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「~であった泣ける話」
今回は、「書店」が、テーマであり、12編の短編集。
今、デジタル化で、電子書籍で、子供達は、キンドルで、・・・
しかし、私は、アナログ派で、紙の本が好きである。
表紙に「感動して泣ける・・・」と、書かれている。
わが家の近くの小さな書店は、だいぶ前に閉店してしまった。
この本の中でも、閉店になってしまう内容のものが目を引く。
大きな書店でさえも 本離れと少子化で、存続が大変のようだ。
12話すべて読んだのだが、泣ける話は、殆ど無かった。
私は もう、年を重ねて、ノンフィクションは勿論、テレビのドラマでさえ 涙するのに・・・
残念。
只、最後の「手紙」は、だいぶ前に、母親が、ガンに冒されて、幼き娘ヘビデオレターを残す・・・という実話をテレビで拝見したことがあるのに似ている。
幼き娘のお誕生日に、手紙を部屋の色んな所に隠して、宝探しのように、プレゼントを見つけるとこから、毎年のお誕生日にビデオで、娘の成長を祝う言葉を残して、20歳迄続いたと・・・・記憶する。
これは、とても感動し、こんなにも母親に愛された子供
とそしてその母親の何と、素晴らしい贈り物を考えたのだろうという偉大さ。
そして、それを毎年 ビデオを見せた父親にも、なにか、感謝したい気になった実話であった。
この本では、そんな「泣ける」ほどの事がなく、只「心に響く話」だけの感がした。
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「手紙」が特に好き。
「思い出は棚のどこかにある」に登場するような、熱意のある書店員さんに出会ってみたい。
ひとまず、本屋に行きたい!
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