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マンガサークルの高校生の三人組が、真景累ケ淵を題材に作品を作ってコミケで売ろうということになり、ファミレスでミーティングをしながらストーリーを追っていくという設定。
三遊亭円朝の話で、やたら人が殺される、くらいの知識しかなかったのですが、なんともオドロオドロしいおはなしなんですね。
この本には、もうひとつ仕掛けがありますが、それは読んでみてほしい。
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金原さんと佐竹さんのタッグなので手に取る。
この物語をはじめて知る。
三遊亭円朝作の長いホラーらしい。
作中では、学生3人組と、この物語とのパートが交互になる。
ファミレスが毎回舞台だった理由は最後にわかる。ジュースがよく出てくる。
ドロドロのスプラッタホラーをずっと読むのではなく、ほどほどの頻度で現代パートが入るのは、頭を整理したり、読みやすくなるので、いい装置だと思った。
話を理解するには、系図が欲しくなるが、ネタバレだからつけられないという事情がある。
因果関係がずるずる繋がるラストは、血だらけの瞬間に謎のカタルシスがある不思議。
やっぱり生きてる人間が一番怖い。
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翻訳家として有名な金原瑞人さん[著]となっていたので、期待していたのですが、イマイチでした。
古典的怪談を基に同人誌を作る、という設定になっているのだけれど、そもそもその設定が余計な気がするし、登場人物のジャパングリッシュがマジでウザい。ただ、児童書として出ていることを鑑みるに、子供向けアピールとしては必要なのかもしれません。