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村上春樹訳版。といっても元の版を読んだわけではないから、どこがどう違っているのかはわかりません。けど、この翻訳は明らかに「村上春樹調」の文体であることは確かだろう、と思う。
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表題作のホリーが自由奔放過ぎ、それによって
登場人物も自由に行動しすぎるため、
話について行くのが大変であった。
他の短編は読みやすくおもしろい。
訳者あとがきを読んだあとにもう一度1から読みたくなった。
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2010.12.16 読了
収録作品
ティファニーで朝食を
花盛りの家
ダイアモンドのギター
クリスマスの思い出
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主人公が想いを潜めるホリー・ゴライトリーという女性が非常に魅力的に描かれている。主人公に対しても、おそらく原作者であるカポーティ自身の感情・性格とかなり重ね合わせているキャラ設定になっているのため、尚更ホリーが栄える。村上春樹の言葉を拝借するなら「イノセンス」さ。キレイなハッピーエンディングではないけれど、この「イノセンス」さが読んだ後にジーンとくる。その感じが心地よい。原作で一度読んでみたいなあーと感じた一冊。
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以前、龍口氏訳で読んだことがある。ホリーが「それとわかるぐらいの斜視」であることが印象に強く残っていた。斜視の、見る人をどこか不安にさせるような、色っぽく感じるところがホリーの魅力を引き立ててると感じた。
でも、久しぶりに村上春樹訳で読んでみて、あれ?村上訳ではホリーは斜視ではない?龍口訳は誤訳が多いと評判だからまさか斜視も誤訳だったの?と気になって調べてみたら、原文「squint」は斜視という意味も目を細めるという意味もあった。村上訳は(目を)ぎゅっとすぼめて、という意味をとっていた。どっちも間違えでないみたいで安心した。
表題作も良いけれど、他の3作品も同じくらい、個人的にはそれ以上に引き込まれた。
2011.01.20
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カポーティの自伝的性格のある小説。無駄がなく展開していってすごいなぁー!
ホリーのような女を知っています。恐ろしい女です!
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felt as I was reading the book written by Haruki (it's half true actually.) All the stories drew the magic and evanescence of innocence. I especially liked "A Christmas Memory"
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カポーティの、おそらくは最高傑作であり、さらに村上春樹訳の名盤。
オードリー・ヘプバーン主演の映画があまりにも有名だが、映画作品とは全く別の作品として読むほうがずっと面白く読める。ホリーのキャラクターは映画よりもっと粗野で奔放で、あけっぴろげな女性であるし、「僕」は繊細で中性的、男性的な魅力の欠けた人物として描かれている。
映画作品よりずっとアクは強いが、それゆえに映画作品よりずっと魅力的。
用いられる言葉一つ一つの存在感と安定感に驚く。
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映画未視聴の私でさえ、ホリーを演じるオードリーヘップバーンのワンシーンが思い浮かぶほど、映画が有名すぎる作品です。
映画未視聴のため、比較はできませんが、私はこれはこれでおもしろかったです。ホリーは奔放で一見無茶苦茶ですが、彼女なりに筋があり、ラストの決断はその両方が見えた気がしました…。
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カポーティの名作が村上春樹訳ということで、興味を持って読んでみました。
オードリー・ヘップバーンの映画版『ティファニーで朝食を』は以前観たことがあったが、内容自体はあまり覚えていない。ただ、原作と映画は全然内容も違うな、ということは読みながらなんとなく思い返した。
そもそも映画の冒頭、ヘップバーンがティファニーの前でクロワッサンを食べるシーンなんて、原作には存在すらしていないのだから。
ただ、映画と原作で共通するのは、内容面では飛び抜けた部分がないにも関わらず、ホリー・ゴライトリーという主人公の女性がとにかく輝いているということ。
映画版ではヘップバーンの美貌が担った部分が大きいだろうが、原作では自由奔放かつ危なっかしい魅力的な女性をカポーティが一から創造したわけだから、著者の筆に尊敬の眼差しを向けるしかない。
ただ、残念なのは、村上春樹もあとがきで書いていたが、ヘップバーンを念頭に置かずにホリーというキャラクターをイメージすることが難しいということ。できることなら、映画が存在していることすら知らないまっさらな状態で、この中編を読んでみたかった。
それを想像すると、ホリーにふりまわされる様がどれだけ魅惑的な体験だことか! 物語というより、ひとりの女性を魅力的に描いたキャラものの側面も強い小説だと思った。
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こういうお話だったんだ~。映画も観たことなくて、長いパイプを持ったヘップバーンのポスターだけが印象的で、何か自分で勝手に思ってたイメージとは違う物語でした。これはオードリー・ヘップバーンじゃなく違う女優のほうがよかったかもね。マリリン・モンローも違うと思うけど(笑)。
ホリーはとても魅力的。男も女も憧れてしまうキャラだと思う。バーの店主のジョー・ベルなんて、かわいそうなほどホリーに心酔しちゃってる。主人公像には俳優の濱田岳が頭に浮かんできて、最後まで濱田岳で読みました。妹にこの本を貸したら、妹も濱田岳をイメージしたと言ってて「同じ~」って笑っちゃった。
最後に収録されていた「クリスマスの思い出」が素晴らしかった。美しいことが散りばめられている。美しいことしか出てこない。すべてが純粋で美しい。
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ホリーのキャラクターが素晴らしい。映画「500日のサマー」のサマーとかぶるものがある。男はこういう奔放な女性が魅力的なのかも。
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映画をみてないけど最初は同名小説かと思ったぐらいイメージがちがった。すごく魅力的な本でした。ミセスホリデーゴライトリーて響きがすき。短編もよみやすいです。
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オードリー・ヘップバーン主演の映画の印象が強かった本作品。カポーティーは 脚本を気に入っていなかったとの話。頷けるな~
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第二次世界大戦下のニューヨークで、居並ぶセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴラトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近付きたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった……。端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、村上春樹新訳でおくる。