投稿元:
レビューを見る
映画をまだ見てないまま原作をよんだ。想像してたものと違った。こんなにも儚く切ない短編集だとは…!最後のクリスマスの話がいちばん好き。
投稿元:
レビューを見る
成田空港で、飛行機の移動中に何か読もうと本屋にて出会う。
トルーマンカポティーニ著、村上春樹が翻訳という事で買ってみた。
予想してた恋愛ストーリーではなく、非常に謎に満ちたお話だった。
特に前半、いい意味で裏切られました。
映画を見た方にもお勧めです。
投稿元:
レビューを見る
「草の竪琴」が予想以上に面白かったため読んでみた。中編の表題作他、短編「花盛りの家」「ダイアモンドのギター」「クリスマスの思い出」収録。
「ティファニー」は素敵な小説だった。やはり主人公ホリーが魅力的。彼女の奔放さにつられて話も軽快にすすむ。
『誰のことだって愛そうと思えば愛せるんだって』
簡単に言えることではないと思う。でもそれを現実にし、多くの人(男?笑)に愛し、愛されているホリーのことを、私は尊敬したいと思う。
他の短編もなかなか面白く(「クリスマスの思い出」が「草の竪琴」と殆どかぶっていたのは少し残念だったけれど)、突飛な印象はないけど最後まで読ませる感じ。ただ、全体を通して感じたのは、すべて懐古的というか、過去形で書かれている為に読んでいてひどく年をとってしまったような気になること。笑
何十年か後に読めばもっと面白いのかもしれないと思いました。
投稿元:
レビューを見る
表紙がまずお洒落でしょう!昔の本って何か日本語が難しくて、なかなか理解に苦しむ感じでしたが、春樹訳のおかげですごく楽しく読めました。ホリーの魅力に私もクラクラになってしまった。小悪魔ギャルはどの時代にもいるのだな〜と思いました。
投稿元:
レビューを見る
ジョー・ベルのホリーに対する感情をしゃべっているところがとても読んだときに、印象的だったことを覚えている。
なぜかというと、そのときの自分自身と似ていたからだ。
好きな子に手を触れたいことと、彼女を好きでいることは違うんだということをそこで理解したことを覚えている。
あのときはそう自分にいいきかせ、彼女との関係を保っていこうと思っていたんだっけ・・・。
投稿元:
レビューを見る
映画を頭に置いて読んだんだけど、別の話に思えるほど違ってみえて新しかった。彼女(ホリー)は彼女なりの論理を持っていて、近いようではるかに遠い存在…。時間があれば原文で読みたい。
投稿元:
レビューを見る
元カノさんにハードカバーでプレゼントしたのだが、別れたとき返ってきちゃった笑
やっぱオードリーのホリー・ゴライトリーとは全然違う印象。
投稿元:
レビューを見る
野崎孝訳のを最初に読んだ時はいかにもださくてあまり好かなかったのだけれど、村上春樹訳だとびっくりするくらい面白いです。ホリー・ゴライドリーみたいなキャラクターって確かに村上春樹の小説にいそうだもんなあ。
投稿元:
レビューを見る
人物描写が細やかで、非常に魅力的。
本当にそういう人がいて、そういう物語のノンフィクションではないかと思わせる説得力がある。
「いつか目覚めてティファニーで朝ご飯を食べる時にも、この自分のままでいたいの」
その時も今の自分でいたいよね。
「本物のまやかし」と表現されるように、それ自体にぶれがない。
それが美しさにつながるのかな。
ホリーは初めから最後まで全く何の成長もない。
その分はかないが、確かにその瞬間は、とても魅力的で美しい。
投稿元:
レビューを見る
短編集です。
「ティファニーで朝食を」以外にもお話が入っています。
が、「ティファニー~」についての感想をちらりと。
映画を観る前にと思い、原作を読んでみました。
イメージと違う作品だった。
オードリーヘップバーンが演じているからか、勝手に清楚なお嬢様のお話だと思っていたけど、もっと娼婦に近い感じなんですね。
ただ、この話をオードリーが演じるとどうなるんだろうというところに興味はあるので、やっぱり映画も観てみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
ティファニーで朝食を→オードリー→ローマの休日、といったイメージが勝手にできていたんでしょうね・・・こんなストーリーだとは思っていませんでした。NYも当時の時代も全く知らない私ですがとても入っていきやすい作品で、主人公の男性はあまりキャラが立っていないけど春樹作品に出てきても不自然でない気がします。今も昔も女性は憧れの生活、憧れの未来を持っていて、それが今のエネルギーになっていくんですね。昔から女性はやっぱり強かったんだと思います、外に対してではなく内に対して。それにしても男性はどうしてこういう奔放な女性に惹かれるんでしょう。。。他の短編も良かったです。
投稿元:
レビューを見る
作家志望の主人公と同じアパートに住む若手女優のホリー・ゴライトリー。可憐で気まぐれな彼女は、その型破りな性格と奔放な振る舞いで彼や周りの人々を振りまわしていくのだが……表題作ほか3編を収録した作品集。
ティファニー~は、有名なオードリーの表紙のやつをずっと持ってて、ストーリーは全然知らないけど、オードリーが好きだから読んでみたいなあとずっと思っていたやつでした。どうも春樹のあとがきからすると映画と原作は全然違ったものになっているようで、あんなオシャレでハンサムで美女っていう感じのものでない、本書で読む通り陰気~な感じの主人公に破天荒なヒロインっていうのが本当らしいです。私は映画を見たことがないので、今度探してみてみようかと思います。
なんか、主人公とそれを振りまわすヒロインってのは意外とラノベっぽいんじゃないかなあ、とかそういうのって実は古典的な手法なのかな? と思いました。とにかく、ホリーがすごく可愛いです。こんなやついねーよ!と思いながらも、どこか惹かれてしまうのは今も昔も古今東西変わらないようです。彼女の素性や後半の展開は切なく、特にぐっときたのはずっと一緒にいた名無しの猫を捨てて、でも「捨てちゃいけなかったんだ!」って戻ってくるところです。それがなんか、全てを物語っているような。結局ホリーがその後どうなったのかわからないけど、猫はどこかの家に拾われてのんびり暮らしているっていう最後がすごく印象に残りました。春樹訳だからかもしれないけどすっごい切なかったけど、ああこれでよかったのかな、って。
他の短編も、花盛りの家はちょっとよくわからなかったけど、ダイヤモンドのギターはよかった。これはいいBL。でも「クリスマスの思い出」がディファニーよりも好きかも知れない! これもまた失われたイノセントな時代への作品なんだけども、もうほんとやりきれなくなった、胸がきゅーっとしまりました。なので引用はこの作品からにします。すごく感動したのです。
投稿元:
レビューを見る
表題作の「ティファニーで朝食を」よりも、同時収録の短編「花盛りの家」「ダイヤモンドのギター」「クリスマスの思い出」の方が好み。
投稿元:
レビューを見る
カポーティがホリー役をどちらかというとモンローをイメージしていたと聞いて、急に興味を持ち読んでみた。なるほどこの奔放さはそれまでのヘプバーンのイメージじゃないかもだけど、私の脳内では残念ながらオードリーが動いていたなあ。特に物語に山谷がなく、「だからどうした」と言われてしまいそうな「ぼく」の独り語り。「ぼく」はカポーティを投影したものだというのが凄くわかる。ホリーみたいなつかみ所のない女性って男の人は好きな(気になる)んだろうなあ。ついでに言えば村上春樹の訳(文章)に初めて触れた記念すべき作品になった。
投稿元:
レビューを見る
はあん。各話それぞれ最後が意外な展開!
村上春樹が訳のせいかもしれないが美しい宝石みたいなお話に仕上がっていた。(勿論カポーティの原作だが)
いやあ、はあん、ですよ。ヘミングウェイよりいいかもしれんぞよ。
しかも妙にしんみりしてしまうのはマジックですな