投稿元:
レビューを見る
2020年10月31日読了。夢の国「ネバーランド」で殺人鬼ピーター・パンが起こす数々の殺人の中で、住人たちがティンカー・ベル殺しの犯人を探す理由とは…?以前読んだ『アリス殺し』は衝撃的だったが、その後「メルヘン殺し」としてシリーズ化されていたとは知らなかった。異常な道具立て・噛み合わない会話・繰り返されるグロ描写といった小林泰三要素は相変わらず。メルヘン殺しならではの、「誰が誰のアヴァタールなのか?」の謎解きを理屈の通じない殺人鬼のいる世界でやる、という設定、あからさまに対象アヴァタールを連想させる名前を持つ人物の正体は誰か?という謎は相当ひねられていて面白いが、いささかひねり過ぎで「結局何の話だったんだっけ?」となってしまった。他の殺しシリーズも読んでみる。
投稿元:
レビューを見る
クララ…が合わずに離れていたけど、今回のは面白かった。グロさと非道な世界観、嫌いじゃない。
動機やアリバイなどの推理も面白いが、結局誰が誰のアバターかってところが1番面白い謎。
最後はある意味勧善懲悪で良かった。
投稿元:
レビューを見る
このシリーズの醍醐味は「誰が誰のアーヴァタールなのか」と、夢世界のビルと登場人物との噛み合わない受け答え。今回はネヴァーランドで起きたティンカーベル殺人事件。基本的に地球での名前は犯人には当てはまらない鉄則…
ピーターパンの話、実はあんまり詳しく知らなかったけど、最後の解説見たら元祖ってちょっと悲しげな物語なんだな、と思った。
投稿元:
レビューを見る
大好きなシリーズ!
今回はピーターパンがモチーフ。
ビルと井森のコンビ(?)が好きなので、もうちょっと協力体制?的なものが見たかった。
ピーターパンは意外性のない人物でガッカリ。
富久のラストは悲惨だけど、ざまーとも思った。
第1作目の亜理がでてきて、びっくり。
中年の男は、刑事だったっけ?!
投稿元:
レビューを見る
アリス殺しから読んでいますが、どれもお伽話が土台になっていて面白いです^^
今回はネバーランドということで、人形や妖精がでてきてよかったです!人を殺すことをなんとも思っていないピーター、彼はティンカーベルを殺したのか?二つの世界がつながる最後の部分は作者の真骨頂でした^^
投稿元:
レビューを見る
蜥蜴のビルにイライラさせられたのは遠い昔。今は可愛くって仕方ない。寧ろ、ピーターパンより賢いのでは?!
今回は奇妙奇天烈な会話は少なめで、ビルが割とマジメで大人しめ。グロさも鳴りを潜め、ムカムカ具合もそこそこだけど、安心して読めるものも悪くない。
しかし、ピーター…ね。引っ掛かりは覚えてたけど、今回もやられた。
投稿元:
レビューを見る
今作も面白かったです。トカゲのビルのとぼけた会話がかわいらしい。童話の登場人物だからこその考え方も面白い。
このシリーズがもう読めないの悲しい…
投稿元:
レビューを見る
普通に面白かった!
けどピーターパンとかティンカーベルの元々の話を私は知らないので誰?って人もいたけど、小説としては読めたし楽しめてよかった!
先生時のループに入ったのめっちゃ可哀想
ずーっと食べられるところとかめっちゃキモイなーと思った、
犯人がピーターパンだと思ってたけど最後めっちゃびっくりした。
しっかり騙された
このシリーズややこしいし多少イライラしちゃうところもあるけどなんかそこがいいなーって4作読んだらやっぱり思った
投稿元:
レビューを見る
このシリーズの面白いところって決して理解できないような難しい設定ではないけど解けないところ。
本格ミステリーは細かすぎて途中から「無理」ってなっちゃうものもあるけどこのシリーズは単純すぎ(ビルがアホすぎて)逆に難しい。今回はピーターもアホだったからなお大変。それにしても今作もグロかった。
もう続きが読めないのは悲しいけど、このままでも不自然な終わりではない。わたしの中ではこれで完結と納得できる。
読み終わったからまたアリス殺しループしてしまいそう。
投稿元:
レビューを見る
一回目読み終わった時は熊怖〜とかインパクトがある印象だったけど、もう一度読んでみるとちゃんとタイガーリリーがちゃんと「ピーター」って言ってる!とか色々気付けて面白かった。
マブ女王といいハートの女王といい、このシリーズはボスが本領発揮した時が一番グロくて良い...
投稿元:
レビューを見る
グロいけれど、全体的に悲しいお話でしたね。
ピーター・パンの終わりが無いため日田君は一生生き地獄で、ウェンディも優しい女の子なのにアーヴァタールのやらかしのせいで悪夢に魘され、生死の世界で迷子達も彷徨い続け…。
先生…只では済まないだろうとは思っていたけど、凄惨過ぎて怖かったです。
やっぱり井森君と栗栖川さんの会話が好きです。
今度こそ、彼には彼女を救って欲しいな。
ハマった後に先生の訃報を知った事が悔やまれます…。
小林先生、素晴らしい作品をありがとうございました!
投稿元:
レビューを見る
トカゲのビルが今回流れ着いた先はピーター・パンのネヴァーランド。登場時食べられそうなのはお約束。今回の被害者はティンカー・ベル。犯人探しの過程で探偵役のピーターパンが息をするように暴力を振るい、敵も味方も殺害するので現実世界での井森参加の同窓会でも死体がどんどん転がる。ピーター・パンのこの性格原作準拠なのに驚き。ディズニー仕事し過ぎだろう。誰が誰のアーヴァタールなのか?がこのシリーズの肝なので注意はしていたんだけどこう繋げるか、とにやり。設定に慣れたはずなのに違和感流し読みしてしまった。ラストに井森が自分の境遇を打破するきっかけを匂わせているけどどんな展開だったのだろう。「ドロシィ殺し」での予想通り作者逝去で展開は闇の中。悲しい。
投稿元:
レビューを見る
数年前に読了したミステリー × 童話作品の最終巻を読了。
初めて読んだ時は不可思議難解な世界観に目を白黒させてしまったけれど
2作目、3作目と読み重ねていく内にクセとなり…病みつきとなり…どっぷりハマってしまった。
(次回作が待ち遠しいなぁ)なんて 呑気に思っていたので2年前に没していた事は知らなかったし、思い/考えもしなかった。
井森/ビルと世界観の今後が不明となってしまった事は残念ではあるが……御悔み申し上げます。
投稿元:
レビューを見る
このシリーズ大好きなので毎回楽しみにしてたのですが、ピーターパン出てたの知らなかった!
そして作中のピーターパンがアルツハイマーかってくらいの記憶力でさらには残虐者で、ディズニーのピーターパンが好きな方はいまいちついていけないかも。わたしも最後まで上手く馴染めず。蜥蜴のビルは相変わらずで何より。次もあるかなー。
投稿元:
レビューを見る
読み進めていくうち、なんとなく推理ができた。
あたらずといえども遠からず。
アーヴァタールって、本体が死ぬまで死ねないんだっけ?
本体が死ねない設定だと、ずっと年取って老衰とかでも死ねないの?
しょうもないこと考えてしまう。
あーほんとに作者の訃報が悔やまれる。