紙の本
赤裸々に
2022/02/14 20:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学教授の、日常があかされていて好感持てますね、でも、あらゆる大学がこうとは、限りませんがー。人気のない学科を専門に研究したらこうやるの……と、呆れてしまいました……。
投稿元:
レビューを見る
自分自身とは関係はないのだが・・工学系のセンセイのお仕事とパッションについては知っておきたいのである。ブルーバックスの『道具としての微分方程式』の著者というのは読了後に奥付をみて気づいた。理系の教育は今でも親方の熱意がなくては成立しないのだ。
投稿元:
レビューを見る
千葉大学教授としての仕事が多岐に渡ること,また企業協力とか助成金とかお金に関わることも赤裸々に書いていて,結局は学生のためもあるが研究費をどの様にして手に入れるかということが問題の様だ.
投稿元:
レビューを見る
オープンキャンパスに高校への出前講義など、大学教員の仕事は増える一方。しかし、逆に、広報活動で外に出してはマイナス広報になる大学教員が居るのも事実。が、その点については、さすがに触れられていない。
投稿元:
レビューを見る
<目次>
序章 「大学崩壊」と嘆いても始まらない
第1章 未来ある高校生に必死でPR
第2章 市民にも「理科」に馴染んでもらう
第3章 「学生指導」はテンヤワンヤ
第4章 大学という「組織」の経営は悲喜こもごも
終章 「研究」は一人では成し遂げられない
<内容>
タイトル通り、理系、工学部の、不人気学科(化学科)の教授が、自分の歩んできた道を振り返って書いた本。自分は文系なので、そのご尊名はあまり聞いたことがないのだけど、読んでみて有名な方なのだろうな?と思いました。
第1章の依頼側に立つ自分からすると、結構真実が描かれている。本校に来る担当者は、営業努力の少ない方も散見されるが、大方は斎藤先生と同じように、努力をされている。また第3章は、送り出す側として、ボタンの掛け違いを避けさせたく、努力はするものの、学生の気分はすぐ変わるので、この点は難しいかな?でも教授の努力が実を結んだ時の話は、感動ものですね…。
投稿元:
レビューを見る
大学教授の裏話。
ありそうでなかったぶっちゃけ話。
国立大学とはいえ、
今は競争社会に飲み込まれて大変だよなぁ。
学生の質もさまざまだろうし。
でも、こういうことがオープンにできる時代がきたってのはいいなぁ。
なかなか興味深い内容だった。
投稿元:
レビューを見る
千葉大学工学部を定年退職された斎藤先生が,自身の大学教員生活を振り返った一冊。斎藤先生の工学部での研究・教育体験が述べられているだけであるが,一昔前の大学教授とは違って,最近の大学教員はこんなこともしてるのか,と言うことがよく分かるでしょう。これから大学教員生活を始める若手の先生にも役立つかもしれません。斎藤先生は千葉大でベストティーチャー賞も受賞されただけあり,サービス精神も旺盛な先生のようで,ダジャレも満載で文章もとても読みやすく,単純に読み物としても面白かった。
斎藤先生は「大学での研究の第一優先は,研究を通して学生の能力を伸ばし高めることである。」という信念とのことで,大学の研究は「教育のための研究」でなくてはならないそうである。教育機関に勤める教育者としての矜持を感じた。理系の教員だと,そのことを忘れて「学生を自分の研究の道具として利用」してしまい。バランスの問題だが,心に留めておかねばならな。
投稿元:
レビューを見る
全然知らない世界の話で面白かった。
大学の教授といったら、イメージ授業して研究して、時に執筆してと言うイメージだったがこんなにあっちいったりこっちいったりして生徒を集め資金を確保し、講演会を持ち回りや義理でしなきゃならないのかと思った。
投稿元:
レビューを見る
大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ! 。斎藤恭一先生の著書。斎藤恭一先生が研究者としても教育者としても広報担当者としても誠心誠意全力で奮闘されていることがわかる良書。大学教授というと高学歴で上から目線で偉そうな態度で研究や研究生活に没頭している世間知らず人間というイメージを持っている人もいるかもしれないけれど、研究や研究生活だけに集中できるなんて大きな勘違い。斎藤恭一先生のような大学教授が増えればそういう勘違いをしている人も減っていくでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
理系離れ。学生集めに奮闘する工学部教授。ダジャレ満載の中、実は熱い教育論。
志願者を増やすべく高校での出前授業や市民講座。その中で教授の元で学びたいと入学した学生は1万人中のわずか3人だったという。それでも貴重な出会い。筆者は呼ばれればどんな高校へも出張する。
高校生で進路を決めるのは難しい。筆者は文系、理系を問わず高校生のうちに話を聞くことを薦めている。
ちょうど子供が受験生。下の子も含め親として進路をどうするか迷う時期。本書を読んでいると、こんな教授のいる大学が羨ましく思える。
ちょっとダジャレが多過ぎて辟易するが、筆者の教育者しての矜恃が心を打つ一冊。
投稿元:
レビューを見る
理系の大学教授と言えば、研究に没頭してて
社交的ではなくて…というイメージを持ちがちですが
こちらの著者、斎藤氏は不人気学科における
学生確保のために日々四苦八苦した25年間他を
まとめたエッセイ。
高校や予備校を約120校回って、平均80名/回の
生徒、保護者に出会ってるとして、1万人の中から
著者の研究室にやってきた学生は3人…。
現実はとてつもなく厳しい。
昔は、教授の話なんてどんなにつまらなくても
聞いていなきゃいけないものだったのに、
今はアンケートを取られる時代なんですね~。
そして無記名アンケートに「死ね」と書かれる…。
(千葉大でも「死ね」って書いちゃう学生が
いるのかと驚愕した…)
最終章は研究の予算獲得について書かれていますが
たくさんの予算を獲得することのメリット
デメリットも書かれていて興味深かったです。
高校生の頃「浪人していいなら、理科と数学
なんとかして理系に進みたい」と思ったことを
思い出しました。(著者の斎藤氏も現役で大学入学
することにはわりと否定的でした。)
投稿元:
レビューを見る
3つの枠を作らない(pp.44-45)
・「理系と文系の枠」を作らない
・「3教科や5教科の枠」を作らない
・「学ぶと遊ぶの枠」を作らない
大学の教員は、他流試合では気を抜くとひどい目に遭う。特に、“ガキ”どもの前では要注意だ。
しかし、授業をする力は確実に上達する。つまらないときには「つまんない!」、分からないときには「わかんない!」と言ってくれる素直なお客さんを相手にしていれば、相手に応じた内容を話し、その相手の知らないことを話して引き込む術を身につけることができるのだ。(p.103)
投稿元:
レビューを見る
大分珍しいタイプの教授のようで。大学院は縁の無い世界だったから、その辺は興味深く読ませて戴きました。
投稿元:
レビューを見る
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781618784
投稿元:
レビューを見る
大学教員の仕事を様々に挙げている。特に高校での出張授業や予備校での講演についてはいままで記載した本がないので参考になろう。
さらに卒論を書いている学生及び修士課程に進んだ学生にとっては、自分の研究生活の参考になると思われる。工学部だけでなく理系の全ての学部で考えらえるであろう。
さらに数学や理科だけでなく、国語と英語を勉強しなければならないということには実感させられる。