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短期トレードで稼ぐという類の本ではなく、長期投資を前提とした心構えに付いて書かれた本。
色々投資本を読んできて、インデックスが良いとか、早期リタイアのFIREのテクとか参考にして来たけど、この本で良いなと思ったのは、成長しない会社(日本)の株を集めた物を買っても意味ないって事がわかったところ。日本のインデックスとか意味ないってばっさり。では企業価値をどう評価するのか? 利益を出し続けるためのエコノミックモート(経済的堀)が堅固であるか? 高配当企業は本質的な利益を出し続ける企業であるのか?など、サラリーマン投資家には、なかなか痛いところを突かれる感じ。
サラリーマンとして、自社はどうなんだろう?とか、相手先企業からどう見られているのか?とか、考えるきっかけになりました。企業として課題解決によって得られるリターンに対して、折半で考える海外と原価から考える日本なんて、まさに… フェアじゃない考え方が蔓延してるんだよね… と思いながらも、そこで終わるのではなくて、そうじゃない会社ってどこだろう?という目で見ていく事が大事なんだな。
分量としては物足りない感じも有るけど、物足りない位がちょうど良いってやつなのかな。
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今まで「お金に働かせる」はよく聞くフレーズの割にピンとこなかった。だけどこの本に書いてある「自分が寝てる間にジェフベゾスに働いてもらう」という内容はビビッときた(なるほど、そういうことか!)。そして全体を通してお金を増やすだけでない"投資"の必要性を知れた気がする。そう考えると、この本を読んだこと自体も立派な投資です。
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序盤では、ビジネスの世界で成功するための答えのひとつとして、投資が必要である旨を述べ、それ以降は、
著者の考える「投資」とは何たるかについて述べている。
・「投機」ではなく、「投資を」
・高い参入障壁のある企業へ長期投資
・数値を用いて現状を確認しつつ、仮説を組み立てる
上記を、特に力説して述べていた印象。
とてもわかりやすい内容で、今後の投資方針の見直しに役に立った。
ただ、おじさんに多い傾向だが、話がよく脱線する。
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株を買うときは売らない前提で持ち続けられる株を買うこと
そのために参入障壁(長年培ったブランド力、マーケティング戦略)が高い会社を選ぶこと。
説得性があり教養として納得できる内容だった。
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投機ではなく、企業の力を見極めて長期で育てていく投資をしようと思った。
その際に、競争優位、付加価値、長期潮流の3つは意識。
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農林中金やその関連会社で実践経験を積んで来た著者による"ビジネスエリートになるため"に"投資をどう理解していくか"に焦点が置かれた一冊。
この人のようなキャリアを描ければ、資産形成面でのファイナンシャルリテラシーも、実際の仕事面でのビジネス戦闘力も高まって理想的だと思います。
タイトル通りの本なので、"成長株を読むための財務諸表の読み方"とか"インデックスファンドのポートフォリオとリバランスの仕方"と言った各論の詳細については紙面が割かれていません。
※前者(ファンダメンタル分析寄り)であれば、小宮一慶先生の本。後者(投資信託での資産形成など)であれば山崎元先生や水瀬ケンイチさんの本を読むと良いと思います。
どっち付かずの印象を持ったので星は3つ。
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一言で表せば、投資をしないとジリ貧になっていくという内容である。
参入障壁の高さを著者の奥野氏はとても重視しているように思えた。
確かにその理論で考えると、日本企業より米国の老舗企業(コカ・コーラやp&gなど)の方が投資妙味があると言える。
バフェットを師と仰いでいるため、考え方がバフェット太郎氏ほか、米国株投資家と似ていると感じた。
私もこれから社会人になるが、労働者1.0にならないように精進していきたい。
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個別株はそもそもあまりやるつもりはないが、やるとしたらこの本に記載されている強靭な構造(「高い付加価値」、「高い参入障壁」、「長期潮流」)を意識すべきと感じた。
インデックス投資をするにせよ、大切な考え方には違いない。
また、日本人に投資は悪いものだというマインドが根付いた背景はなるほどだった。
何にせよ、労働者1.0からは一刻も早く脱却せねばなるまい。
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タイトルで損をしているように思うけれど、
内容は至極真っ当。
体験から得た「論理」を丁寧に語ってくれるため、腹落ちするし自分の行動にも反映してみよう、と思える。
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投資の力がある = 伸びる事業を見極められるということ。つまり、投資力がビジネス力に直結すると言っていい
■本書の主張と概要
筆者の主張はシンプル。「投資とは伸びる事業を買うこと」。伸びる事業とは「参入障壁を築いている事業」である。投資する理由は常に「その事業が伸びるから」であるべし。好き・嫌いか、ある国が発展するから、という理由で株を買うのはナンセンス。必要なのは、伸びる事業を見極めこと。それには、総合的な知力が求められる。だからこそ、投資スキルはビジネスにおける一般教養となり得る。いろいろな分野の知見を総動員して、「参入障壁が築けている」ことを見極められたら、その企業の株式を買うべし。しっかりとした参入障壁がある事業においては、中長期的に事業も成長するはずなので、株式も長期保有が前提である。
■市場を寡占している会社には投資したくない
本書の主張に敢えて意義を唱えてみる。投資するのは、「社会にとって良い企業なのか」という視点も持ち合わせたい。例えば、伸びるからといって、市場を寡占しているような企業の株は個人的には買いたくない。本書では、コカ・コーラは圧倒的な寡占状況自体が参入障壁となり、成長事業を持っているとみなせるという。確かにその通りだし、コカ・コーラは人口増加や途上国の発展によって事業を伸ばすのは間違いないだろう。ただ、市場が寡占されることは、消費者にとってあまり良くない事態だと考える。価格も不当に高くつけられるかもしれないし、企業がユーザーを搾取しようとする価値観を有ししてても、他に選択肢がなくなってしまう。そういう、「すでに資本を有しているからこそ強い事業となっている」企業の株は買いたくないと、個人的には思っている
まぁ、この辺りの議論は資本主義が出てきてからずーっと行われてきたことで、今に始まったことではないのだが。
■本書中の気になった話
*インデックス投資=いい投資とは限らない。例えば、TOPIXの指標などは、バブル崩壊以後、ほとんど高値を更新していないといっていい。一方で、アメリカのp有料上場株指標であるS&P 500は過去から現在にわたって上昇を続けている。これは、S&P500が、TOPIX連動の投資信託と違い、上場企業の中の優良企業の株を選び抜かれているからである。成績が悪くなるような企業は株から外されるので、純粋に成長を続けるのである
*筆者に言わせれば、ウーバーは投資に値しない。なぜなら、提供しているのは単なるマッチングサービスで、模倣が可能だから。一見革新的なことを先に打ち出しているように見えても、模倣ができてしまう事業には投資できない
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お金の考え方から、働くマインドまで、すべてに影響を受けました。
長期投資の内容がメインだが、日本が貧しくなっていること、アジアが発展しても儲かるのは米国だということ、初心者の私でもとても興味深く読むことができました。まずは労働者2.0になることからはじめます。
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長期潮流を考えさせられる一作。
この流れはおそらく不変。
子どもが大きくなったら読ませたい。
参入障壁がいかに高い企業を選び超長期投資するか。
今後の株式投資の考え方を変えてくれた一作。
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投資は「知の総合格闘技」。参入障壁が築けているか否かの判断は、投資だけでなく、営業する上での得意先の与信判断にも使えそう。というより、勤めた会社はきちんと築けているのか考えると…
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教養としての投資。
ビジネスエリートになるための具体的なメソッドを指南するような本ではありませんでした。
印象に残ったワードは、「情報の量と考える力は反比例する」
世界中の情報を得るファンドマネージャーのコメントなので、納得感がありました。
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長期的な観点から投資するメリットを教えてくれた。利益を持続させる上での参入障壁の重要性は、生き方を考える上でも参考となった。