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マハさんの作品は大好きなんですが、本作は(?)が自分の中でついてしまう。
このプロットでいくのなら、倍のボリュームで構わないのでもっと書き込んで欲しかったなぁとひとりごち……。
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原田マハさんのアートフィクションといえば、「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」「たゆたえど沈まず」など史実にフィクション要素を加えた味のある作品あるが、本作はエンタメ性を追求した作品となっている。
上段の作品が素晴らしかっただけに拍子抜けした感じであった。オシャレな窃盗団がオシャレに作品を盗む。ただそれだけ。
最後はキレイにまとめていたが正直、「???」と当惑してしまった。
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これまでの原田マハ作品とは一風変わった作品。
007やオーシャンズ11のような映画化されそうなエンタメ要素が強く、ワクワクさせられた。
とは言え、最初の方はなかなか世界観に入り込めず読み進められなかったのも事実。原田マハさんのゆったりとアートを楽しむようなこれまでの作品とは違うので少しとまどいつつも、途中から一気に引き込まれた。
最後の締めがもう少し何か足りないような感じがして、物足りなさが残ったけれど全体としては楽しめた。是非、映像でも見てみたい。
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以前読んだ原田さんの作品とは印象が大分違いました。書き方に幅があるなぁ➰と思いました。
海外映画を想定しているかのようなかきっぷり、セリフっプリで、映像化された時はどれだけ濃い映像になるだろうかと。
ポロックや美術史の教養を深めるのにはいいかも知れないけど、もう少し、特徴あるキャラクターが生き生きと動いて特徴が伝わるような表現が欲しかったなぁ、と思いました。
少しページ数に対して登場人物が多すぎかな。
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文庫本の目次の次のページに登場人物がイラスト付きで紹介されている。これは、好みが分かれると思われる。イラストがあることで、読者に自由に想像させる妨げになってしまうかもしれない。登場人物が入れ替わり登場するので、時々最初のページに戻って人物を確認していたので、そんなことを考えながら読んだ。だが、こんな些細なことで、作品の印象は微動だにしない。
私は、原田さんの作品が好きだ。虫眼鏡が太陽の光を集めるがごとく、最後の瞬間に向けて物語が進む。そして、今回も感動の瞬間に出会えた。
ジャクソン・ポロックさんという画家が描いた作品が、今回の主役でもある。
映画『ザ・コンサルタント』という映画に印象的なシーンで登場する絵画がジャクソン・ポロックさんの作品だったこともあり、そのときに初めて知ることとなる。
彼の作品は、この小説で語られるように魂の解放というか、心動かされる何かを発しているのだろうか?
いつか、本物を見てみたいと心から思った。
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さらっと読めるエンタメで面白かった。
オーシャンズ的な派手な作戦で絵画を盗む展開にしたくなる設定だけどそうはならず、お洒落で豪華な舞台と世界の隅の少年の世界を行き来してアートへの想いを語っている感じ。
シリーズ化できそう。
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2021/1/5 読了
小分けに読んでいたら、登場人物が分からなくなったくらい原田マハさんの作品にしては登場人物が多かった!最後は、やっぱりポロリと涙。
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おもしろかったです。
ポロックの作品をめぐる話と、少年にまつわる話の2つの展開が交錯します。少年が素直に巻き込まれ過ぎな気もしましたが、最後までスピーディーに運ばれて読み進めてしまう感じが心地よかったです。
今まで読んでいた原田マハさんの作品のなかではドラマチックな感じがしました。
また、アートの持つ力を少し感じられる気もして、さらにアートが好きになりました。
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ーこの1枚が、アートが、世界を変える。
ジャクソン・ポロックの幻の作品「ナンバー・ゼロ」が香港のオークションに出されることになった。ジャクソン・ポロックは激動の時代を生き、その激動をカンヴァスに描いた画家であった。
この絵を狙う数々の富豪たち、その裏に潜む「手に入れたい」という思い、そしてさらにその絵を狙う謎の窃盗団……。一方、アーティストを夢見る香港の高校生、張英才の元にとあるメッセージが届く。
アートに世界を変える力はあるのか。
原田マハさんの作品は何作か読んだことがあるのですが、こんなにスリル満点のお話を読めるなんて!
いろいろな視点から同時進行でお話が進みます。
相変わらず、その絵を見ているような感覚になって、本当にわくわくします。
そして、マハさんのアート作品の1番面白いのは、どこからどこまでが本当の話?!ってなるところだと思います。
本当はナンバー・ゼロという作品すらないんじゃない?!と思ってGoogleで調べてしまいました(笑)
様々なアートに本当に色々な方向から出会える本が多くて、原田マハさんはやっぱり素敵です。
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ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は7人の仲間とともに会場へ潜入した。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に“アノニム”と名乗る謎の窃盗団からメッセージが届く。「本物のポロック、見てみたくないか?」その言葉に誘われ、英才は取引に応じるが…。才能の出会いが“世界を変える”1枚の絵を生み出した。華麗なアート・エンタテインメント!
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テンポの良さと感情移入しやすいキャラたちが、原田マハ作品の読みやすさだと思う。
全てのできごとが順調に運び過ぎて、「あれ、もう終わり?」と感じるラストだった。ハプニングが何一つ起きないのはアノニムが完璧すぎるせいか。
最後に、これはシリーズ化してほしい!過去が描かれたのはジェットだけだが、他のメンバーがどんな経緯でアノニムに入ったのか、その後ゼウスやヘロデがどうなったのか、とても気になる。
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現代アーティスト、ジャクソン・ポロックの幻の作品「ナンバー・ゼロ」をめぐる物語。アートを守る謎の組織「アノニム」と欲しいものはどうやってでも手に入れる闇の大物「ゼウス」。欲を言えばこの二者の攻防がもっと書かれててもいいかなと。
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早い段階で流れが読めてしまったし、
割とハプニングもないまま、最後までさくっといっちゃったなーという感じでした。
マハさんの作品は、世の中そんなうまくいかんやろ…と思う話も多いと思うのですが、笑
この作品もそのひとつでした。
ただ、アートのオークションのシーンの緊張感や、
やたらと煌びやかでゴージャスで才能あふれる登場人物にはワクワクさせていただきました。
こんなすごい人たち身近にいないので、
想像して楽しめるのが小説の醍醐味。
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ルパンとかオーシャンズシリーズのような華麗で最新鋭な技術を使い、致している事は鼠小僧のようにあくまでアートのために。
アート関係各界のトップクラスのメンバーからなるアノニムというチーム。そしてそのチームリーダーのジェットによるテンポの良いストーリーで、サクサク読み終えました。
原田マハさんのアートについての作品が好きで、今回も楽しませて頂きましたが、欲を言うとポロックについての深掘りも見たかったかなぁと。いつも沢山の画家と作品が出てきて、(全く無知故に)ネットで調べながら、こんな作品なんだ〜!って思いながら読むのも楽しみで。
また、メンバーそれぞれの事情ももう少し知りたかった!頁数が少ない!って思うくらい面白かったんですけどね。英才君のその後とかね。
ジェットが素敵でした♡
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いつもと違うテイストで面白かったが、なんとなく中途半端な終わり方で消化不良。
最後、ライバルはどうしたのか知りたかった。