし、「おじさん」であることを隠したがってるし、なぜか自分に自信を持っている。気持ち悪い。
毎日がレジスタンス
恐らく欅坂であろうアイドルのライブシーン、
「グループのいびつさを、いびつなままに愛していた」って、実際に彼女たちと同じ時代を生きて
あの感覚を共有したからこそ納得できる。
女子中高生の制服がスカートで無ければいけない理由って何?ちゃんと考えると、そこに理由なんて無いはず。きちんとした服装で、毎日健やかに生活できて、穏やかに勉学に励めることが目的。そう考えると、ズボンでいいやん。
私の母校の中高生一貫の女子校は、
数年前から制服にズボンが加わった。
すごく真っ当なことだと思った。
先生と生徒の色恋話が尽きない学校だったけどね…
「おじさん」は子どもを産めない。産む能力がない。
女性は婚姻の際に自分の名字を失う。
でも、それまで保有していた名字も厳密に言えば女性のものではない。
女性には、女性だけの名字はない。
私たちは武器を求めている。
自分の生まれ育った名字も、ピンクのスタンガンと同じように自分の武器である。
だから、夫婦別姓を求めて何が悪いのか。
今日も「夫婦別姓では家族が崩壊する」なんてテレビで話してたけど、そんなことない。
別姓が一般的になれば、ただそういう社会が来るだけ。
現代の女子高生の間では、その武器が安全ピンである。(痴漢の手を刺すため)
どうか、世の中の男性方には
女性は常にあらゆるものから保身をしていることを知って欲しい。
制服は、相手をナメていい、触っていい、という目印。ほんまそれ。
私が高校の頃、同級生が下校中に通りがかりの男性から何か液体をかけられ、制服が溶ける…という事件があった。
翌日、ただ学校内での注意喚起で終わった。新聞記事にもならなかった。
私は新社会人になった時、ひと回りも違う上司の男性から酷いセクハラとパワハラを受けた。でも彼が機嫌が良いのであれば、それも我慢しなければいけないと思った。
私の身の回りですら起きているから、
世の中ではこのような事件が多々起こっていることを知って欲しい。
殺しのバイエル習いたい、
我らがヒーロー・セーラームーンのアニメのとある曲の歌詞を、秋元康が書いてるって知った時の絶望感ったらなかった。ここにもいるのかと。
【勝手にキャスティング】
敬子:戸田恵梨香 or 比嘉愛未
xx:平手友梨奈
香川歩:今泉唯
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伝えたいことはわかるし
共感するところもありますが、
おじさんはこうだ
オタクはこうだ
やや表面的すぎると思います
そう考えると
女の主張もこうだって決めつけてる気がする
男に守られたい人もいるし
女を売りにして堂々と男社会を渡り歩いている人もいる
結局のところ女の敵は女なのかな❓
女=性だけではない
母性、潔さ、甘え上手、使える武器は
使っていい場所と使ってはいけない場所を
考え学んでいけばいいのかなと私は思います
全くもって女性らしさがない
体育会系ノリな私がいうのもなんですがm(._.)m
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読み応えのある本だった。
ほのかに感じ続けている事柄がわかりやすく、
そうだ・・そうだよね。と覚える。
本当この本に書かれているように
おじさんから日本を奪還しないと、
危ないってことかなって思う。
おじさんというのは、年齢とか外見とかからわかるものではなく、「おじさん」的思考を持っている人ということ。
男女のわけへだてなく
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まず本筋とはズレるが、この本が推しの存在は自分の“持続可能な魂の利用”に繋がっていると明言していることに単純に救われた。推しを消費しているという事実と、彼らがいなくては生きていけないという依存に多少なりとも罪悪感を抱いていたから。とりあえず今は今日を無事に生きることだけ考えて、彼らの眩い輝きに照らされていたい。それでも良いのだと勝手に納得させてもらった。
“おじさん”から少女が見えなくなる。すなわち少女を性的なモノとして消費してきた“おじさん”からは、性的な身体をもはや持たない少女たちは見えないということだと理解したが、これは破滅と共にしか手に入れることのできないユートピアだと思った。今のこの国の状態では“おじさん”を圧倒的少数派とするかもしくは少女の身体性をなくすか、それしか希望を見出す方法はないと思えるほどひどい状況にあり、にも関わらずその事実に気づかない人間が多すぎるということか。この、現実では不可能なリセットという思考実験を行った結果に、避けられない破滅と希望を同時に見た。しかし一度読んだくらいじゃ、1ミリくらいしか理解できていない気がする。もう少し時間おいてまた読み返したい。
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世の中困ったことに真正「おじさん」だけじゃなく、一見「おじさん」には見えない「おじさん」とか、名誉「おじさん」とかまで蔓延って、根が深い。
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私もあなたも、女も男も、性による不満を感じた瞬間に心の中に革命家が産まれている 私は現代のウテナになりたい そんな私を慰め、勇気付けてくれた大切な作品です。毎日はレジスタンス。
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世の中のおじさんに対する宣戦布告物語。
SF的要素もあり、高評価なので読んでみましたが
全く理解できず。
就職に失敗した派遣社員がキレてるだけ。
文句言う前に真っ当に生きろ、と言いたい。
これじゃ無差別通り魔事件の犯人が
「俺が悪いんじゃない、社会が悪いんだ」と
言ってるのと同じレベルで、読むに耐えない。
稚拙な文章は半分くらい必要ないと感じる。
読んだ僕はおじさんです。
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途中で何度も読むのを辞めたくなりました。
「おじさん」が読んだら発狂しそうな内容だなぁ〜と考えつつも、女である自分自身も所々「ん?」と感じてしまう部分がありました。
高評価をしているのは少なからず女性ばっかりなんだろうな〜
簡潔にこの本をまとめると偏りが凄い、この一言に尽きるかなと。
男性に向けた皮肉なメッセージが至る所に込められており、おじさんは押し付けがましいみたいな事も結構書かれているなと思ったのですが、作者も作者で押し付けがましい事してないですか?
結局こういう問題って難しいですよね。
深く考えようとすると生物学とかも関わってくるんじゃないかな〜。
でも難しいからって逃げちゃダメですよね。
最近の風潮的にこういう話題が過敏に取り扱われている時があり、そういう話題をしんどいと感じてしまうわたしには、まだ読むのが少し早かったかな〜と読み始めてから思いました。
歩と、敬子を退職に追いやったクソ男の言い合いの部分はちょっとスッキリしました。
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私は『おじさん』をずっと憎んでいるし
この小説同様『おじさん』への偏見が強い自覚もあり
女性が男性にぶちぎれているとすごく晴々とするから、
テーマとしてはすごく楽しめる、共感できるはずだったのに。
ひとつひとつのエピソードが細切れのように感じてしまって物語性がなかったところ
『おじさん』を憎むにあたりわたしが苦手なアイドルという切り口で展開するところが
すごく読みづらくて楽しめなかった。
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松田青子、およびのの日本の絶望感が伝わってきた。怒りでストーリーとしては弱かったけど、その怒りは半端ない強さだった