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この作品、ほんと映画化したら映えること間違いないなあと。特に本巻。早く上映してください(笑)
ってそもそも撮影自体始まってないし、映画化というのもずーっと噂段階のままってことなのでしょうかね!?
もうずっとずっと数年待ってるんですけど、早く詳細情報欲しい…orz
殊に今回は今までよりもずっと視界に刺さりまくりで、まさに映像が視えるようでした。
アイリスがモンフォートに向かう途中でセンチネルとレイダーのやりとり。全然ストーリーとして盛り上がる部分でも無いはずなのに、凄く凄く画として美しかったです。
でもそもそも全てのシーンを映画化するなんてできないと考えれば、やはりこれはもう小説の醍醐味、読む側の冥利に尽きるということなのかもしれません。
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レッド・クイーンシリーズ、キャラクターも彼らの持つ特性?異能?も、人間関係も魅力的だし、風景も、煌びやかなシルバーたちの住む宮殿やモンフォートの街、テチーたちのスラム、様々な街や荒野、広野の描写…読んでてどれも本当に読んでいて楽しかった。
ここ半年以上、本屋に寄っては積読を繰り返すものの、本読みの楽しさを忘れていたようです。
久々に本当にあっという間に読み終えてしまいました。
1年以上待っていたお陰で、前の話が微妙だなぁと、王の檻を読み返したものの、2か月くらいかかってしまうし…
よく考えたら、前巻はメアがほぼ囚われてるし、一度は読んでるから続きが気になるという欲求は少ないしで却ってしんどかったようで…(^^;
やっと本巻に辿り着いたら、もうあっという間に引き込まれたと。
視点がそれぞれ切り替わるところもよい。
王の檻ではエヴァンジェリンのことが好きになったし、今回はアイリスの視点で読むことで、更に物語としての奥行きを感じることが出来て良かった。
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物語を読む、小説を読む喜びを思い出せたことはありがたい。
早く下巻読まなくちゃ!!!
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途中、「えー」と中だるみしましたが、おもしろい物語でした。
エヴァちゃん、主役乗っ取ったって感じでした。
最高のキャラだと思います。
やっぱ最後まで王子様がきらいだったなぁ。
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国際情勢が緊迫度を増して行くなか、ラスボスであるメイヴンが口ばっかりで大した強敵ではなくイマイチ盛り上がりに欠ける。貴族を分裂させたのはメイヴンの策略だったとアイリスが言っているが、そのせいで暗殺されかけ、国土は減り、コーヴィアムではボロ負けしてるのに何言ってんだと思った。
また、前巻でレイクランドとの戦争はレッドの人口をコントロールするための計画的戦争だとメイヴンがメアに話しており、結構重大な情報なはずが、メアがそのことを誰にも話していないのが気になった。仮にメイヴンの妄言だと思ったにしても、カルやジュリアンに確認ぐらいするはずだと思うし、まったく触れないのは不自然。
三巻ラストでエヴァンジェリンが心の中でメアに助けを求めており、王子時代からお忍びでレッドの街に行っていたカルと違い、生粋のお嬢様であるエヴァがレッドに助けを求めるか?と疑問だったのだが、ちゃんと屈辱を感じながらメアに頼み事をしていて好感が持てた。あと、別れたはずのカルとメアが、場所もわきまえずにずっと痴話喧嘩を繰り広げているのが楽しい。
「あらすじ覚え書き」
レッドとシルバーが平等に暮らす国を作るため玉座を求めるカルと、平等な世界に支配者は不要と考えるメアはたもとを分かった。アナベル率いるハウス・レロラン、リフト王国、スカーレット・ガードはメイヴンを倒すために一時的に手を結ぶ。さらなる援軍を得るため、モンフォート自由共和国を訪れたメアは、血の色に縛られない国が存在することを目にして未来に希望を抱く。
コーヴィアムの戦いで国王を失ったレイクランド王族は、ノルタ国とメイヴンへの憎しみを深め、各国を消耗させたのち征服することを企む。モンフォートへ潜入したアイリスは、捕虜となっていたピードモントの王子王女を救出。ピードモントはノルタ、レイクランドと同盟を結ぶ。
メイヴンの力を削ぎ、カルの力を示すため、軍事拠点のひとつであるハーバー・ベイを奇襲したスカーレット・ガード連合軍。テチー達の手引きで軍事工場の破壊に成功したメア達だが、街には水の能力者を有するレイクランド海軍が迫っていた。