投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「密室」で起こる事件、どれほど多くの探偵や刑事達が数知れないほどの物語の中で、その解明に挑戦しているか……。
「黄色い部屋の謎」は、そんな「密室」ミステリーの古典中の古典。
作者は「オペラ座の怪人」の原作者として有名なガストン・ルルー。
巻末の「訳者覚書」にもあるように、日本で発表されるやいなや江戸川乱歩が本作を絶賛している。
海外の「古典」と称される「名作」は、日本語への新訳がなされるたびに、新たなファンが生まれ、いく世代にも渡りファンに読み継がれるのも楽しみの一つ。
また、どんなミステリー作家がどんな「密室」をうみ、どんな解決で物語るのか……読者の楽しみは尽きない。
それだけでも、この作品が世に出た価値は唯一無二。
ありがとう!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最近読んだフランスのミステリー、「恐るべき太陽」の中で、本書のタイトルが出てきたため(発想力があることの比喩として)手に取りました。
最後まで読んで、、
密室トリックはなにか大掛かりな仕掛けが出てくるのかなと思っていましたが、人の認知と偶然を利用した予想外な方法でした。
‥警察の初期捜査、杜撰すぎない?とも思ったけれど、科学捜査も進んでいない時代だったこそ成立するトリックで、まさに当時の時代を楽しめました。
続編扱いという黒衣夫人も、新訳が出ると手に取りやすいので、是非訳出していただきたいです!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学生の頃、図書館で(多分子ども向けにリライトされたものを)借りた事はあったが、読み通した記憶が無いので、実質初読。創元推理文庫でした新訳が出たので、この‘古典’を入手した。
密室の謎も犯人も解明されたが、スタンガルソン嬢にまつわる謎は残ったまま。これが、『黒衣婦人の香り』で明かされるのか?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
密室ミステリの古典的名作。
当時としては画期的なのでしょう。
斬新な密室ものが数多く現れてきた現在の視点では「なんだそんなことなの」と肩すかしを受けるかもしれません。
それでもミステリがお好きなら一度は読んでおくといいかもと思います。
新訳になって格段に読みやすくなってます!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読んだ。古城で起こる殺人未遂事件(被害者は美女なんだけど秘密がある)で、二人の探偵の推理合戦(証拠重視と理性重視)や密室トリックや、複数の事件が絡まっているところ、過去に遡って事件の解明がなされる点などは面白い。ただし、犯人の解明ではフェアとは言えない点があり、解明されない謎ものこる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
古典小説&元はフランス語?なのもあってちょっと読みにくかった(特に登場人部の名称がコロコロ変わったりするところとか)けど、最後の謎解き部分はなるほどーっと楽しく読めました。騙されたー!あとルルタビーユめちゃめちゃもったいぶるじゃん。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
GW中に海外の古典ミステリーを読み直そうって思って。高校生のころに読んだ時は70年ほど前の作品だったけど、今や120年ほど前の作品になってしまいました。新訳になったので新たな気持ちで。
作品は「オペラ座の怪人」の原作者として有名なガストン・ルルー。この作品の探偵役は、18歳の記者ルルタビーユ。探偵として読む分にはいいけど、どうも好きになれないタイプ(大概の海外ミステリーの探偵は、大げさと言うほど思わせぶりで、自信満々で、他人を小ばかにするから嫌い)
トリックもすっかり忘れていて新鮮な気持ちで読めました。120年ほど前の世界、科学捜査もない時代だから論理だけが優先される感じ。科捜研の女に捜査してもらったらすぐに解明されちゃうかも
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
『ミステリの傑作』×『密室』という文字に誘われて。
オペラ座の怪人と同じ著者。
100年以上前の1907年にフランスの週刊新聞に
連載されていたミステリー。
今でこそ定着したクローズドサークルも
当時は画期的だったことが窺える。
序盤は面白かったものの場面展開も少なく
ダラダラ続く犯人探しに心が折れそうになった。
(図書館で借りた本なら辞退していたと思う)
最後まで読んでよかったと思える結末ではあった。
『黒衣夫人の香り』という続編も気になるが
ここでごちそうさま。