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よく耳にする5Gについての詳細な説明。
国が本気で取り組んでいるのが伺える。新幹線や高速道路に匹敵する技術革新の到来が楽しみ。
しかし、日本企業の研究開発費が他国の1/20なのがショック。
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5Gという言葉がここ1年で、多くの人に知れ渡り2020年は5G元年で携帯事業者がサービスを開始し始めたけど、実際に恩恵を受けるにあたって、どんな利点や利活用ができるのかイマイチ分からなかったので購入しました。
まず、5Ḡを知る上で、以下の3つの機能が鍵となる。
・超高速・大容量
・超低遅延
・同時多数接続
「超」とついているが実際にどの程度7日数字でいうと、4Gと比較して通信量は100倍、遅延は1/1000秒と圧倒的である。
まだサービスが開始され間もなく、携帯の大手キャリアが5Gの大容量プランを打ち出していることから、スマホで容量を気にせず、動画が見放題、映画のダウンロードが一瞬で終わる、オンラインゲームが大人数接続できラグがない等のメリットが私の中での5Gのイメージだった。
しかし5Gが真価を発揮するのはその部分ではなく、むしろは別の狙いがあるとのこと。
人手不足の業界への導入や、地方創生、交通整備、減災など社会インフラとしての役割が大きい。
政府としては2030年には5Gへの完全移行を完了し、新たな社会を形成する計画がある。
現在は、大手キャリアが先導して、日本全国で5Gが使用できるように、基地局の設置などインフラ整備を進めている段階である。
5Gが社会の在り方を変えると言われているが、本書を読むことで未来が非常にイメージしやすくなると思います。
個人的には5Gによる、全てが繋がり、ビックデータ化される社会はとても効率的だし、楽しみではあるが怖い側面も感じました。
5G普及によってあらゆるものが数値化され、データの価値が高まることによってサイバー犯罪や個人情報等の守り方も変わって来ると思う。
5G × AIを活用することで、人が必要無くなる職種は今後確実に出てくるはずです。
少しばかり悲観的な部分に偏った考えですが、SF映画のようなディストピア社会になりえる側面も5Gには少なからず、あると思います。
だからこそ他人事ではなく、どう活用していくかを一人ひとりが考える必要があると思う。
考える切っ掛けをくれる意味でも良書だと思います!!
導入や実験の具体例も紹介されているので、通信系のこと詳しくない方も分かりやすいと思います。
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5Gの推進にかかわる総務省職員が執筆された5G解説本。
5Gの技術的解説だけでなく、「5Gを起点に社会がどのように変わるか、変えていきたいか」実例とともに語られている。
これまでいまいち5Gの利点がわからなかったが、地域課題の解決につながるということがよくわかった。(医療やモビリティなど)
5gについて理解するだけでなく、日本が抱える地域課題についても理解が及んだ。
今後10年で社会はガラッと変わりそう、楽しみである。
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5Gのお勉強。
■5Gの主要性能
①超高速・大容量(eMBB)
②超低遅延(URLLC)
③同時多数(他端末)接続(mMTC)
このように従来の4Gまでの移動通信とは違う特性を併せ持ち、特に②③についてはある種「非連続な」進化を遂げた5Gですが、さらに言えば、以上三つの特性のいずれかを組み合わせて使うことで、社会課題解決への効果的な利活用が可能となります。
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5Gの活用によってどんなことができるか、またその普及に於いて何が課題かが分かる。
著者が行政の方だけあってマクロな可能性の話よりもローカル5Gや地方創生といった足元の課題に力点を置いてる感じ。
若干、重複した表現というか冗長な感じを受けたが、内容としては面白いと思う。
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5Gのお勉強。
■5Gの主要性能
?超高速・大容量(eMBB)
?超低遅延(URLLC)
?同時多数(他端末)接続(mMTC)
このように従来の4Gまでの移動通信とは違う特性を併せ持ち、特に??についてはある種「非連続な」進化を遂げた5Gですが、さらに言えば、以上三つの特性のいずれかを組み合わせて使うことで、社会課題解決への効果的な利活用が可能となります。
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5Gの仕組みや現状に比べて、今後どのような変化が起こるのか等を事例を持って理解できた
通信を活用したサービスを考える際や、実現しようとすることを5Gをベースに考えてみても面白いかもしれない
ただ全体的に冗長的な箇所が多く、後半は事例ベースでの筆者の感想が書かれていることが多く、もう少しまとめてもいいのではないかと思ったので星3
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一般読者向けに書かれている本なので的はずれなコメントかもしれないが、政府がよく説明するレベルの5G活用戦略、という内容で、新しいインサイトが得られる本ではなかった。
またAI×5Gの活用についても門外漢が書いたらこうなる、といったレベルだったので、この分野に関心があって何か新しいビジネスを作り出したい人からすると、物足りなさを感じるかもしれない。
この本はあくまで入り口に、読者自身が関心に応じてより専門的な資料を調べていく必要があると思う。
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5Gの基本を理解したい人におすすめ。
【概要】
●5Gの現状、狙い、方向性
●5Gの利活用の動向
●ローカル5Gの概要
●6Gを巡る動き
【感想】
●著者は総務省職員であり、日本の5G政策が正確に紹介されている。
したがって、変な思い込みや偏った意見はなく読みやすいと感じた。
●誰にでもわかる入門書としてよいと思った。
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5Gの内包する課題はなかなか網羅的かつ的確に指摘されてる気がする(正直期待値以上)。
後半にいくにつれ、5Gと直接関係なくない?ってとことか、課題はとらえてても解決策があいまいだったり(これは全体的にそう)、だんだんうすーい感じになっていくのは残念。
ただ、5Gってなに?の基礎を捉えるには的確な本と感じた。
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【概要】
5Gが日本の社会課題を解決していくために、どのように導入し利活用していくべきかという点に焦点を当てながら、2020年時点での国内の取り組み状況と今後の展望について書かれた本。
【内容】
5Gのポイント
①超高速・大容量、超低遅延、同時多数接続
②5Gネットワーク整備の方法
③ローカル5Gの導入
1.5Gとは何か
・世界で始まった5Gサービス合戦
(サービス展開の状況)
米国→2018年ベライゾン社による5Gのブロードバンドサービスへの活用
/2019年から本格展開
韓国→2019年から本格展開
日本→2020年から本格展開
(5G活用の方針)
地方創生/産業の競争力強化
→単なる情報通信基盤を超えて社会基盤としての5Gの能力発揮を目指す
・5Gは携帯電話ではない
(5Gの特徴)
超高速・大容量 →映像のリアルタイム配信
超低遅延 →遠隔操作
同時多数接続 →IoTネットワーク
(ますます重要となるインターネットの役割)
情報処理やデータの蓄積が物理的空間からサイバー空間へ
(ビジネス領域の変化)
B2CからB2BやB2B2Cへ
・日本の5Gは遅れているのか
(世界より進んでいる分野)
ユースケース開発/家庭用・事業用の光ファイバー網の整備/4Gのカバー率
2.5G周波数割り当て
・5Gのネットワーク整備
(サービス普及)
5Gに関する閣議決定にて[地方への速やかな普及展開を推進]と記載
人口ベースではなく地理ベースでの普及への対応を求める意見
→命題:都市・地方部を問わない5Gネットワークの整備
(周波数帯の確保)
面的なカバーに適した周波数帯と大容量のスポット的なカバーに適した周波数帯の併用
・新しい電波の割り当て方式
(カバー方法)
メッシュベースのカバー整備基準
→事業者が競争的により広域の5Gネットワーク整備をする仕組み
(サービス開始)
地理的な展開スピードの時間差が出ないように均一的な整備が求められる
・割り当て結果から見えるもの
(各社の動向)
NTT→地域ニーズに応じて柔軟に基地局を設置、投資額最大
KDDI→基地局数最大
SB→投資額が比較的小さい
楽天→4Gまでの通信事業収益がないため必要資金の調達が条件
(総務省の施策)
4Gのカバー外人口の解消/5Gの早期展開
(早期展開のために)
地域においては事業可能性を示す/5G端末の開発
・様々な工夫と割り当て後の課題
(課題)
設備不足/地域カバー率の拡大/光ファイバ網の確保/事故や災害対策
(工夫)
インフラシェアリング/公共施設の活用
3.静かなる有事とSociety5.0
・人口減少・高齢化社会と日本の課題
(少子化と人口減少)
経済成���を減速/人手不足/様々な分野における人口の争奪戦
(高齢化の進行)
社会保障コストの増大/老々介護問題/独居老人の貧困問題/孤独死/年金負担
(東京一極集中)
東京への人口流入過多
(労働人口の不足)
労働市場の逼迫/産業分野による格差
→地方における5Gの利活用を推進するため産学官民金が連携した総力戦が不可欠
・Society5.0とは
(定義)
サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより
経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心の社会
(これまでの課題)
分野横断的な連携が不十分/データ分析への制約/労働や行動範囲への制約
(Society4.0との違い)
4.0は分断されたサイバー空間とフィジカル空間との間を人がアクセスして情報を
入手・分析するのに対し、5.0は両空間が相互に作用しあうような融合された段階
(Society5.0の展望)
IoT/AI/ロボット/自動運転技術
・5Gと親和性の高い技術・分野
(地域課題の8つの重点分野)
労働力/地場産業/観光/教育/モビリティ/医療介護/防災・減災/行政サービス
(親和性の高い分野)
4K・8Kと高精細映像/オンラインゲーム/IoTとAI/ロボティクス/VR・AR・XR
/モビリティ/ドローン
4.5Gの利活用に向けた総力戦
・5Gにまつわる誤解
(都市伝説の解明)
早期普及・展開が可能/NSA方式でも5Gの3つの基本機能は同じように発揮される
・総務省の5G総合実証試験
(映像コンテンツ伝送)
双方向の伝送/観光・教育・医療・防災・産業・スポーツ観戦
(スマートシティ)
セキュリティ/交通制御/観光/インフラ監視/ごみ処理など街の最適化への取り組み
(遠隔診療と救急医療)
オンライン診療/マイナンバーカードの利用/
(トラック隊列走行・遠隔走行監視)
人手不足の解消
(テレワーク)
BCP対策としての地方分散・テレワーク/多様な働き方の実現
(建機の遠隔操縦)
人手不足の解消/高齢化対応/安全対策
(そのほか)
農業分野/工場での産業用ロボット制御/高速道路の運用管理
・携帯事業者の新たな挑戦
(静かなる有事への挑戦)
人手不足解消/生産性向上/ニッチ需要の取り込み
(パートナー連携)
産業利用のためには個別の分野でノウハウを有するパートナーとの連携が必要
(土管ビジネスからの転換)
B2B2CのイニシャルBとしての社会的役割を果たす
・2030年の5Gユースケース
(分野別利活用ケース)
教育→遠隔・立体授業/AIによる学習解析
防災→有害物質濃度測定/センサーによる検知・予知対策
農業→トラクター自動運転/品質管理
医療→AIロボット手術/バイオデータによる予防医療
観光→VR/交流人口から関係人口増強へシフト
モビリティ→自動運転配車/ドローン宅配
マイナンバー→コンタクトレスなID・認証基盤
・利活用をどこから始めるか
(利活用の8つのヒント)
可視化→認識・解析→予知・予測→制御・管理→発信・共有→交流→体験・伝承→感動
5.ローカル5G
・ローカル5Gとは
(メリット)
早期にサービス提供可能/柔軟なカスタム/通信障害に強い
(システム構成)
コアネットワーク・基地局・端末/MEC/光ファイババックボーン
・ローカル5Gで広がる柔軟な利活用
(ユースケース)
建物(オフィス・学校・ショッピングモール)/観光地/介護施設/住居/産業
・産業利用先進国ドイツの動き
(ドイツ)
製造業大国/中小企業割合が多い/少子高齢化/人手不足
6.持続可能な2030年の社会に向けて
・問われる地方自治体
(地方自治体の課題)
地域間競争/観光/地域資源の活用・魅せ方
(5G利活用のプロセス)
5Gの理解→課題の特定→連携
・先端技術をめぐるグローバル競争
(日本の国際協力維持のために)
研究開発投資/ソフトウェア技術者の育成
(企業の情報化投資の課題)
攻めの投資には乗り気ではない/サブスクによる価格の低廉化
・5Gに死角はないか
(情報セキュリティ)
受けたことに気づいているか
(5Gの人体安全性)
科学的根拠はなし
・6Gの足音と今後の10年間
(6Greadyな社会の実現)
5Gの導入・展開を通じてSociety5.0の浸透と熟成・深化を図りその成果を6Gに還元
産業的・地方創生において実例を積みかさねていく
【感想】
”最先端技術で地域課題にチャレンジする”といった5Gありきでの考え方ではなく、”地域課題に対して5Gでどのように解決できるかという”、課題ファーストで5Gは展開されていくという視点を持つことが大切だと思った。5G展開のテーマとして国はいかに地域格差を生まないかということを重要視しているのかということを読み取ることができた。
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本書は、
・5Gって何ができるの?
・普及するとどうなるの?
・ってかそもそもなんで5Gをやるの??
みたいな5Gの基本知識が網羅的に書かれていた。
筆者の片桐広逸さんは総務省の人で、ICT/電波・電気通信事業政策に長く携わっていた人だから、その経験が色濃く反映されてる内容かつ描きぶりという印象。
ex)電波割り当ての話は、正直自分の功績を書き残したいだけだろ…と思った。もっと短くてええやろ。
周波数帯で混雑すると良くないんだってのはなんとなくわかったけど。
そんな筆者の1番の主張は、下の2つだった。
・急速な人口減少、少子高齢化(労働人口減少)、人口の一極集中という世界にも稀に見る課題先進国である日本(とりわけ地方)の未来をより良くしていくツールを生み出すためののバックグラウンドとなるから、5Gが必要なんだ。いわゆるOS的な感じ。
・5Gがあるから課題は解決するのではなく、5Gのその機能(超高速/大容量、超低遅延、同時多数接続)をうまく利用して企業/地方/自治体自身が各々のニーズにあったツールを活用して課題解決をしていく必要がある。
個人的に新しく知ったことは、
・5G電波は直進性が高くガラスや壁を透過しないので、基地局をたくさん、隅々に置く必要があること。だから、今で言うWi-Fiの感覚で利用するイメージ。
・ローカル5Gは自治体単位、企業単位で使うことができるから、アンテナの高い人たちはいつでも活用する基盤が実は整っていること。
・5G普及後の課題として、専門人材不足があるが、これも50%以上の人材が首都圏にいて、地方にはなかなか取り組む機運すらたちづらいのではないか?と言うこと。
・徳島県神山村とかの一部自治体では今後の5G活用の下地が整いつつあると言うこと。(この具体例は、今後5G活用したい!ってゆー自治体紹介みたいな色が強くて、政府の人が書いた文章だぁ…ってなった)
その他は、具体的な課題に対して現状考えられる/総務省で実証実験が行われている具体例の紹介がずっと続く感じ。
具体例は大きく分けると下のどちらかな感じがした。
・センサーやカメラによるリアルタイムかつ高精細映像の送信、分析、動作(オートメーション)
・超低遅延と超高速/大容量による遠隔作業
遠隔医療/建機の遠隔操作/スマートファクトリー/自動運転/農業IOT/水産IOT/ドローン活用/VR・AR/スマートシティetc…
★3の理由は、
5Gがビジネスとして今後どうなっていくのか、世界と比べて日本の進捗はどうなのか、海外の事例が薄かったというところが理由。
ただ、総務省の偉い人が「2030年には5Gを日本の98%に通す!」と強く言っていて、それに向けて大手通信事業者、ベンチャー含めて全速力で動いていることは間違いないので、今後の企業や自治体の動きにはアンテナを高くしたい。あとは、うちの会社が内部的にも外部的にも5G普及、5Gを利用した課題解決ビジネスに対してどのような考え、施策をしてくれるかが気になります。。。
日本は5Gの展開では遅れてる部分もあるので、その次のビヨンド5Gでは、専門人材の育成と、前提となる5Gの全国普及を活かした政府のある程度の「力」によるビヨンド5G活用社会への構造改革が必要だと思いました。じゃないと日本、まじ世界にメンツ保てなくなる気がします。。
こんなしっかりした感想、もう描かない、かけない。
要点まとめて、簡潔な感想を書けるようになろうな…
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5Gのことが知りたくて読みました。2020年発行の本なので最新情報でないとしても2024年春までにキャリア5Gが国土98%カバーだそう。とりあえず使ってみましょうと言われても民間企業だとなぁ。6Gの足音が聞こえてくるだろうけど導入補助金とか5Gは2040年まで使用保証とかお上が指針を示して欲しいなぁ。